韓流が目立つ中、1位はあのグループのデビュー作
今週のアルバムチャート
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先週に引き続き、今週もアルバムは新譜ラッシュ。
まずは1位。AKB48の姉妹ユニット、NMB48のデビューアルバム「てっぺんとったんで!」が、文字通りの1位に。ここらへんの砕けた口語を、なんの迷いもなくアルバムタイトルにするあたりが、秋元康っぽい感じなのですが。初動売上は32万8千枚。全4種リリースで、初動売上も、直近のシングル「北川謙二」の31万7千枚より上げてきています。
2位には、韓流アイドルグループBIGBANGのメンバーD-LITE(from BIGBANG)の「D'scover」がランクイン。J-POPのカバーアルバムで、秦基博の「アイ」や、斉藤和義の「歌うたいのバラッド」などをカバー。初動売上3万5千枚。BIGBANGの直近のオリジナル「ALIVE」の5万2千枚よりはダウンながらも、ソロとしては健闘した感じ。
3位は倖田來未のカバーアルバム「Color the Cover」。このアルバムに収録されているhideの「ピンクスパイダー」のカバーが批判を集めたり、オザケンの「ラブリー」のカバーが波紋を呼んだり、何かと話題のアルバムになってしまっています。初動売上は3万3千枚。直近の作品は、リミックスアルバムの「Beach Mix」で、こちらの初動2万5千枚よりはアップ。直近のオリジナル「JAPONESQUE」の9万3千枚からはダウンで、なじみの曲のカバーで盛り返しという、徳永英明やJUJUの2匹目のどじょうは無理だった感じ。カバーアルバムとしては2010年にリリースした「ETERNITY~Love&Songs~」に続く2作目なのですが、「ETERNITY」の初動4万6千枚よりもダウンしてしまいました。
続いて、4位以下の初登場ですが、まず4位。T.M.Revolution「UNDER:COVER2」がランクイン。こちらはカバーはカバーでもセルフカバーの第2弾。初動売上3万2千枚は、直近のミニアルバム「宴-UTAGE-」の3万7千枚、直近のオリジナル「CLOUD NINE」の4万8千枚を下回る結果に。2006年に発売した「UNDER:COVER」の初動8万8千枚も大きく下回りましたが、こちらは、発売週が正月にかかった影響で、2週分の集計。
6位に入ってきたのが、TEAM Hの「I JUST WANNA HAVE FUN」。聞き慣れない名前ですが、こちら、韓国の人気俳優チャン・グンソクが、友人のDJ BIG BROTHERと組んだユニットのミニアルバム。初動売上は2万8千枚。チャン・グンソクとしての日本デビュー作「Just Crazy」が初動8万8千枚なので、そこからはかなりのダウン。さすがにかなり熱心なファンしか購入しなかったか?
7位には、KREVAのニューアルバム「SPACE」がランクイン。初動売上1万5千枚で、前作「GO」の2万8千枚から大きくダウンしてしまいました。ちなみに、こちら、完全限定盤では、CDと初回盤についてくるDVDの他、オリジナル壁掛け時計もセットになっています・・・掛け時計???
8位は、人気動画サイトニコニコ動画の「歌ってみた」コーナーで人気となったボーカリスト、ナノの「N」がランクイン。初動1万5千枚。これが2作目のアルバムで、前作「nanoir」は最高位12位初動9千枚だったので、順位初動枚数ともにアップで、初のベスト10入り。
9位にはベスト10ではあまり見かけないタイプのアルバムが。池頼広の「テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『信長のシェフ』Music Collection」がランクイン。タイトル通り、テレビ朝日系ドラマ「信長のシェフ」のサウンドトラックなのですが、初回限定盤では、ドラマ主演のKis-My-Ft2玉森裕太が演じるケンの写真集がついてくるので、おそらくそれ目当てでファンが買ったのでしょう。
最後10位には、韓国の人気アイドルグループSHINeeの「Chapter 1 'Dream Girl-The misconceptions of you'」がランクイン。こちら、韓国で発売されたアルバムの輸入盤で、初動売上1万2千枚は、日本でのデビュー作である直近作「THE FIRST」の7万1千枚からは大きくダウンしていますが、これは熱烈なファンしか購入しなかったためと思われます。
今週のアルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に~。
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