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2013年10月 5日 (土)

話題のバンドのデビュー作!

Title:SNAPSHOT
Musician:THE STRYPES

平均年齢16歳という若さながらも、ルーツオリエンテッドなガレージロックを奏で大きな話題となったTHE STRYPES。10月からの来日公演も早々にソールドアウトするなど、日本でも大きな話題となっています。4月に日本独自企画のミニアルバムがリリースされましたが、ついに待望のデビューアルバムが発売されました。

4月にリリースされたミニアルバムに収録されたオリジナル曲2曲は今回のアルバムにも収録。前作は、過半数がカバー曲でしたが、今回は全13曲(ボーナストラックを除く)のうちカバーは5曲と、先達者に対しての敬意を払いながらも、オリジナルの割合を増やしています。

楽曲の雰囲気は、基本的にその4月のミニアルバムと大きくはかわりません。ブルースの要素を強く取り入れ、60年代のガレージロックからの影響が強いシンプルなガレージロック。また、70年代に活躍したイギリスのパブロックバンドDR.FEELGOODからの影響も指摘されています。

前のミニアルバムの感想の時も書いたのですが、2000年代初頭に「ロックンロール・リヴァイバル」というブームがあり、ルーツオリエンテッドなガレージバンドが多くデビューしました。それから10年。また、こういうタイプのロックバンドが話題になってくるあたり(前のミニアルバムのレビューにも書いたのですが)こういうタイプの音って、みんな好きなんだなぁ、ということを強く感じます。

ただTHE STRYPESについては、そのロックンロール・リヴァイバルで出てきたバンド以上にルーツに対して無邪気に楽しんでロックしているように感じました。例えばTHE STROKESやTHE HIVESに比べ、彼らはよりルーツ志向を強く感じます。ただその一方で、THE WHITE STRIPESのようなルース志向が強いバンドに比べて、もっと気軽にブルースやロックンロールで楽しんでいる、という印象を受けました。

そのため、彼らが産みだして来る音楽は、聴いていてとにかく楽しい!という印象を強く受けます。無駄なサウンドが一切ないシンプルなバンドサウンドに、軽快なギターリフ、ポップなメロディー。ロックンロールという音楽が本来持っているエンタテイメント性をしっかりとその音楽の中に取り込んでいるバンドではないでしょうか。

そして私はそんな楽しい彼らのロックンロールにすっかりはまってしまいました!今回のアルバムではミニアルバムにも収録されていた「BLUE COLLAR JANE」のような、ガレージなロックンロールナンバーから、「ANGLE EYES」のように本格的なブルースナンバー、「HEART OF THE CITY」のようにむしろパンクからの影響を感じるナンバーなどもあり、THE STRYPESの様々な顔も感じることが出来ます。ここらへんの様々な要素をどのように生かしていくのか、今後の活躍も楽しみになってきます。

今年のベスト盤候補の1枚。ライブも行きたかったな・・・。とにかく、今後のロックシーンをもっともっと楽しくしてくれそうな、今後も楽しみなバンドです。

評価:★★★★★

THE STRYPES 過去の作品
BLUE COLLAR JANE

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