いまだに衰えぬパワー
Title:HYDE PARK LIVE
Musician:THE ROLLING STONES
昨年、デビュー50週年を迎えながらも、当初、ベスト盤のリリース程度で目立った活動のなかったローリング・ストーンズ。ただ、秋口から、待望のワールドツアーをスタートさせるなど、徐々に活動を活発化させています。
そんな中、先日行われたロンドンはハイド・パークでのライブを収録したアルバムが、ダウンロード限定、それも7月22日より8月19日の4週間限定でリリースされました。
参考サイト
http://ro69.jp/news/detail/85624
突然のリリースもビックリなのですが、その収録内容もまた代表曲の連続というたまらない内容。「Start Me Up」からスタートし、「Tumbling Dice」「Street Fighting Man」「Gimme Shelter」「Jumping Jack Flash」「Sympathy For the Devil」と、これでもかというほど代表曲を繰り出し、ラストは観客の歓声とともに「(I Can' Get No)Satisfaction」・・・もう、完璧です。
アルバムは、観客の歓声や歌声もそのまま収録。また、途中、MCでのメンバー紹介も入っていて、ライブ会場の空気感もパッケージした内容になっているのがうれしいところ。結果、若干音が悪いようにも思うのですが、それを含めて、ライブの雰囲気が強く感じられるアルバムでした。
メンバーは既に齢70歳になろうかというにも関わらず、年齢を感じさせないアグレッシブなステージも健在。特にミック・ジャガーの歌声は、衰えないなぁ。まあ、そりゃあ昔みたいな若々しさはないかもしれないけど、聴いていて、年齢のことはほとんど感じさせません。このライブ会場の観客を惹き付けるパワーは、感心してしまいます。
一方で、大きな会場でのライブということもあって、アレンジはちょっと過剰気味。ホーンセッションやピアノなどもどんどんといれて、かなり賑やかなステージングに。広い会場でのステージなだけに、賑やかなアレンジがスケール感を出していました。ただ、ちょっと音を埋め尽くすようなアレンジは、個人的にはあまり好みではなかったかも。ちょっと大味のように感じてしまった部分も・・・。
とはいえ、そういう部分を差し引いても、かなり魅力的なライブアルバム。2時間近いボリュームも含めて、非常に満足度の高い作品でした。わずか4週間のみのリリースなので、まだ聴いていない方は急げ!次は、是非、日本にも、来てほしいなぁ。
評価:★★★★★
The Rolling Stones 過去の作品
Shine a Light: Original Soundtrack
Some Girls LIVE IN TEXAS '78
CHECKERBOAD LOUNGE LIVE CHICAGO 1981(邦題 ライヴ・アット・ザ・チェッカーボード・ラウンジ・シカゴ1981)(MUDDY WATERS&THE ROLLING STONES)
GRRR!
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