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2012年11月 7日 (水)

それはこっちのセリフ(苦笑)

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

タイトルは、今週1位の楽曲の曲名に対して・・・。

1位はAKB48「UZA」。楽曲的には80年代の王道アイドル歌謡曲路線といった感じ。「ウザい」という若者言葉を躊躇なくタイトルに出来るところが秋元康らしい感じ。初動売上は112万8千枚。これで10作目のミリオン獲得で、女性シンガーとしては初らしいです。ただ、初動売上は、前々作から大きくダウンした「ギンガムチェック」の118万1千枚からも大きくダウンしています。

2位はジャニーズ系アイドル、中山優馬「Missing Piece」がランクイン。本人主演の日テレ系ドラマ「Piece」主題歌。こちらもマイナーコードの哀愁感ある王道歌謡曲路線。ソロ名義では初となるシングル。初動売上は4万5千枚で、彼が所属していたNYCの直近のシングル「ハイナ!」の初動9万1千枚から大きくダウンしてしまいました。

3位はavexの男女混合グループAAA「虹」が入ってきています。今回の作品は、作詞作曲がGReeeeN。曲もさることながら、陳腐な前向き歌詞が、そのままGReeeeNって感じ(^^;;ただ、アレンジはどこかTM Networkっぽいんですが、意識したんでしょうか?(アレンジはGReeeeNではありませんが)初動売上は4万枚で、アルバム先行シングルだった前作「777~We can sing a song!~」の3万5千枚よりアップ。ただ、前々作「Still Love You」は初動4万8千枚なので、そこからはダウンしてしまいました。

続いて4位以下の初登場曲ですが、まず4位に遊助ことタレント上地雄輔の「VIVA! Nossa Nossa」が入ってきています。ちょっと時期ハズレのラテン風のサマーナンバーなのですが、ブラジル人歌手、ミシェル・テロの「Ai Se Eu Te Pego」の日本語カバー。この曲は、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドが、ゴールパフォーマンスで踊ったことをきっかけにヒットした曲だとか。初動売上3万4千枚で、前作「Baby Baby」の4万3千枚からダウン。ここ最近、売上が安定していたのですが、ちょっとつまずいています。ちなみに、これで6作連続4位という珍記録が継続中。

5位は人気男性声優神谷浩史「Such a beautiful affair」。初動売上2万1千枚は、前作「虹色蝶々」の1万5千枚からアップ。3作目にして、自己最高の初動売上と順位を記録。楽曲は、ちょっとヴィジュアル系っぽいナルシスティックなビートロック。

6位には、ここ最近、人気も安定してきましたオールドスタイルのロックンロールやソウルからの影響を色濃く感じるロックバンド、THE BAWDIES「LEMONADE」がランクイン。今回は、いままでのようなソウル色を押し出したロックンロールナンバーではなく、軽快なギターポップ風なナンバーに。初動売上は1万7千枚。前作「ROCK ME BABY」の1万3千枚よりアップ。ここ4作連続、初動売上が増加傾向にあります。

7位は、AV女優やグラビアアイドルを集めたアイドルグループ、恵比寿マスカッツ「逆走アイドル」が入ってきています。初動売上は1万2千枚で、前作「親不孝ベイビー」の1万1千枚より若干アップ。

8位には、Rita「Little Busters!」がランクイン。同名タイトルのアニメの主題歌で、Litaはもともと、アダルトゲームの主題歌を中心に活動していた歌手だとか。「Little Busters」といえば、個人的にはthe pillowsを思い起こすのですが、関係あるのでしょうか?楽曲的には、全く共通点はないのですが。

そして初登場最後9位には、Superfly「Force」が入ってきています。先日発売されたアルバム「Force」からのリカットシングル。テレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」主題歌。初動1万1千枚は、前作「輝く月のように」の1万6千枚よりダウンですが、アルバムからのリカットシングルということを考えると立派な成績。ドラマタイアップ効果や、ライブの模様を収録したDVDなどの効果でしょうか?


今週のアルバムチャート

http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

で、今週はそのままアルバムチャートも。

アルバムチャート1位は「Popcorn」が獲得。奇しくも、シングルチャートはAKB48、アルバムチャートは嵐という、今、日本で最もCDを売ることのできるシンガーが、共に1位を獲得しています。初動売上は70万1千枚。前作「Beatiful World」の63万枚よりアップしてきました。

ただ、このアルバムの1位が目立つものの、今週は新譜は極端に少なめ。2位は家入レオ「LEO」が2週連続の2位、3位もTaylor Swift「RED」が2週連続3位を記録。なんと、1位を除く2位と3位が2週連続同一のタイトルという珍記録となりました。

ちなみにTaylor Swiftの「RED」は、今週のビルボードチャートで120万8千枚という圧倒的な記録で1位を獲得。アメリカでの高い人気をさらに確固たるものとしています。なお、この120万8千枚という数字、CD売上だけではなくダウンロード販売を含んでの数字なので、あしからず。

4位以下の初登場なのですが、6位にやっと初登場。アメリカのR&BシンガーNe-Yo「R.E.D.」。こちらも偶然にもTaylor Swiftのアルバムと同タイトルになっています。初動売上は1万4千枚。前作「LIBRA SCALE」は初動3万2千枚だったので、こちらからは大きくダウンしてしまっています。

7位には、女性シンガーソングライター柴田淳によるカバーアルバム「COVER 70's」がランクイン。タイトル通り、70年代のヒット曲をカバーしており、久保田早紀の「異邦人」や太田裕美の「木綿のハンカチーフ」などおなじみなナンバーがずらりと並んでいます。初動売上は1万枚で、直近のオリジナル「僕たちの未来」の1万1千枚からほぼ横バイ。完全に固定ファンがついている、って感じでしょうか。

アルバム初登場は今週あと1枚。藤井フミヤ「Winter String」が8位にランクインしています。初動売上9千枚は、前作「Life is Beautiful」の1万4千枚より大きくダウン。

そんな訳で、今週はシングル&アルバムチャートを一気に1日で紹介しましたが、来週は、おそらくまた水曜日がシングル、木曜日がアルバムになる模様。それでは、また来週。

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