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2013年5月24日 (金)

遊び心はあるものの・・・。

Title:NEVEN
Musician:m-flo

m-floの新作は、基本的に前作「SQUARE ONE」の続編的な位置付け。数多くのゲストミュージシャンが参加していながら、そのミュージシャン名は非公開というスタンスは前作から引き続きですし、楽曲の間に収録されている「ミニドラマ」も基本的に前作の続編になっています。

ただ・・・遊び心満載という意味の原点回帰を楽しませてくれた前作に比べると、正直言って、今回の作品は、少々退屈な作品になっていました。

楽曲は、今風のエレクトロサウンド、いわゆるEDMになっているのは前作から引き続きなのですが、前作からの延長線で、新鮮味はほとんど感じません。また、この手のEDMは、いまや大ブームになってしまっており、いまさらm-floが取り上げる必要性があるの?初期の彼らは、時代の先端を行くような音を、ポップに咀嚼していた点が大きな特徴に感じたのですが、今回の作品は、ただただ流行に流されているようにも思いました。

そして、今回の作品で一番いまひとつに思われたのは、参加しているボーカリストについて、誰についても興味を抱けなかった点。前作「SQUARE ONE」では、ハイスタ難波章浩やら、消臭力のミゲル君やら(あくまでも噂ね)、「おや?これは?」と思えるボーカリストが参加していましたが、今回のアルバムは、いかにもavex系っぽい無個性の無難なボーカルばかり。誰だろう?とネット上の噂を調べてみたくなるような興味すら抱けませんでした。

なんとなく、寸劇の展開といい、もう1作、この路線が続きそうなのですが、もうちょっとm-floらしい驚きがほしいなぁ。あまりにも無難にまとめすぎた感のある今回の作品。もちろんメロディーはポップでそれなりにインパクトもあり、楽しめることは楽しめるのですが、アルバム全体薄味すぎて、印象に残らないアルバムでした。残念・・・。

評価:★★★

m-flo 過去の作品
electriCOLOR -COMPLETE REMIX-
Award SuperNova-Loves Best-
m-flo inside-WORKS BEST III-
MF10 -10th ANNIVERSARY BEST-
m-flo inside-WORKS BEST IV-
SQUARE ONE
m-flo DJ MIX"BON ENKAI"

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