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2013年8月27日 (火)

今年もスキヤキへ!

スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド

会場:富山県南砺市ヘリオス/フローラルパーク 日時:2013年8月24日(土)、25日(日)

毎年、夏の終わりに富山・福野で開催され、今年で23回目になる日本最大級のワールドミュージックのイベント、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド。昨年、はじめて参加して、すっかりその魅力にはまってしまったのですが、今年も行ってきました!

前日、富山地域を襲った記録的豪雨の影響で、私が乗車した特急ひだは1時間近く遅れて富山駅に到着。波乱の幕開け(?)だったのですが、なんとか参加したいと思っていた15時半からのイベントには間に合いました。おかげで、ゆっくり昼食を食べている時間がなくなってしまいましたが・・・。

Sukiyaki13_01

←福野駅から会場であるヘリオス(福野文化創造センター)までの道には、昨年と同様、スキヤキの旗が飾られていて、気分が盛り上がります。

今回、まず参加したのは、このヘリオス内のアートスペースで行われた、今回のイベントの大トリを務める予定となっている、アフリカ音楽のスーパースターの一人、ジンバブエのミュージシャン、オリヴァー・ムトゥクジ(Oliver Mtukudzi)の公開インタビューでした。

公開インタビューは、司会者と、ジンバブエの音楽に詳しいライターの方、そしてもちろんオリヴァー本人をまじえて進んでいきました。以下、オリヴァー本人の言葉で、印象に残ったものを抜書き。

・(彼のパフォーマンスにはユーモラスなものが多いという指摘に対して)歌は人の心を癒すものであり、攻撃的であってはいかない。ユーモアであることによって、歌が人の心に届く。ショナ人(オリヴァーはショナ民族だそうです)にとって、ユーモアは文化。なにか問題があっても、ユーモアで笑い飛ばす。笑顔が大事。

・(女性について)女性は国民、民族を生み出すものである。いい生活は女性から生まれる。

・(女性にもてる秘訣を聞かれて)笑顔をつくればもてますよ(笑)。

・(バンドに若いミュージシャンを起用している意味)若手にいろいろな文化を知ってもらいたい。その上で、ジンバブエに戻って、そのことを生かしてもらいたい。

・(インタビューの中で、よく「正しい道」という言葉を使われますが・・・)「正しい道」というのは、自分自身を信じること。私は、そのメンタリティーを持っていたから、長く音楽活動を続けられた。

ざっと簡単な要約ですが、1時間半にわたり、貴重なお話しを聞くことが出来ました。特にオリヴァー本人、音楽を通じて、人々を癒す、あるいは(上にも出てきた)「正しい道」に啓蒙することに対してとても意識的に行っていることを感じました。人々を癒すためにも、ユーモアあふれるステージを作っているということで、翌日のステージも、とても楽しみになってくるようなインタビューでした。

さて、公開インタビューが終わると、「スキヤキ・パレード」。市民の音楽隊や、ミュージシャンたちが、福野駅から、次のフローラルステージの会場である、園芸植物園まで練り歩きます。

Sukiyaki13_02

↑こんな感じで、パレードが。向うには、山車も見えます。

他にも、小学生や中学生の音楽隊や、ちんどん屋なども登場し、楽しく街を練り歩いていました。田舎町なのですが、この時ばかりは街の人たちも出てきていて、沿道はかなりの賑わい。なんとなく、去年より見物客はちょっと多かったような・・・??

ちなみにさきほどまでインタビューを受けていたオリヴァー・ムトゥクジも、沿道に出て、パレードを楽しんでいました。

それで、やはりパレードでよかったのが、昨年、カフェステージでとても熱いステージを見せてくれた、世田谷から来た、ブラジルの伝統的楽器「マラカトゥ」を演奏する集団、バッキバ。

Sukiyaki13_03

メンバーみんなで統率の取れた、迫力のある太鼓のビートがとても印象的。一緒に踊りたくなってくるような楽しい演奏でした。

そんなこんなでパレードを楽しみながら、フローラルステージのある南砺市園芸植物園まで向かいました。

その2

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