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2012年11月30日 (金)

街角のカフェで流れていそうな

Title:フィーリンを感じて

タイトルから、「腹痛が痛い」みたいな重複表現を覚えるような違和感があるのですが、「フィーリン」は、キューバで生まれた音楽のジャンルのこと。1940年代に、キューバの首都ハバナで、若者の間で発生した音楽ムーブメントで、キューバの伝統的な音楽に、当時、最先端の音楽として流行していたジャズの感覚を取り入れた音楽でそうです。

このアルバムは、1950年代から1960年代にかけて、フィーリンがもっとも勢いがあった時代の、フィーリンあるいはフィーリンからの影響を感じさせる楽曲を集めた、国内独自編集によるオムニバスアルバム。国内初CD化、世界初CD化の作品も多く含むそうです。

楽曲の雰囲気は、感覚的な表現を使うと、しんみりとしてムーディー。一番簡単に言ってしまうと、ムーディーなジャズ風のポップスといった感じなのでしょうが、その根底に、根強いラテンの空気が感じられるのが独特なところ。私たち日本人に聴き馴染みのある、欧米のポップスと比べると、スペイン語独特の巻き舌のボーカルもまた、耳に残るインパクトを感じました。

そんな感じの音楽なので、どちらかというとラウンジ・ミュージックといった印象が強く感じます。センスのよい、おしゃれな音楽。この手の音楽の代表格である、ジャズとかボサ・ノヴァとかに近い雰囲気も感じます。単純なムード音楽みたいに単調ではなく、力強いボーカルを聴かせてくれたり、耳に残るサウンドを聴かせてくれたりも。そういう意味では、女の子を部屋に呼んだ時に、部屋でさりげなく流しておくと、センスの良さを感じさせるような音楽でしょうか(笑)。

なので、比較的広く万人にお薦めできそうなオムニバス盤。こじゃれた楽曲の数々は、間違いなくクオリティーの高さも感じるのですが・・・では、個人的にはまったかというと、正直言うと、ちょっと微妙(^^;;ある意味、あまりにも都会的で、洗練されすぎていて、もうちょっと泥臭い音楽の方が好みかも。それなりに楽しめたのですが、最後までちょっとはまれなかったなぁ・・・。

評価:★★★★

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