原点復帰の3部作
ここ最近、「American Idiot」や「21st Century Breakdown」など、社会派的な作品を続けてリリースし、パンクバンドというイメージを超えた評価を得てきたGREEN DAY。そんな中、前作から3年ぶりにリリースされた新譜は、なんと3作連続リリース!9月に第1弾が、11月に第2弾がリリースされ、さらに来年1月(⇒すいません、12月リリースでした)には第3弾のリリースが予定されています。今回紹介するのは、その第1弾と第2弾。
Title:UNO!
Musican:GREEN DAY
スペイン語で「1」を意味する「UNO」と名づけられた第1弾アルバムは、社会派指向となったここ最近の作品から一変、初期の彼らに戻ったような作風が大きな特徴となっていました。
まず1曲目に登場する「NUCLEAR FAMILY」からして、以前の彼らのような、メロディアスでパンキッシュなナンバー。これぞ、GREEN DAY!とうれしくなってくるようなスタート。その後も、彼ららしい、シンプルでメロディアスなナンバーが続き、難しいこと抜きで楽しめるアルバムに仕上がっています。
「LET YOURSELF GO」、「LOSS OF CONTROL」とか「ANGEL BLUE」あたりも、まさに彼らの本領発揮ともいえるアップテンポなパンクチューン。ほぼ全曲、最後まで陽気なアップテンポナンバーの連続で、ほとんどギアを緩めることなく、最後まで突っ走るアルバムになっていました。3作連続リリースでありながら、いきなりハイテンションでのスタートです。
評価:★★★★★
Title:DOS!
Musician:GREEN DAY
で、スペイン語で「2」を意味する第2弾。こちらも「UNO!」同様、シンプルでパンキッシュなナンバーが並ぶ作品になっています。
ただ、「UNO!」と比べると、突き抜けるような陽性パンクナンバーは少なめ。そういう意味では、インパクトも少々薄めで、「UNO!」に比べると、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。
ライナーツノートに書かれた情報によると、この3部作のテーマは、「UNO!」が「青春時代」、「DOS!」は「セックス、ドラッグ、ロックンロール」、そして来年1月に予定されている「TRE!」は「パーティーの翌朝の自己反省」だそうで、そういう意味では、向こう見ずな明るさのあった「青春時代」と比べて、「セックス、ドラッグ、ロックンロール」の狂乱に溺れながらも、どこか憂いを感じるアルバム、ということでしょうか?今回のアルバムでは、前作に比べて、楽曲のバリエーションが増えているように感じました。
「MAKEOUT PARTY」のようなハードロックナンバーは、まさに「ロックンロール」ですし、女性ボーカルを入れてきた「NIGHTLIFE」は、まさに「セックス」といった感じ??「Amy」はタイトルそのもの昨年夭折した女性シンガーAmy Winehouseに捧げるソウル風のバラードナンバー。「UNO!」のような、「青春時代」の明るさとは異なる、「セックス、ドラッグ、ロックンロール」らしい狂乱さはありながらも、ちょっと大人の雰囲気も感じるそんなアルバムということでしょうか?パンクバンドGREEN DAYの「深み」の部分を感じるアルバムでした。
評価:★★★★★
GREEN DAY 過去の作品
STOP DROP AND FALL!!!(FOXBORO HOTTUBS)
21st Century Breakdown
AWESOME AS F**K(邦題:最強ライヴ!)
ほかに聴いたアルバム
TKOL RMX 1234567/RADIOHEAD
「The King Of Limbs」のリミックスアルバム。ダブステップや、エレクトロニカ、テクノなど、現在の最先端を行くミュージシャンにリミックスを依頼して完成したアルバムで、アルバムのリミックスというよりは、今の最先端のシーンを俯瞰できるようなオムニバスという色合いの濃いアルバム。
先日、シンコーミュージックからリリースされた「ベース/ビート・ミュージック・ブック」に、このリミックス盤に参加しているミュージシャンについての情報が詳しく記載されているので、こちらを片手に聴くと、ミュージシャンのことがよくわかって良いかも。個人的には、トライバルビートが心地よかったBlawanリミックスによる「Bloom」や、リズムがテンポよく心地よい、Modeselektorリミックスによる「Good Evening Mrs Magpie」が良かったなぁ。
評価:★★★★
RADIOHEAD 過去の作品
In Rainbows
The Best Of
ROCKS:Live In Germ
THE KING OF LIMBS
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