21世紀のシューゲイザーバンド
Title:Mauve
Musician:Ringo Deathstarr
21世紀のシューゲイザーバンドとして話題のアメリカのロックバンド、Ringo Deathstarr。これが2枚目のオリジナルアルバムになります。
彼らの大きな特徴は、冒頭の通り、シューゲイザーの大きな影響を受けている点。特にマイヴラあたりからの影響は顕著で、男女ダブルボーカルに、ギターのホワイトノイズ、そして意外とポップなメロディーと、まさにシューゲイザーの王道を行くようなサウンドが耳に残ります。
今回のアルバムでは、全16曲入りというボリュームながらも、アルバム全体の長さは、50分足らず。1曲あたり2、3分程度の長さの曲がほとんどで、次から次へと新しい曲が展開していくスタイルに。助長なサウンドや展開を取り払い、まさに核となるメロディーとサウンドのみを残したような内容。この、2、3分程度の長さの曲が連続、という点でも、ポップ指向を感じます。
この手の音は、個人的に壺にはまりまくり。来日記念盤である「Shadow」を聴いて、彼らの音楽にはまってしまったのですが、今回のアルバムもまた、はまってしまいました。
ただ・・・王道のシューゲイザー路線なのは、個人的には大好きなのですが、ちょっとあまりにもそのままで、新鮮味がないような・・・。21世紀のバンドとしては、彼らなりの新しさもほしかったような印象を受けてしまいました。
評価:★★★★
Ringo Deathstarr 過去の作品
Shadow
ほかに聴いたアルバム
THE PASS OF TOTALITY/KORN
KORNの最新作は、全編デジタルサウンドを導入した作品に。ダブステップなど、今風の音を取り入れながらも、小難しい感じはなく、むしろかなりわかりやすい内容に。ここらへんのポピュラリティーが彼らの人気の高さの所以か。KORNが好きなら、難なく楽しめそう。
評価:★★★★
KORN 過去の作品
Untitled
KORNIII:REMEMBER WHO YOU ARE
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