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2013年9月 8日 (日)

デビュー20周年

Title:イエモン-FAN'S BEST SELECTION-
Musician:THE YELLOW MONKEY

昨年、デビュー20周年を迎えたTHE YELLOW MONKEY。2004年の解散から、そろそろ10年近くが経つのに、いまだに高い人気を誇っています。このアルバムは、そのデビュー20周年企画の最後を飾るベストアルバム。ファン投票により上位となった楽曲を集めたアルバムだそうです。

ちなみに、このなんともいえないジャケットを飾っているのはお笑いコンビ・野性爆弾の川島邦裕だそうです。Amazonのレビューを見る限り、かな~~り評判悪いんですが(笑)。まあ、もっとも、この奇妙さからいって、評判悪いこと前提で狙ったとしか思えないのですが(笑)。

また、今回アルバムタイトルになった「イエモン」という略称。コアなファンからは敬遠されていたそうですが(よくある話)、「イエモン」という愛称を受け入れてもらうため、また、新しいファンにも手にとってもらえやすいように、あえてこのタイトルにしたとか。

そういうこともあって、80分55秒という、CDとしては最長の時間となったものの、アルバム1枚に収まったというのは、新しいファン向けなのでしょうか。最近リリースされる、いわゆるオールタイムベストは、多くが3枚組。でも、そういうアルバムってボリュームが多すぎて、手を取るのにちょっと躊躇しちゃうんですよね・・・。そういう意味では、まさに初心者向けのアルバムと言えるかもしれません。

さて、肝心の内容なのですが、名曲揃いなのは言うまでもありません。ファン投票の上位16曲を、カウントダウン形式で並べただけという構成も、無骨といえば無骨。ただ、ファンにとっては、どうしても「自分だけのベスト」とかけ離れてしまう部分もあるのでしょうから、変な調整が入らないほうがいいのかも。

で、あらためて彼らの曲を聴くと、いまさらながらなのですが、THE YELLOW MONKEYって、歌謡ロックの完成形だ、という印象を受けます。日本人の壺をつくような、どこか和風、歌謡曲っぽいメロディーながらも、その一方ではグラムロックやオルタナロックなど、洋楽ロックの影響も強く感じます。そのため、90年代のバンドブーム以降、いまだにJ-POPを席巻するビートロックバンドみたいに、ベタなポップになることもなく、かといってクレイジーケンバンドみたいに、「歌謡曲」の面を強く出すこともなく、まさに日本だけのロックのスタイル「歌謡ロック」を見事に体現化したバンドのように思います。そういう意味では、もっと評価されていいバンドなのかも・・・。あらためて彼らの実力を感じたベストアルバムでした。

評価:★★★★★

THE YELLOW MONKEY 過去の作品
COMPLETE SICKS


ほかに聴いたアルバム

HOMELAND 11 blues/tacica

フルアルバムとしては、約2年ぶりとなるtacicaの新作。tacicaというと、最近ボーカルの猪狩翔一がチャットモンチーの橋本絵莉子との結婚を発表し多くの野郎ロックファンのやっかみの対象となり話題となりました。

ただ、彼らのアルバムは何枚か聴いているのですが、どれもポップなメロディーが悪くはないのですが、良くありがちなギターロックバンドの枠組みを出ておらず、いまひとつインパクトが薄いような・・・。その印象は残念ながら本作でも変わらず。聴いている時はそれなりに楽しめるものの、後に残らないアルバムでした。

評価:★★★

tacica 過去の作品
jacaranda
jibun

ASOBITUNES

原宿で、様々なイベントを行い、中田ヤスタカやきゃりーぱみゅぱみゅなど、多くのミュージシャン、モデルが所属するイベント会社、ASOBISYSTEM。そこの所属ミュージシャンの楽曲を集めたオムニバスアルバムがリリースされました。なんといっても、capsuleやきゃりーぱみゅぱみゅなど、今をときめくミュージシャンたちの楽曲が収録されているだけに、大きな注目を集めました。

中田ヤスタカ・・・とイメージされるように、基本的にはいま流行りのEDMの楽曲がメイン。さすがに中田ヤスタカがらみの楽曲については文句なしに楽しめる名曲ばかりでしたが、一方では、よくありがちなEDMという感想に留まってしまうような曲もチラホラ。総じて、エレクトロが好きなら最後まで楽しめるアルバムだとは思うのですが、玉石混合、という印象も同時に受けたオムニバスでした。

評価:★★★★

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