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2013年7月 2日 (火)

意欲作である2作目

Title:BE
Musician:BEADY EYE

リアム・ギャラガー脱退後のoasisのメンバーによって結成されたBEADY EYEの、2作目となるアルバム。前作「Different Gear, Still Speeding」は、いわばoasisのニューアルバムのような方向性を感じるアルバムでした。このまま「なんちゃってoasis」の路線を進むのか?そんな予感を抱く中リリースされたニューアルバムは、逆に「脱oasis」を感じさせるようなアルバムでした。

冒頭を飾る「FLICK OF THE FINGER」からして、リアムのうねるようなボーカルが特徴的な部分はoasisっぽいものの、ホーンセッションなどと取り入れることにより、どこかoasisとは異なる雰囲気を出しています。「FACE THE CROWD」にしても、アップテンポなギターロックながらも、サウンドは比較的軽い雰囲気で、明らかにoasisとは異なります。

その後の作品に関しても、ホーンセッションを取り入れたり、比較的、軽い雰囲気のサウンドながら、同時にどこかサイケデリックな雰囲気をかもしだしている曲調に。明確にいままでのoasisとは異なった路線を目指した作風に仕上がっています。

でもおもしろいのは、それらの曲に関しても、明確にリアムのボーカルを意識した作風になっている点。どこかねちっこさの残る作風は、リアムの声質にもピッタリ。ここらへん、やはり彼らが、リアム・ギャラガーという稀代のボーカリストをその強みと感じている点を、強く印象付けられました。

この「脱oasis」という方向性には文句ありません。でも、アルバム全体として、どうも地味で、楽曲的には凡作が続いてしまっています。前作も、どこかoasisのパロディーになっていて、メロディーセンスの悪さを感じたのですが、「脱oasis」を目指した結果、そのメロディーセンスの悪さが、如実にあらわれてしまった結果になってしまいました。

ある意味バンドとしての意欲作で、そういう意味では今度の成長に期待したいアルバム、と言えるかもしれません。ただ、そのためには超えなければならない壁は高そうな気がします。こうなることはある程度予想していたのですが・・・でも厳しいなぁ・・・リアムのボーカルは、何度聴いても魅力的なのですが・・・。

評価:★★★

BEADY EYE 過去の作品
DIFFERENT GEAR,STILL SPEEDING


ほかに聴いたアルバム

Noctoumiquet/The Mars Volta

今年1月、メンバーのセドリックが脱退し、事実上のラストアルバムとなってしまった本作。現代版プログレという言い方がふさわしい複雑なリズムにアレンジながらも、哀愁あるメロで聴きやすさも兼ね備えている点は、いつものThe Mars Voltaと同様。ただ、ここ最近の作品に比べると、少々サウンドに仰々しさを感じ、ちょっとはまれなかったかも・・・。

評価:★★★★

THE MARS VOLTA 過去の作品
The Bedlam In Goliath(ゴリアテの混乱)
OCTAHEDRON

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