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2012年11月19日 (月)

典型的なインディーバンド

Title:Beacon
Musician:TWO DOOR CINEMA CLUB

北アイルランド出身の3人組ロックバンドの、これが2枚目となる新作。最近話題の新人インディーバンドの代表格として紹介されることも多く、人気も上昇中。この最新作はイギリスチャートでなんと2位、アメリカビルボードでも17位という好セールスを記録。日本のCD屋でも、比較的、目立つところにディスプレイされ、プッシュされていました。

私個人も、話題となった前作「Tourist History」で気に入ったので、最新アルバムももちろん聴いてみたわけですが・・・基本的な路線は前作と同様。80年代のニューウェーヴを彷彿とさせる、打ち込みなども導入した、チープ感のあるアレンジ。ドラムレスのバンドなのですが、リズムが前面に押し出されるようなアレンジになっていて、無機質さを感じさせるドラムのリズムが、逆に癖になりそうなのがおもしろいところ。

また、そんなサウンドにのるメロディーは、メロディアスでどこか哀愁感も漂います。リズムを押し出した、隙間のあるサウンドという意味では、どこかVampire Weekendと通じる部分があるのですが、憂いを帯びたメロディアスなメロディーという点が大きく異なる感じがります。

ただ、アレンジにしてもスカスカなアレンジは、インディーバンドらしい素人っぽさを感じますし、メロディーにしても、凝った美メロという感じはなく、こちらも垢抜けなさを感じます。そういう意味では、典型的なインディーバンドという感じの彼ら。大きなスタジアムではなく、バンドに手が届きそうな、小さなライブハウスが似合いそうな感じ。

それが彼らの大きな魅力でもある一方、強烈なインパクトという面では、これといって突出した面がない点も、ちょっと気にはなってしまいます。ただ、逆に、そこがまた、彼らの伸びしろなのかも。今後の成長も楽しみです。

評価:★★★★

TWO DOOR CINEMA CLUB 過去の作品
Tourist History


ほかに聴いたアルバム

NOTHING BUT THE BEAT/DAVID GUETTA

今、人気のフランス人DJ。本作が、イギリスで1位、アメリカビルボードで5位と獲得するなど、世界的ヒットを記録し、話題となりました。楽曲は、まさに典型的な、今風のエレクトロポップで、そう話を聴いて、想像するとおりの音。そういう意味では、目新しさはないのですが、安心して楽しめるアルバムといった感じ。

評価:★★★★

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