« 76歳の新作が2枚組! | トップページ | そろそろブレイクしてほしいが・・・ »

2013年9月15日 (日)

13年ぶりのワンマン!

BUMP OF CHICKEN 2013 TOUR 「WILLPOLIS」

会場 日本ガイシホール 日時 2013年9月9日(月) 18:30~

Bump_live1

先日、ベスト盤を2枚同時にリリースしたBUMP OF CHICKEN。それに続くライブということで、ベスト盤的な選曲になりそう・・・という期待もあり、久しぶりにワンマンに足を運んでみました。彼らのワンマンライブに行くのは、メジャーデビュー直前の2000年、渋谷クワトロでのライブ以来(!)。実に13年ぶり。イベントなどでのステージも、2004年に「RUSH BALL」で見た以来なので、実に9年ぶりのステージとなりました。

日本ガイシホールは立ち見も出るほど満員。アリーナはブロック制のスタンディングだったので、客の入りとしてはいままで見たここでのライブでは一番だったかも。やがて時間を5分ほど過ぎると、まずは会場にラヴェルの「ボレロ」が流れ出します。それがやがて徐々に大きくなると会場の雰囲気も盛り上がってきて、ライブがスタートとなりました。

最初はなぜかアニメの映像からスタート。ジブリ映画に出てくるような飛行艇にのり、光る石のようなものを捜し求めるショートムービーが数分ながれます。その後、そのアニメを流していたスクリーンが降り、そこにはメンバーが!1曲目「Stage of the ground」からスタートとなりました。

まずライブの第一印象としては、とにかく派手なライブだなぁ、ということでした。アニメ映画からスタートした演出もそうですが、1曲目でいきなり花火も打ち上がり、銀のテープも舞うなど、特効の連続。2曲目「firefly」の時には、大きな風船が観客席の上を舞いました(それも、無線をつかって、曲にあわせていろいろな色に変化していきました)。

Bump_live2

さらにおもしろかったのは、観客全員に配られた⇒このリストバンド。白い部分に無線機がしかけてあり、曲にあわせてバンドの部分が光ります。私のリストバンドは黄色だったのですが、他にも赤や緑、青、白などがあり、それが順番に点滅していき、とてもきれいな風景が観客席に広がり、ファンとしてもそれによって一体感を覚える演出になっていました。

前半はそんな特効の連続で会場は盛り上がり、MCへ。いや、久しぶりのライブなので感想がちょっと「いまさら」感があるのは申し訳ないのですが、最近のバンプのMCはベースのチャマこと直井が担当しているんですね~。昔の藤原の毒舌満載の粋がったMCのイメージが(13年たった今でも(^^;;)強かっただけに、予想以上に「普通」のMCだったのは、ちょっとビックリしました。

その後は「sailing days」でまた盛り上がった後、しんみりと聴かせる曲のコーナーへ。「ゼロ」「プラネタリウム」「花の名」としんみりと聴かせてちょっとクールダウンした後は、藤原君の「この曲知ってる?」というワンフレーズ聴かせて会場が盛り上がり「うれしいよね」と答えた後は「ダイヤモンド」へ!13年前にも聴いた懐かしいメジャーデビュー曲に、私個人もうれしくなってしまいました。

それが終わると、なんとメンバー全員がステージ上から観客席へ。ファンと握手をしながら、会場後方に設けられたセンターステージへと移ります。ここでアコースティック編成で「グッドラック」、さらにユーモラスな「かさぶたぶたぶ」を披露してくれました。後方のファンにとっては、思わぬ間近での演奏に、会場はまた盛り上がります。

そして再び前のステージへ。ここからは一気に盛り上がります。「メーデー」「カルマ」個人的に聴きたかった「車輪の唄」ときておなじみ「天体観測」へ。最後は「fire sign」で締めくくり。後半は再び大きな風船が会場を舞い、最高のテンションのまま本編が終わりました。

もちろん、その後はアンコールへ。こちらは意外とあっさりメンバーが再登場。Tシャツなどの物販宣伝のMCをやった後、「宇宙飛行士への手紙」そして「真っ赤な空を見ただろうか」で締めくくりました。最後は、ステージ上から観客をバックとして記念撮影。さらにメンバー全員でまた観客席に降りたり、タオルなどを観客席に投げ入れたり。最後は、チャマが敬礼のポーズで「WILLPOLISツアー、行ってまいります!」と宣言し、会場を去っていきました。

さて、そんな訳で、13年ぶりのバンプワンマン。まずはとても楽しかったです!というか、この間のベスト盤を聴いてから、久しぶりにバンプ熱が再燃しているかも(笑)。いまさらながらですが、やはりバンプはいい曲をたくさん書いているなぁ。全2時間半のライブ。あっという間のとても楽しい時間でした。

ただ、ライブ自体を言えば、ちょっと不満も。まず第一に音が悪かった・・・(苦笑)。さすがに13年前のような演奏の酷さはなかったとはいえ、決してライブで魅了されたり、その音に圧倒されたりするようなステージではなく、バンプの曲が好き!という方でないと、積極的にはお薦めしがたいかも。また、2時間半という長さの割りにはちょっと曲が少なめだったのも残念。「K」とか「ガラスのブルース」とかも聴きたかったな・・・。

チャマを中心としたMCもすっかり丸くなってしまいましたし(笑)、メンバー4人が和気藹々と演っている雰囲気のステージは好印象だったかも。特効やスクリーンでの演出をバリバリ使ったステージに、さすがはアリーナクラスの人気のミュージシャンだ、と感じました。

しかし一方で、楽曲自体はあくまでも4人のみ。とてもシンプルなギターロックで、演出抜きにステージ上の彼らだけ見つめると、その演奏スタイルは13年前と変わりません。ともすれば、そのまま下北沢のライブハウスで演奏できそうなスタイル。いくら大きくなっても、ギターロックバンドとして、変わらない部分を持ち続けている彼らの姿に、うれしくなりました。

そんな訳で13年ぶりのワンマンでしたが、次はもうちょっと短いスパンで行きたいなぁ。心に染みるような名曲の数々に、幸せな気分になれるライブでした。

|

« 76歳の新作が2枚組! | トップページ | そろそろブレイクしてほしいが・・・ »

ライブレポート2013年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 13年ぶりのワンマン!:

« 76歳の新作が2枚組! | トップページ | そろそろブレイクしてほしいが・・・ »