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2013年8月14日 (水)

話題の復帰作が見事1位獲得

今週のシングルチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

話題のあの復帰作が1位獲得です。

5年ぶりに活動再開を発表したサザンオールスターズ。その5年ぶりとなるニューシングル「ピースとハイライト」が見事1位を獲得しました。初動売上20万7千枚。活動休止前のラストシングルとなった「I AM YOUR SINGER」の35万7千枚は下回ってしまいましたが、その前のシングル「DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~」の13万3千枚は大きく上回っており、サザン人気健在を見せつけました。また、これで1980年代から2010年代の4年代にわたって1位獲得。これは中島みゆきに並ぶ2組目の快挙だそうです。中島みゆきも、確かにいまだに高い人気を誇っていますが、ただ、ここ最近の1位獲得はどちらかというとタイアップ効果によるもの。一方、サザンはおそらくタイアップ抜きでも十分1位獲得できるだけの人気を維持しており、そう考えると、彼らの人気のすさまじさを感じます。

今回の作品は昨今の日本をめぐる国際情勢の中で、平和を歌う、メッセージ性の高い歌。楽曲の内容自体は、「お隣さんともっと仲良くしよう」と歌う、当たり障りのない内容ですが、注目を集める復帰後初のシングルに、こういうメッセージ性ある曲を出してくるというあたり、桑田佳祐の、今の日本に対する憂いの強さを感じます。また、その歌詞の内容から、一部のネット右翼からバッシングもあるみたいですが、こういうストレートな平和を願う曲にすらバッシングが起きるという異常な状況こそ、おそらく桑田佳祐が憂い、こういう曲を歌わざるを得なくなった大きな理由のように感じます。ただ、なんだかんだいっても、20万枚を超えるヒットを記録し、1位を獲得したという事実は、まだ日本は捨てたもんじゃない、ということも感じることが出来るチャートでした。

2位は元KAT-TUN赤西仁「HEY WHAT'S UP?」が獲得。初動売上は11万4千枚。前作「seasons」が初動9万7千枚なので、そちらよりアップという結果に。黒木メイサとの結婚の後、活動休止状態になっていた彼ですが、イベント効果などもあったものの、復帰後初のシングルは見事前作の初動を超える内容に。ただ、サザン発売の週にぶつけられるあたり、彼のジャニーズ事務所内での位置付けが垣間見れます・・・。

3位は、K-POPの男性アイドルグループ超新星「WINNER」がランクインです。いつも通りのK-POPらしいエレクトロのポップナンバーなのですが、初動売上は10万2千枚と、前作「抱・き・し・め・た・い」の4万7千枚から大幅アップ。イベント効果なども強いようですが、前作でも集客イベントを行っており、純粋な人気も高まっている模様。

続いて4位以下の初登場ですが、まず4位にはAcid Black Cherry「Greed Greed Greed」がランクイン。TBS系ドラマ「悪霊病棟」主題歌。メタルチックなアレンジながらも、メロディーはいつも通りのポップなヴィジュアル系路線。初動売上5万8千枚は、前作「イエス」の5万4千枚から若干アップしています。

さて、今週も5位から7位まで、女性アイドルグループがズラリ。ただそのうち5位Flower「太陽と向日葵」、7位Happiness「Sunshine Dream ~一度きりの夏~」は、同じ事務所、LDH(EXILEの事務所)所属のアイドルグループのシングル。「武者修行」と称して、お互いを競わせた結果、Flowerは初動4万5千枚で、前作「恋人がサンタクロース」の1万3千枚から、Happinessは初動3万3千枚で、前作「We Can Fly」の8千枚から大幅アップ。特にHappinessはこれが初のベスト10ヒットになりました。同じ事務所のユニット同士を競わせる企画は、外野から見ると、心底どうでもいい企画なのですが、その効果は如実にあらわれた模様です。

そんな2組にはさまれて6位に入ってきたのがアイドリング!!!「サマーライオン」。初動売上4万枚は、前作「さくらサンキュー」3万7千枚から若干アップ。前々作「One Up!!!」が4万2千枚なので、4万枚前後で安定している感じ。

8位は、アニメ「Free!」エンディングテーマ、STYLE FREE「SPLASH FREE」がランクイン。アニメ出演者によるキャラクターソング。まんまジャニーズ系のアイドルソングといった感じの、特に特徴のない楽曲。

そして最後、10位には、遊助ことタレント上地雄輔の「とうもろこし」がランクインしています。初動売上2万5千枚は、前作「檸檬」の3万2千枚からダウン。ソロデビュー以来、順調に(?)売上と順位を落とし、本作ではついにベスト10ギリギリに。もっとも、通常ならばもっと上位に食い込める初動枚数で、ギリギリ10位は、ここ最近では珍しい高水準のチャートの影響ですが。

そんな感じで、今週のシングルチャートは以上。明日はアルバムチャート!

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