山崎まさよし入門
山崎まさよしのベストアルバムが2枚同時にリリースされました。
Title:The Road to YAMAZAKI~the BEST for beginners~[STANDARDS]
Musician:山崎まさよし
こちらが、ライブでの定番曲などを収録した作品。「One more time,One more chance」や「僕はここにいる」などといった、おなじみの代表曲が収録されています。
そして・・・
Title:The Road to YAMAZAKI~the BEST for beginners~[SOLO ACOUSTICS]
Musician:山崎まさよし
こちらは、アコースティックギターのソロ演奏が楽しめる「企画盤」的な内容になっていました。
今回のアルバム、「山崎まさよし入門」というコンセプトで作成されたベスト盤ということで、1枚2,000円という安めの値段といい、初心者が手に取り易い内容になっていました。特に「STANDARDS」は、そのタイトルの通り、山崎まさよしの代表曲、おなじみのナンバーがズラリと並んだアルバム。全10曲というボリュームもちょうど良い感じですし、企画どおり、入門盤としては最適な1枚かもしれません。
ただ、そんなベスト盤にも関わらず、2枚通して聴いた感想としては、名曲揃いなのはわかるけど、何か物足りない、なんでだ???といったものでした。
2枚あわせて20曲の選曲にも関わらず、バージョン違いで「One more time,One more chance」と「セロリ」が重なっている、という点も、物足りなさを感じる要因だったかも。「入門」でありながら、おなじみのシングル曲よりも、ライブの定番曲を選んでいるから、というのも理由かも?
「入門盤」といいながらも、ライブ人気主体の選曲や、アコースティックソロで、アルバム1枚をつくってしまうあたり、妙にコアなファン向けのスタンスも垣間見えてしまうあたりが、そんなに熱心なファンではない私にとって、物足りなさを感じてしまった理由かもしれません。
もちろん、アコースティックソロも、山崎まさよしの大きな魅力な訳で、そういう意味では、彼の魅力を様々な側面から切り取った2枚のアルバム、と言えるのかもしれませんが・・・。「STANDARDS」が文字通り、「入門盤」としたら、「SOLO ACOUSTICS」は、ファン向けの企画盤という要素が強いかも。
評価:
STANDARDS ★★★★★
SOLO ACOUSTICS ★★★★
山崎まさよし 過去の作品
COVER ALL-YO!
COVER ALL-HO!
IN MY HOUSE
HOBO'S MUSIC
Concert at SUNTORY HALL
ほかに聴いたアルバム
HEARTBREAKIN'/土岐麻子
土岐麻子の最新作は、これぞシティーポップといった感じの、軽快な、王道のポップチューンの連続。変な気負いもなく、歌いたい曲を歌いたいように歌っているだけ、といった印象が。実に土岐麻子らしい作品とも言えるアルバムでした。ただ、ちょっと新鮮味といったものは薄いのですが・・・。
評価:★★★★
土岐麻子 過去のアルバム
TALKIN'
Summerin'
TOUCH
VOICE~WORKS BEST~
乱反射ガール
BEST! 2004-2011
CASSETTEFUL DAYS~Japanese Pops Covers~
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