ユーミンvsみゆき
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
今週はベスト3に、なんとあの松任谷由実と中島みゆきという、よく比較・ライバル視される2大女性シンガーが並びました。
ただし1位はこちら。ポルノグラフィティ「PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary“ALL TIME SINGLES”」。タイトル通り、デビュー15周年の彼らが、デビュー曲「アポロ」以降のシング曲を収録したシングル集。うん、ジャケットはおもいっきりデビュー曲からですね。ベスト盤はこれで3作目になります。初動売上8万5千枚は、オリジナルとしての前作「PANORAMA PORNO」の5万6千枚よりアップ。ベスト盤としては、2枚同時リリースした前作「PORNO GRAFFITTI BEST ACE」「JOKER」のうち1位を獲得した「ACE」の10万4千枚よりダウン。ただ、3作目のベスト盤の割りには下げ幅も小さく、健闘した方かも。
そして2位3位にユーミンとみゆきが並びました。結果は2位松任谷由実「POP CLASSICO」、3位中島みゆき「十二単~Singles4~」とユーミンの勝ち。ユーミンは約2年7ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。初動売上6万枚は、オリジナルとしての前作「Road Show」の3万3千枚から大きくアップ。ベスト盤のリリースがあったり、映画「風立ちぬ」の主題歌に「ひこうき雲」が起用されたりと、ここに来て話題になることが多くなり、ファンが若干戻ってきたのでしょうか?みゆきは、「Signles2000」に続くシングル集。2003年から今年までにリリースされたシングルとそのカップリングを収録しています。初動売上3万5千枚は、直近のオリジナルアルバム「常夜灯」の2万5千枚よりアップ。ベスト盤としては、2006年にリリースされたベスト盤「元気ですか」の1万枚よりは大きくアップしていますが、2002年にリリースしたシングル集「Singles2000」の6万6千枚よりは大きくダウンしてしまいました。
続いて4位以下の初登場ですがまず4位。氷川きよし「演歌名曲コレクション19~満天の瞳~」がランクインです。初動売上2万9千枚は前作「演歌名曲コレクション18~しぐれの港~」の2万6千枚からアップ。前々作「演歌名曲コレクション17~最後と決めた女だから~」と同水準に戻しています。
5位には三浦大知「The Entertainer」が入ってきました。ソロでは4作目ですが、これで2作連続のベスト10ヒットに。初動売上2万4千枚も、前作「D.M.」の1万8千枚からアップさせ、5位はもちろん自己最高位。ここに来て、確実に人気を伸ばしてきています。
6位に初登場が人気女性声優田村ゆかり「螺旋の果実」でした。初動売上は2万2千枚。前作がベスト盤の「Everlasting Gift」で、こちらの初動2万7千枚よりはダウンしましたが、オリジナルの前作「春待ちソレイユ」の2万1千枚からは微増しています。
9位は765PRO ALLSTARS名義で「THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+GRE@TEST BEST! -COOL&BITTER!-」がランクイン。ゲームソフト「アイドルマスター」で使われたキャラソンの代表曲を集めたベスト盤の第3弾。初動売上は1万4千枚で、第2弾「THE IDOLM@STER 765PRO ALLSTARS+ GRE@TEST BEST! -SWEET&SMILE!-」の1万6千枚よりは若干ダウンしています。
最後、10位にはアメリカの人気HIP HOPシンガーEMINEMの「THE MARSHALL MATHERS LP2」がランクインです。こちら、2000年にリリースして世界中で大ヒットし、EMINEMの名前を一躍メジャーなものとした「THE MARSHALL MATHERS LP」の続編的なアルバム。初動売上1万1千枚は、残念ながら前作「Recovery」の2万枚よりダウン。しかしアメリカでは1週目に79万2千枚という驚異的な売上を記録。さらにこの記録は前作「Recovery」の初動74万1千枚を上回るという結果になっており、変わらぬどころか、いまだに右肩上がりの人気を見せつける結果となっています。
今週のアルバムチャートは以上。チャート評はまた来週の水曜日に!
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