新譜は少なめ
今週のアルバムチャート
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今週は、新譜は少なめのアルバムチャート。ベスト10のうち、新譜は5枚のみでした。
そんな中で1位を獲得したのが、おそらく、アイドル系以外で、昨年、最もブレイクしたミュージシャン、ゴールデンボンバーの「ザ・パスト・マスターズVol.1」。ご存知、ビートルズのアルバムタイトルからのパクリなわけですが、ビートルズと同様、こちらも、これまでのアルバムに収録されなかった曲を収録した企画盤となっています。
初動売上は11万3千枚で、前作「ゴールデンアルバム」の6万6千枚から大幅アップ。アルバムでは初の1位獲得となりました。通常、この手の企画盤は、ファン向けであるため、売上を大きく落とすのが通例ですが、初動売上を大きく伸ばしたあたり、彼らの勢いを感じます。ただ、お茶の間レベルにまで人気が浸透した今、さらなる飛躍があるのか、それとも・・・今後に注目されます。
2位は先週1位のE-girls「Lesson1」が、ワンランクダウンで2位をキープ。3位には、ロングヒットを続けるFUNKY MONKEY BABYSの「ファンキーモンキーベイビーズ LAST BEST」が、先週から横バイ。5週連続のベスト3キープとなりました。
続いて、4位以下の初登場ですが、まず5位にNICO Touches the Wallsの「Shout to the Walls!」がランクインです。4人組オルタナ系ギターロックバンド。アルバムでのベスト10入りは、前作「HUMANIA」に続き2作目。ベスト5入りは、シングルアルバム通じて初となります。ただし、初動売上1万枚は、前作の1万5千枚からダウンしています。
もういっちょ、ギターロックバンド。8位にGRAPEVINE「愚かな者の語ること」が入ってきています。これで、オリジナルとしては前作の「真昼のストレンジランド」に続く2作連続のベスト10入り。初動売上は8千枚で、その「真昼のストレンジランド」の9千枚からダウン。ただし、最高位16位だった、直近作のミニアルバム「MISOGI EP」の7千枚からはアップしています。
まあ、前作から引き続き、ベスト10入りは、低水準の週にランクインした、というタイミングの良さに起因するところが大きいのですが、既にデビューから15年以上が経過し、決して派手なポップソングを量産しているわけではない彼らが、低水準とはいえベスト10入りできる人気を保っている点、非常に根強いものを感じます。ある意味、いい位置に落ち着いたな、という印象も。
9位初登場は、声優4人組からなるユニット、StylipSの「THE LIGHTNING CELEBRATION」。まだシングル3枚、アルバム1枚しかリリースしていないユニットですが、こちらは「ベスト盤」という位置付けのようです。なんだそりゃ。初動売上は6千枚。13位だったアルバム「Step One!!」の初動8千枚からダウン。
最後10位初登場はangela「ZERO」。アニソンを中心に活動を続ける、女性ボーカル+ぎーボード&ギターの男性という2人組ユニット。なにげにデビューが2003年というベテランで、ベスト10入りは、なんと2006年にリリースしたアルバム「PRHYTHM」以来の7年ぶり2作目。初動売上6千枚と、ベスト10入りにしてはかなり寂しい売上ですが、23位だった前作「mirror☆ge」の4千枚よりアップし、見事ベスト10入りを果たしています。
今週、もう1枚、ベスト10圏外からの返り咲きが。4位にNMB48「てっぺんとったんで!」が、先週のベスト50圏外からランクアップ。4月8日付チャート以来、4週ぶりのベスト10返り咲き。詳細は不明ですが、おそらくいつものパターンだと、どこかの公演の売上か、特定のネット販売の売上が一気に計上されたものと想われます。
今週のアルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に!
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