アイドルだらけ・・・
今週のシングルチャート
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今週は、9曲が初登場ですが、うち8曲までがアイドル系というチャートとなっています。
まず1位はAKB48の姉妹グループ、NMB48「僕らのユリイカ」がランクイン。初動売上は48万1千枚で、前作「北川謙二」の31万7千枚より大幅アップしてきました。
2位はEXILEの「Flower Song」が入ってきました。初動売上10万7千枚は、前作「EXILE PRIDE~こんな世界を愛するため~」の56万5千枚より大幅ダウン。もっとも前作は、ファンクラブ向けのライブチケットにCDをつけて、その売上を加算という、AKB48並のチャート戦略を取っていた影響。ただし、前々作「BOW&ARROWS」の初動9万2千枚は上回っています。日テレ系ドラマ「35歳の女子高生」主題歌。ミディアムテンポのメロウなナンバーですが、前作に引き続き、特にこれといって特徴もないR&B風ポップ。
3位にはSUPER JUNIOR DONGHAE & EUNHYUK「I WANNA DANCE」。韓国のアイドルグループSUPER JUNIORのメンバー2人によるユニット。楽曲は、80年代のストレートなファンキーディスコチューンで、そのまんまなディスコナンバーがちょっと懐かしさも感じます。初動売上は5万4千枚。SUPER JUNIORとしての前作「Sexy,Free&Single」の10万9千枚から大幅にダウン。他のメンバーによるユニットSUPER JUNIOR-K.R.Y.の直近作「Promise You」の6万9千枚よりもダウンしています。
続いて、ベスト3以下の初登場ですが、4位もK-POPアイドル。少女時代「LOVE&GIRLS」がこの位置に。タイトル通り、ガーリーな雰囲気を前に出した、軽快で明るいポップチューン。初動売上4万2千枚は、前作「FLOWER POWER」の2万9千枚からアップしたものの、これは前作が、アルバム先行のシングルだった影響。前々作「Oh!」の6万6千枚よりダウンしており、一時期の人気からするとかなり厳しい状況に。他のK-POPアイドル同様、一部の固定ファンのみの人気になってきた模様。
5位は、こちらは日本。男性アイドルグループLead「Upturn」が入ってきています。前作に続きエレクトロ風アレンジの壮大なナンバーで、いかにも「未来への希望」という雰囲気がアイドルソングっぽい感じ。初動売上4万1千枚は、前作「Still」の3万枚からアップ。アイドルブームが続く中、ベテラングループの彼らの人気も盛り返している模様。
6位ランクインはBerryz工房「ゴールデン チャイナタウン」。前作「アジアン セレブレイション」に引き続き、アジアンテイストのディスコチューン。サビはベタベタな80年代アイドル歌謡曲っぽい感じ。初動売上3万1千枚は、その前作の初動2万8千枚から若干アップ。
7位には、アイドルグループさくら学院からの派生ユニット、BABYMETAL「メギツネ」がランクイン。タイトル通り、アレンジが完全にヘヴィーメタルのアイドルグループ。正直、アレンジとボーカルが乖離しちゃった結果、アイドルちっくなボーカルが浮かび上がっていて、ちょっと聴いていて厳しいものが。初動売上2万1千枚は、初のベスト10ヒットとなった前作「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の1万8千枚よりアップ。
9位は、男性アイドルグループDISH//のメジャーデビューシングル「I Can Hear」がランクイン。テレビ東京系アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」エンディング。一応、楽器を持ったバンドスタイルで、今風のミクスチャーロック風のポップソングを歌っています。でも売り文句が「楽器を持ちながら、激しいダンスパフォーマンスも行うという、今だかつてないダンスロックバンド!」・・・・・・いやいや、楽器は「持つ」ものじゃなくて「弾く」ものなんですが・・・(苦笑)。
最後10位には、また出てきた女性アイドルグループ愛乙女★DOLL「Paradise in the summer」がランクイン。正直、似たような多人数の女性アイドルグループが次ぎから次へと出てきて、いい加減うんざりなんですが・・・。初のベスト10ヒットで、初動1万4千枚は、前作「ビターチョコ・バレンタイン」の4千枚より大幅にアップ。
今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートはまた明日!
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