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2013年9月30日 (月)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN その3

その2より

Nakatsugawa07

←こちらの写真はメインステージです。

子供ばんど@REDEMPTION STAGE

続いてはサブステージで、おととし再結成し、今年25年ぶりとなるアルバムをリリースした子供ばんどのステージ。子供ばんどについては、タレントや俳優として活躍している(最近は以前ほど見かけなくなってしまいましたが・・・)うじきつよしが以前いたバンド、ということだけ知っていて、どんなバンドなのか全く知らず、個人的にちょっと「謎のバンド」みたいなイメージがありました(笑)。で、全く音を聴いたことない状態でステージを見たのですが、これが予想以上に素晴らしいステージでした。

バンドサウンドはかなり骨太で、ハードなロック。ただ、一方で意外とメロディアスだったり、バンドサウンドは比較的シンプルだったりと、どちらかというとオルタナティヴロック的な要素も強く感じる演奏で、活動していた時期は80年代なのですが、80年代的な匂いはあまり感じず、むしろその後の90年代以降の要素を強く感じました。

うじきつよしもテレビのバラエティーや俳優としてみせる顔とは全く違う、「ロックおじさん」といった感じ(笑)。完全にロッカーとしての顔になっていました。ただ、途中のMCはかなりユーモラスで、ここらへんはタレントとして活躍していた彼らしい感じ(笑)。

90年代以降、長く活動を休止していたとは思えないような現役感もあるステージで、正直、予想していたよりもはるかに良いステージでした。これは是非ともCDでも聴いてみたいし、ライブにも足を運んでみたいです。

MANNISH BOYS@REVOLUTION STAGE

そして続いてはメインステージに戻り、斉藤和義と中村達也のユニット、MANNISH BOYSのライブに。最初はMUDDY WATERSの「MANNISH BOY」が流れる中、ライブがスタート。「MANNISH BOYSのテーマ」からはじまりました。

前半は、斉藤和義のギターと中村達也のドラムだけのステージ。せっちゃんのライブは先日見たばかりですが、彼のギターはあきらかにその時よりもヘヴィー。中村達也のドラムは迫力あるヘヴィーなものというよりは、丁寧にビートを刻んでいるという印象で、せっちゃんのギターとはりあっている、というよりも2人でともに音楽を作り上げている、というイメージ。ただ、2ピースの演奏ながらも迫力あるサウンドを作り上げていて、2人の演奏だけで魅せられてしまうステージでした。

中盤の「ないない!」ではせっちゃんと中村達也のパートがチェンジ。強烈な社会批判の歌詞が特徴的なこの曲ですが、ライブでは途中、曲が中断。「このたび内閣総理大臣に就任した中村達也です」という挨拶から、ちょっとしたコントに。「リニアもたくさん電気を使うように再稼動を」と中村達也が言ったり、せっちゃんが、例の東京五輪招致のプレゼンにかけて「世界にむけてよくもあんな嘘を」と言ったり、かなり強烈な皮肉をコントのように繰り出していました。

その後はベース+キーボードに堀江博久が参加。タイトな前半と比べて、音に厚みの増したステージに。さらに「あいされたいやつらのひとりごと」では、ご存知名古屋弁が曲に出たり、名古屋の有名店が歌詞に盛り込まれたりする曲なのですが、さほどそこに歓声がわかなかったのはちょっと露骨すぎるから?それとも名古屋じゃなくて岐阜だから??ただ、途中にワンフレーズだけ「ずっと嘘だった」をせっちゃんが歌った時は会場が一気に沸きました。そして最後はまた「MANNISH BOYSのテーマ」で締めくくり。50分に及ぶステージが終わりました。

さてMANNISH BOYSのステージ、途中にあまりMCも入れず、一気に突っ走るようなライブでした。先日見たせっちゃんのステージが、まったりとした雰囲気だったのに対して、こちらは尖ったようなイメージのステージ。社会批判も強烈な曲が多いMANNISH BOYSですが、ステージでも社会に対する強烈なメッセージが印象的な、熱いステージでした。

岡本真夜@RESPECT STAGE

そんなMANNISH BOYSのライブから一転、RESPECT STAGEのトリを飾る岡本真夜のライブは、ロック主体のメンバーの中でちょっと異色とも言えるラインナップ。この日は、彼女の弾き語りとアコギ1本での聴かせるステージとなりました。

ライブはいきなり広末涼子に提供した懐かしい「大スキ!」のカバーからスタート。その後も「Alone」、さらにアコギ1本だけで「宝物」「Will…~未来へのプレゼント」と90年代の彼女の曲が続き、懐かしい気持ちになりながら、その歌声に耳を傾けます。その後の「Smile」では、途中のパートを観客に歌わせたりして、会場を盛り上げていました(ただ、歌わせるパートがちょっと難しくて、ギターの方にも突っ込みを入れられていました(笑))。

最後は「みんなもきっと聴きたかった曲」ということで再度ピアノ弾き語りでおなじみの大ヒット曲「Tomorrow」へ。サビの部分ではみんなで大合唱となりました。この日はハードなロックの曲ばかりを聴いてきましたが、やはりこういうポップもいいなぁ、としんみりした気分になりながら、ステージは幕を下ろしました。

岡本真夜のライブ、基本的に1曲1曲の間にMCの入る、まったりした気分のステージでした。岡本真夜ははじめてライブを見たのですが、ほんわかしたとてもかわいらしい方でその雰囲気が会場にまで伝わっていました。ロックフェスの中で毛色の違う彼女でしたが、ステージには予想以上に多くの方がつめかけていて、「Tomorrow」ではみんな合唱。なんだみんなやはりポップも好きなんだ、ということも感じました。

ちなみにRESPECT STAGEの横ではライブペインティングということで画家の方がリアルタイムで絵を描くパフォーマンスを行っていたのですが、そこのステージに乗って、4、5歳くらいの小さな子供が2、3人、岡本真夜の曲にあわせておもいっきり飛び跳ねて踊っていたのがすごくかわいらしくて印象に残りました。この日、一番ほんわかした出来事だったかも。

THEATRE BROOK@REVOLUTION STAGE

そしてこのフェスの大トリを飾るのが主催者佐藤タイジ率いるTHEATRE BROOK。岡本真夜のステージと重なっていたため終盤から参加となりました。ちょうどステージに来た時は、ゲストコーラスの堂珍嘉邦が呼び出されたところ。彼がコーラスに参加し1曲披露した後、最後に彼らの代表曲「ありったけの愛」。歌詞の「その上の太陽は ありったけの愛だけで出来てると思いませんか?」というフレーズが、まさにこのフェスにピッタリのナンバー!この曲では、このフェスの参加者が次々とステージに登場!OKAMOTO'SやSOIL、ACIDMAN、MANNISH BOYSの2人やうじきつよし、山口洋や武藤昭平、冷牟田竜之に畠山美由紀、さらにさきほどまでライブをしていた岡本真夜も登場。まさに最後を締めくくるのにふさわしい賑やかなステージになりました。

最後を締めくくる佐藤タイジのMCでは、「来年も絶対やります!」と高らかに宣言。会場は盛り上がり、幸せの気分の中、このフェスが幕を閉じました。

そんな訳で、21日22日の2日間にわたるロックフェス中津川THE SOLAR BUDOKAN。幸運なことに、2日間、全くの雨も降らず大成功のうち幕を下ろしました。ちなみに、ライブが終わったちょっと後にいきなりゲリラ豪雨のような大雨が会場を襲ったとか(私は既にバスに乗り込んだ後でした)。このタイミングの良さといい、実に恵まれたフェスだったと思います。

今回、はじめてのフェスだったのですが、正直、ほとんどマイナス面が見つからないほど、会場の雰囲気、観客のマナー、トイレ、食事、運営その他諸々、文句のないフェスでした。観客の多すぎず少なすぎず。行きも帰りもバスはほとんど待たずに(ただ行きのシャトルバスは時間によっては1時間程度の待ちになったみたいですが)ストレスをほとんど感じませんでした。

今回は太陽光でロックフェスという趣旨で行われたイベント。和田唱や山口洋などもMCで言っていたのですが、やみくもに「反対」を叫ぶのではなく、代替案を提示してポジティブな雰囲気を出しているという点も、このイベントの雰囲気をよくしている大きな要素だったと思います。

また、それに加えて、参加したミュージシャンの面子も絶妙。OKAMOTO'Sや黒猫チェルシーのような期待の若手から、トライセラ、ACIDMANのような中堅、ベテラン勢もBUCK-TICKのような30代40代あたりにアピールできるミュージシャンから、チャボ、泉谷しげるような、もっと上の世代のミュージシャンまでバラエティーに富んでいて、かつ、どのミュージシャンも実力派揃い。正直、最初発表されたラインナップを見た時はちょっと地味かな?とも感じたのですが、どのステージも大満足。いろいろなフェスに足を運びましたが、これだけ「ハズレ」のないフェスも数少ないかもしれません。

そんな幅広いラインナップを反映してか、観客層もかなり広かったのも印象的。10代の若者から、20代30代、さらには家族連れも多かったですし、この手のフェスでは珍しい、50代あたりの観客もチラホラ。まさにすべての世代が楽しめるイベントになっていました。

個人的にいままでいろいろなフェスに足を運びましたが、フジやサマソニ、エゾロック、ここ最近はまっているスキヤキあたりを含めても、会場の雰囲気、運営の良さ、ライブの素晴らしさ、トータルで考えても、私がこれまでに行ったことのあるフェスの中でも指折り上位に入るフェスだったと思います。こんな素敵なフェスが、地元から比較的気軽に行けるような場所で開催されたことがとてもうれしくなりました。是非、来年も開催してほしい!来年も是非とも足を運びたい、そう思ったフェスでした。

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