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2012年12月 8日 (土)

基本的には以前と変らず。

Title:so_mania
Musician:SOUL'd OUT

2008年にリリースされたアルバムを最後に、事実上、活動を中止。各自ソロ活動をスタートさせていたSOUL'd OUTですが、ついに復活!2010年から、ライブ活動から徐々に活動を再開していたのですが、昨年リリースしたシングルに続き、約4年半ぶりとなるまさに待望のニューアルバムがリリースされました。

この4年半というインターバルとソロ活動の後のアルバム。いわば新生SOUL'd OUTの1作目で特徴的に感じたのが、以前よりもトランスの要素を強く入れてきているという点でした。注目すべき1曲目「Kopernik」からしてバリバリのトランスナンバーですし、「Stay Gold」などもトランスチューン。他にもエレクトロ色の強い「Singin'My Lu」などもあり、トランスが、このアルバムのひとつのベクトルとしてありました。

ただし、基本的にこのアルバムの底流となるものは、以前から全く変っていません。

とことん楽しいポップなリズムと、ある種「ベタ」さをつきつつ、聴いていて心地よいサウンドメイキング。テンポのよいラップといい、聴いていてウキウキするようなポップソングの連続は相変わらずです。

「カーテン・コール」のJ-POP風のメロなどは、ベタベタながらも、聴いていて素直に楽しくなりますし、「VELVET ROMANCE」のような、「歌謡ラップ」ともいえそうな、歌謡曲風に哀愁あるメロディーラインも、彼らならでは。いい意味でリスナーの期待を全く裏切らない、壺をついたような楽曲の連続は、ラップリスナーよりも、ポップスリスナーの方がはまり。

ロックやジャズ、ファンクなどの要素もごった煮にした、節操のないサウンドも相変わらずで、詰め込んだ音は、こってり風味。ある意味、期待した場所に、期待したような音が入っていて、とても気持ちよいものの、これ以上聴き続けたら、飽きてきそうな感じも(笑)。ただ、1時間強という時間は、飽きずに聴けるギリギリのラインかも。そういう意味でも、バランスが取れていました。

4年以上のインターバルが開いてしまったため、残念ながら売上的には、活動休止前に比べて落ち込んでしまったのですが、その魅力は以前と変わりありません。聴いていて、頭を空っぽにして、心の底から楽しめる、そんな作品でした。

評価:★★★★★

SOUL'd OUT 過去の作品
ATITUDE
Flip Side Collection


ほかに聴いたアルバム

ALL SINGLES BEST2/コブクロ

300万枚以上を売り上げた大ヒットアルバムとなったベスト盤「ALL SINGLES BEST」に続く第2弾。14thシングル「蕾」から、現時点での最新シングル「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」までのシングルに、絢香とのコラボ作「WINDING ROAD」に、今井美樹×小渕健太郎 with 布袋寅泰+黒田俊介名義でリリースしたシングル「太陽のメロディー」も収録。さらに新曲や配信限定シングルも収録されています。

楽曲については、いつものコブクロ。シングル集なので当たり前ですが、「ALL SINGLES BEST」の頃から、基本路線は変わりません。J-POPの正統な後継者のような、耳なじみのよいメロディーラインに、やたらめったら仰々しい、アレンジや歌詞。必要以上にドラマチックな楽曲は、彼らの持ち味でしょうか。同じストリート出身で大ブレイクしたゆずが、いまだにストリート時代を彷彿とさせるアコースティックメインの路線(とはいえ「栄光の架橋」のようなドラマチックな曲もありますが)がメインなのとは、ある意味対照的。シングルにはぶれない安定感があり、良くも悪くも安心して聴ける内容に。ここらへんが高い人気を持続している理由であると同時に、ここ最近、ちょっと人気が頭うち状態の理由か???

評価:★★★★

コブクロ 過去の作品
5296
CALLING
ALL COVERS BEST

恋ロマンティック!!/ロケットマン

お笑い芸人ふかわりょうによる音楽プロジェクト、ロケットマンのニューアルバム。まあ、ロケットマン=ふかわりょうということは、いまさら誰もが知っているものの、顔写真をジャケット写真にするところ、ふかわりょうということを前面に出しても、既にロケットマンが、「お笑い芸人のユニット」ではなく、実力派ミュージシャンによるユニットという評価を得られるという自信のあらわれか?実際、センスのよい爽やかなエレクトロポップは、相変わらず、その実力のほどを感じますし、ボーカロイド初音ミクを取り入れるなど、最近の流れもさりげなく入れてくるあたり、ミュージシャンとしてのセンスの良さも感じます。ただ、全体的にはポピュラリティーはあるものの、エレクトロポップとしてはありふれている感も否めず・・・。「無難」という印象も抱いてしまいました。

評価:★★★★

ロケットマン 過去の作品
thank you for the music!

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