またジャニーズ系vsAKB系
今週のシングルチャート
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タイトル通り、また例のごとく、ジャニーズ系とAKB系が1位2位を争いました。
結果、1位を獲得したのはジャニーズ系。KAT-TUNの「EXPOSE」。ロックテイストが強いアップテンポなナンバーで、ジャニーズ系らしいポップソング。初動売上は15万4千枚で、前作「不滅のスクラム」の15万6千枚から微減。ここ数作、15万5千枚前後で初動売上が安定してきました。
一方2位は、AKB48がらみ。柏木由紀のソロデビューシングル「ショートケーキ」。爽やかでキュートな雰囲気を前面に出したポップソング。初動売上は10万4千枚で、ここ最近のAKB48がらみのソロ作では、直近の河西智美「まさか」の3万2千枚は大きく上回りましたが、指原莉乃「それでも好きだよ」の12万4千枚、渡辺麻友「シンクロときめき」の12万3千枚を下回るという結果に。
3位もAKBがらみ。先週1位のSKE48「チョコの奴隷」が、2週目にしてベスト3をキープしました。
続いて4位以下初登場ですが、アイドル系が続きます。4位は、ハロプロ系アイドルグループ℃-uteの「この街」がランクイン。森高千里が1990年に発表した楽曲のカバー。ノスタルジーな雰囲気のバラー。ただ、初動売上2万4千枚は、前作「会いたい 会いたい 会いたいな」の4万7千枚から大きくダウン。購入特典のイベントの影響による模様。
以下も初登場が続きます。まずはアニメ系。5位に人気声優田村ゆかり「W:Wonder tale」、8位にμ's「きっと青春が聞こえる」がそれぞれランクイン。田村ゆかりは、テレビアニメ「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」エンディングテーマ。90年代初頭のガールズポップを彷彿させるようなナンバー。初動1万5千枚は、前作「微笑みのプルマージュ」の1万9千枚よりダウンで、前々作「Endless Story」(初動1万6千枚)の水準に戻りました。
μ'sは、雑誌「電撃G's magazine」などが主体となった企画によるアニメキャラクターのアイドルユニット。初動売上1万2千枚は、前作「僕らは今のなかで」の1万枚からアップで、初のベスト10入り。こちらも典型的な90年代のガールズポップ風ナンバー。懐かしさ感じるものの、20年前とあまり変わらない雰囲気の曲がいまだにもてはやされている現状は、手放しでは喜べないような・・・。
そして韓流もランクイン。6位にCODE-V「何度サヨナラを繰り返したら僕らは強くなれるの?」、10位に大国男児「バレンタイン・ファイター」がそれぞれランクイン。どちらも男性アイドルグループです。
CODE-Vは、前作「世界中が敵になってもきっと君を守りぬくから」に続いての、ひねりのない陳腐な歌詞をそのままタイトルにしたナンバー。バラードナンバーなのですが、メロもどこかで聴いたことあるような・・・。それでも初動売上1万4千枚は、前作の8千枚からアップなのですが・・・。大国男児は、今風エレクトロアレンジながらも、メロは典型的なアイドルポップ。初動売上1万1千枚は、前作「本気Magic」の1万8千枚からダウン。3月にこの曲も含んだアルバム発売が予定されており、その影響でしょう。
そんなアイドル、韓流、アニメ系にはさまれるように、7位に倉木麻衣「TRY AGAIN」がランクイン。例のごとく、日テレ系アニメ「名探偵コナン」オープニングテーマ。前作「恋に恋して」はメロウなR&Bナンバーでしたが、一変してエレクトロアレンジのアップテンポなナンバーに。初動売上は1万3千枚と、前作の1万6千枚からダウン。
そして初登場最後は9位。Dream5「COME ON!」がランクインです。NHK教育「天才てれびくんMAX」から登場した男女5人組のダンスユニット。こちらも90年代の匂いが強いトランス風のナンバー。2枚目のベスト10ヒットで、初動売上1万1千枚は、前作「シェキメキ!」の9千枚から若干アップしています。
今週のシングルチャートは以上。アルバムチャートは、また明日~。
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