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2013年6月17日 (月)

橋の下音楽祭 その2

その1から続き

Hashinoshita2013_04

↑メインステージの様子

その後、再び、骸骨の集団が登場。投げ銭をアピールしながら、会場を賑わせて、やがてOOIOOのステージがはじまります。

OOIOO

ご存知ボアダムスのヨシミを中心とした4人組ガールズバンド(って表現にも違和感がありますが(^^;;)。なにげにおそらくライブははじめて。この日も楽しみにしてきたステージでした。

ヨシミのボーカルによる甲高い、何語か不明なボーカルが、不思議なインパクトがあります。ダイナミックな演奏で、バンドの息もピッタリの迫力ある演奏はさすが。特にドラムスの演奏が力強く、胸に響いてきたのが印象的でした。

また、この日のステージでは、ステージ中央の一番いい場所に、インドネシアの民族楽器、ガムランが置かれ、ガムランの奏者2人が、OOIOOのサポートに入っていました。OOIOOのバンドサウンドと、ガムランの高音に響くリズムがピッタリ。ステージのトランシーな雰囲気をより強調していました。

後半は、さらにグイグイとグルーヴ感が増していきライブは盛り上がります。50分弱のステージ、MCはほとんどなしで、音もほぼ途切れることなく、音でちょっとトリップしてしまった、そんな迫力満点のステージでした。なにより演奏力の高さは圧倒的ですね。素晴らしいステージでした。

ソウルフラワーモノノケサミット

そして、この日の一番のお目当て、ソウルフラワーモノノケサミットが登場!彼らの登場前、このイベントのスタッフから、このイベントでの発電システムについての説明がありました。この日のイベントは、すべて太陽光発電によって補っているとか。確かに、会場の横には、大量の太陽光発電のパネルが設置されていました。

メンバーが登場すると、いきなり「サウンドチェック」といいながら、「美しき天然」を聴かせてくれました。途中、「これはサウンドチェックだから聴くな~」なんてコメントを挟みながら(笑)。で、本番。「聞け万国の労働者」「アリラン」さらに「ああ、わからない」とモノノケではおなじみのナンバーが続き、会場は盛り上がります。

中盤では、最近、一緒に仕事をしていたような人が、よく亡くなる・・・という話題になり、まずはバタやんこと田端義夫に捧げるという形で彼のヒット曲「島育ち」を、続いては今年3月に亡くなった、ソウルフラワーと共演したこともある登川誠仁の「国頭ジントーヨー」、さらに、昨年12月に亡くなった小沢昭一が「ソウルフラワーのバージョンもいいねぇ」と言ったらしい「蒲田行進曲」。いずれも最近なくなった方へ捧げる曲でしたが、そこはモノノケ。決してしんみりするわけではなく、陽気な歌で盛り上げつつ、故人を偲んでいました。

そして続いては、「数少ないけどオリジナルを」というMCを挟んで、名曲「満月の夕」へ!で、この曲の途中、なんといきなり電気システムがダウン。会場は一瞬真っ暗になります。でも、この時は観客がみんなで「満月の夕」を熱唱していました。まさに会場がひとつになった印象的な瞬間でした。

その後、なんとか電気システムも復帰し、「お富さん」「がんばろう」、そして最後は「豊年音頭」と続きます。最後の「豊年音頭」では、途中、「原発反対」「核よりおっぱい」「おっぱいおっぱい」という、彼ららしい(笑)コールアンドレスポンズで会場を盛り上げます。そんな最高潮のままライブは終了。時間にして1時間以上のたっぷりなステージ。いやぁ、相変わらずソウルフラワーは楽しい!!すごく幸せな気分になったステージでした。

ソウルフラワーが終わると、メインステージの電気も消え、まだ8時前というのに会場は真っ暗。太陽光発電のみで電気をつくっているだけに、会場の電気もかなり控えめ。でも、そんな中、やがて賑やかな祭りばやしが聴こえてきました。

阿波踊り太閤連

阿波踊り太閤連の集団が、ステージ脇から登場。パレードのように練り歩き、また、会場は盛り上がります。そのまま会場を半周すると、ステージの上へ。ここで賑やかな阿波踊りを披露してくれました。

Hashinoshita2013_05

最近、ワールドミュージックの観点から、阿波踊りなど日本の盆踊りを評価する風潮が強いようです(というか、この日のイベントも、まさにそんな流れの一環ですが)。でもそう考えて、あらためて阿波踊りをこうやって聴くと、アップテンポな太鼓とお鈴からなるビートは、かなりトランス調だったり、時としてファンキーにすら感じたり、決してロックにも負けないパワーを感じました。

最初は踊り子さんたちがステージ上で踊るのをステージ下からながめていたのですが、途中、「みんなも踊りましょう」の掛け声で、提灯を中心として、グルグル回りながら、みんなで踊り始めました。とはいえ、さすがに人がいっぱいすぎて、ちょっとこの時は上手く踊れなかったのですが(^^;;

最後は再び阿波踊り太閤連のみなさんが、会場の一番後ろまで練り歩きます。そして再び、会場の一番後ろのスペースで、みんなで集まり踊り始めました。この時は、踊り子も観客も、まさに一緒になって踊り始めます。この時はかなり盛り上がっていましたね。私ももちろん踊りました(笑)。阿波踊りのパワー、そして日本人の民衆が、本来持っていたパワーをあらためて感じました。

その後もイベントが続き、また翌日も開催されたのですが、私はここで会場を後にしました。

このイベント、去年も実施していて、行きたいなぁ、と思いつつ行けずじまいだったのですが、いやぁ、予想以上に楽しいイベントでした!日本やアジアの民謡、民俗音楽を取り入れたバンドに、阿波踊りやじゃんがら念仏踊りも同列に聴かせるというスタイルで、まさに大衆音楽の魅力をあらためて感じたライブでした。

なによりも無料ということもあってか、観客層も幅広かった。おじいちゃんおばあちゃんから、今風の若者、さらには子供の姿もすごく多かったのが特徴的。また、なぜか犬もたくさん見かけました(笑)。そういう意味では、まさに大衆のための本当の意味でのポピュラーミュージックがここにありました。

会場は意外と広くて、屋台もバリエーションがあって、観客の入りもほどほどで、なによりも音楽は最高で。心の底から楽しめたイベントでした。これは本当に楽しかったなぁ~。また、次回開催の時も、是非とも足を運びたいです!

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