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2012年12月26日 (水)

今年最後のヒットチャート

今週も、シングルチャートは新譜ラッシュの一方、アルバムチャートは新譜少な目に。そのため、シングル、アルバム同時にアップします。

今週のシングルチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

今年最後の週間チャート。シングルチャートは最後の最後まで新譜ラッシュとなりました。

今年最後の1位は、AKB48がらみ。乃木坂46「制服のマネキン」がランクイン。エレクトロアレンジは今風ながらもメロは王道の歌謡曲路線。タイトルや歌詞は秋元康っぽい感覚だよなぁ。初動売上23万2千枚は「走れ!Bicycle」の18万6千枚からアップ。デビュー以来、初動売上は右上がり傾向が続いていて、人気が一段落した感のあるAKBがらみで、数少ない気を吐くユニットになっています。AKBがらみといえば、NMB48「北川謙二」が、先週の34位から9位にランクアップし、ベスト10に返り咲いています。

2位は、韓国のバンドCNBLUE「Robot」。軽い感じのポップスロックなのは相変わらず。初動4万2千枚は、1位を獲得した前作「Come on」の3万3千枚よりアップ。2作ぶりのベスト3ヒット。

3位には、ハロプロ系アイドルユニット、Berryz工房「WANT!」がランクイン。こちらは完全、今風のエレクトロダンスチューン。3位は自己最高位タイ。ただし、初動売上2万4千枚は、前作「cha cha SING」の2万9千枚からダウン。

4位初登場は、ボーカル京の喉の不調のため、一時活動を休止していたDIR EN GREYの1年半ぶりのニューシングル「輪郭」。ヘヴィーなバンドサウンドが持ち味の彼らですが、新作はファルセットボイスを用いた幻想的な雰囲気の曲に。てか、喉の不調で活動休止だったのに、こういう曲だとまた喉を痛めない??(^^;;初動売上2万2千枚は、前作「DIFFERENT SENSE」の2万5千枚から若干のダウン。

6位にGReeeeN「雪の音」が入ってきました。初動売上は1万5千枚。ベスト10を逃した前作「OH!!!!迷惑!!!!」の8千枚よりアップ。JR東日本の「JR SKI SKI」CMソング。「JR SKI SKI」といえば、かつてZOOの「Choo Choo TRAIN」やglobeの「DEPARTURES」のヒットを産み出した、タイアップ曲がヒットする「名門」的なCM。前作より大幅アップは、前作がアルバム先行ということもありましたが、タイアップ効果も?もっとも、CM自体、関東ローカルなので、関東人以外にとっては、全く馴染みのないCMなのですが・・・。

ウィンターソングが続きます。7位はGACKT「WHITE LOVER-幸せなトキ-」。GACKTが出演しているkissmarkの「Rouge et Noir」CMソング。初動1万2千枚は、前作「白露-HAKURO-」の1万3千枚から若干のダウン。

8位には、EXILEと同じ事務所の男性ボーカルグループ、DEEP「夜風」。王道のバラードナンバー。2作ぶりのベスト10返り咲きでしたが、初動売上1万1千枚は、14位に終わった前作「GO」と横バイ。低水準のチャートに助けられた形に。

最後。今年最後の初登場。10位に人気声優豊崎愛生「オリオンとスパンコール」がランクインしてきました。軽快で明るいギターロック風のポップチューン。初動売上9千枚で、20位に終わった前作「シロツメクサ」の8千枚から若干のアップ。ベスト10ヒットは、「春風 SHUN PU」より3作ぶりですが、こちらも低水準のチャートに助けられた形になっています。


今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週もまた、ベスト盤が目立つヒットチャートに。

今年最後のチャートの1位を獲得したのは、人気ポップユニット、いきものがかりのバラードベスト「バラー丼」が獲得しました。初動売上は10万7千枚。大ヒットしたベスト盤「いきものばかり」の45万7千枚はもちろん、直近のオリジナル「NEWTRAL」の19万2千枚からもダウン。さすがにバラードベストだと、熱心なファン向けのアイテムに留まったということでしょうか・・・。

このベスト盤をはじめ、今週もベスト盤が目立つチャートに。2位は、先週1位のEXILEのベスト盤「EXILE BEST HITS-LOVE SIDE/SOUL SIDE-」がベスト3をキープした他、4位に松任谷由実「日本の恋を、ユーミンと。」、7位8位にYUI「GREEN GARDEN POP」「ORANGE GARDEN POP」がそれぞれベスト10をキープ。さらに初登場として、10位にエレファントカシマシ「THE BEST 2007-2012 俺たちの明日」がランクイン。2009年に3枚同時リリースされたベスト盤「エレカシ 自選作品集」に続く形でのベスト盤。初動売上は1万3千枚で、直近のオリジナル「MASTERPIECE」の1万5千枚よりダウン。ただし、「エレカシ 自選作品集」のうち、もっとも上位にランクインした「PONY CANYON 浪漫記」の初動2千枚よりは大幅にアップしています。

初登場はあと2枚。5位に木村カエラ「Sync」、そして6位に槇原敬之「Dawn Over the Clover Field」がそれぞれランクインしています。

木村カエラは1年2ヶ月ぶりのニューアルバム。前作「8EIGHT8」は見事1位を獲得したのですが、今回はベスト3にも入れず。デビューアルバム「KAELA」以来のベスト3陥落となりました。初動売上も2万1千枚と、前作の初動4万2千枚から半減。前々作「HOCUS POCUS」の4分の1となっており、かなり厳しい結果となっています。

マッキーの新作は、こちらも約1年5ヶ月ぶり。順位は前作「Heart to Heart」と同じですが、初動売上1万8千枚は、2万枚だった前作からダウン。人気は根強いものの、初動売上は漸減傾向。最近、目立ったヒットがないだけに、そろそろシングルのスマッシュヒットがほしいところなのですが・・・。

そんな訳で、今年最後のヒットチャートは以上。新年最初の週間チャートは1月7日ということなので、次のチャート評は1月7日かな??それでは!

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