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2013年2月16日 (土)

最高のステージ、グダグダのトーク(笑)

RHYMESTER「ダーティーサイエンス」発売記念ミニライブ&トークショー

会場 CLUB SARU 日時 2013年2月10日(日) 18:30~

Rhymester_live

先日、RHYMESTERのアルバム「ダーティーサイエンス」を購入したら、ミニライブ&トークショーのイベント参加券がついてきました。イベント参加券がついてくるという話は全く知らなかったので、ちょっとした儲けモノ。三連休の中日という日程の良さもあり、もちろん出かけてきました。

場所は、金山駅から徒歩10分程度の場所にある「CLUB SARU」というライブハウス。完全に初耳のライブハウスだったのですが、キャパは200名くらいの小さな箱で、これだけ小さな箱でRHYMESTERを見れるのはかなりラッキーかも。無料イベントということもあってか、会場も8割程度の入りで、結構快適な環境で、この日のイベントを楽しむことが出来ました。

最初、会場のスタッフより簡単な前説があった後、開演時間を10分程度過ぎたころに、メンバーが登場!(といってもDJ JINは、その前からステージ上で、DJ Setの準備をしていましたが(^^;;)最初は、アルバムの1曲目「ダーティー」で簡単に会場を暖めた後、「ゆめのしま」そして「スクリーム」と、アルバム序盤の曲で一気に会場を盛り上げます。

さらに簡単なMCを挟んで「ダーティーサイエンス」、さらにはここからそのままつなげる形で「Deejay Deejay」へと流れ込みました。アルバムから代表曲が続く形で、ライブは最高潮に盛り上がります。

その後のMCでは、メンバーが風邪で倒れたという話。最初は宇多丸がインフルエンザに倒れたみたいで、渋谷のイベントでは、Mummy-DとDJ JINの2人でラップをしたエピソードを。それにちなんで、この日もMummy-DとDJ JINでワンフレーズだけラップの掛け合いを披露してくれたりもしました。また、この日のイベントで、はじめてライブで披露するような曲も多いそうで、そういう意味でもうれしいステージ。でも、はじめてでも観客がちゃんと盛り上がっていたのは、ここにいる人全員が、アルバム購入者だからこそ、なんでしょうね。

そしてライブのラストを飾るのは、アルバムのラストでもある「The Choice Is Yours」へ。最後の最後まで会場のテンションは最高潮に盛り上がり、約40分弱、短い時間でしたらライブは終了しました。

あっという間のステージでしたが、ライブは最高に良かったです!なによりも、わずかキャパ200名程度のステージ。すぐに手が届きそうな距離でメンバーがいて、会場の一体感も最高。RHYMESTERが、大きなキャパのステージで、どのようなライブをするのか、彼らのライブはこの日がはじめてなのでよく知らないのですが、一般的にHIP HOPのステージって、キャパが大きくなると、エンターテイメントに走らないと、見せ場が少ないのでスカスカな雰囲気になってしまうイメージがあります。でもやはり、この位のキャパだと、ラッパーと観客との距離が近くて一体感も出て、マイクとDJ Setのみというステージでもしっかり見栄えがして、最高に楽しめますね。とても熱い40分のステージでした。

で、その後、地元のFM局、ZIP FMでもパーソナリティーがつとめる鉄平が登場。彼が司会となりトークショーがはじまりました。まずはメンバー3人に、アルバムについてのインタビュー・・・と思いきや、ほとんどアルバムについてのネタはなく(笑)、(「雑誌のインタビューとかWebとかで散々語っているから、知っているだろう」ということで)なんとなく、グダグダなトークが続きます。この日風邪気味のDJ JINの体調とか(熱は下がっているけど、体調は悪いらしく、楽屋では直前までうつぶせて休んでいたということ。ただ、ライブがはじまると、それを感じさせないアグレッシブなステージをきちんと見せてくれていたのはさすが)、レコーディングの時、どんなお弁当をとったか(エスニック料理が流行りだったとか)、そんなネタで盛り上がります。

そして、トークイベントの「ネタ」として、「東海地方の有名人の名言あてましょう」のコーナーが。東海地方の有名人の名言の一部を隠して、メンバーにその穴埋めをしてもらおうという企画で、あくまでもネタとして楽しむため、むしろその名言を当ててしまった人に罰ゲームが課されるというルールになっていました。こちらもメンバー全員、下ネタがらみのネタが多く登場し、グタグタにトークが続いていきます(笑)。途中、宇多丸がうっかり名言を当ててしまって、お母さんの名前+「愛してるよ」と、その場で叫ばされる罰ゲームが。

トークは約50分くらいと、ライブより長く、また、微妙にグタグタな内容だったのですが(笑)、こちらもなかなかおもしろかったです。予想はしていたのですが、やはり宇多丸は、トークが上手いですし、おもしろいですね~。こういう場所なので、もっと過激な話とか飛び出すのかなぁ、とも期待していたのですが、Twitterやブログなどで拡散されることを警戒してか(という話もチラリと出ました)、ここにとても書けないような過激なトークは飛び出さなかったのはちょっと残念・・・。

ライブとトークあわせて、約1時間半程度のイベント。なかなか充実して楽しいイベントでした。特にライブの部分は、彼らのライブの中でも、一番おいしいところを凝縮したと思われるステージだっただけに、先日のチャットモンチーに続き、今年のベストステージ候補になりそうなくらいの素晴らしいステージでした。

やっぱRhymesterのライブは楽しいですね~。次のツアーは、とりあえず行く予定はないのですが、でも近いうちに彼らのライブにも一度足を運んでみたいなぁ。かなりお得感満載のイベントでした。

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コメント

やあ、行かれたのですか いいなぁ
アーティストとしての自分たちの売りは
「アドリブトークを延々続けられること」だと豪語してましたが
どこだろうと楽しませられるという自負なのかも知れませんね
『ダーティーサイエンス』も個人的には最高でしたし、胸のすく面も多々ありました
アンチ風営法はラジオでも作品でも一貫してますね

投稿: ヒノキオ | 2013年2月17日 (日) 19時33分

>ヒノキオさん
行って来ましたよ!Rhymesterのイベント。トークも含めて、とても楽しかったです。トークもすごく上手くって、ステージの盛り上げ方も上手くって、これは一度ワンマンライブにも足を運ばなくてはいけないですね。本当に楽しい一夜でした!!

投稿: ゆういち | 2013年3月 5日 (火) 00時17分

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