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2012年11月10日 (土)

森、道、市場 その2

その1からの続き

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ヒカシュー@うたたね広場

(左の写真はうたたね広場のステージ)OGRE YOU ASSHOLEを見た後、ちょっと会場をブラブラしてからうたたね広場に向かうと、既にヒカシューのステージがはじまっていました。ヒカシューというバンドは、1978年結成の、超ベテランバンド。さすがに名前だけは知っていたものの、音を聴くのは、これが完全にはじめて。正直、さほど期待はしていなかったのですが・・・。

会場に来ると、なんか、ボーカルがおかしな動きを(笑)。ジャンルは完全にアバンギャルドポップ。最初、これはちょっとキツイかな?と思っていたのですが、見始めたら、とてもおもしろくて、完全にはまってしまいました。演技がかった妙な動きをするボーカルの巻上公一は、テルミンを奏でながら、時にはボイスパーカッション、時には口琴などを奏でながら、とてもユーモラスなパフォーマンスを見せてくれます。

楽曲は、アバンギャルドポップから、浪曲風、演歌風な曲があったり、かと思えば、アニソンみたいなドラマチックでポップな曲があったり、実はなにげにポップな作風が耳に残りました。そしてなによりもバックの演奏がとても安定感があってしっかりしていました。さすがはベテランといった感じでしょうか。そのため、楽曲にいろいろな遊びの要素があっても、ベースが全くぶれない安定感があり、ある意味、安心してみていられるステージでした。

とてもユニークなステージで、ついついはまってしまった、楽しいライブでした。こんな楽しいライブとはちょっと予想外。また、是非ともライブを見てみたいです!

bonobos@あじさいの舞台

正直、bonobosに関しても、あまり期待してしませんでした。というのも、昨年、Rock on the Rockではじめて見た彼らのステージ。完全に期待はずれでがっかりしたステージだったからです。その後聴いたアルバム「ULTRA」は傑作だったのですが、ライブに対してはあまり期待をしていませんでした。

・・・が、1曲目にいきなり「THANK YOU FOR THE MUSIC」で、いい感じのまったりした空気が会場を流れていきました。その後も前半は横ノリでいい気持ちで音にのっかかるようなステージで、とても心地よく。秋口の気持ちいい風が、会場を通り抜けていくような、そんなステージでした。

かと思えば、後半には「Go Symphony!」ではアップテンポでウキウキするような雰囲気に。さらに「あなたは太陽」は、前半はまったりと聴かせたかと思えば、後半はアップテンポになり、会場を沸かせます。最後を締めくくったのが「GOLD」。これまた横ノリのリズムで、心地よい雰囲気のまま、ライブは幕を閉じました。

前回のRock on the Rockのステージは、あれは一体なんだったの??と思ってしまうくらい、素晴らしいステージでした。会場にはピースフルな空気が流れ、本当に幸せな気分になれるステージ。特に、横ノリのレゲエとロックを融合させたようなリズムがとても心地よく、そんなリズムに身をまかせながら、ゆったり見れるライブでした。いやぁ、よかった!!また、ライブを見てみたいです。

向井秀徳アコースティック&エレクトリック@うたたね広場

そしてお待ちかね!個人的にこの日一番の目当て、向井秀徳のステージがはじまります。向井秀徳1人がエレキギターをかかえステージ上の椅子に座り、わきのテーブルにはお決まりのビールが(笑)。まず最初にMCで、「いい会場なんですが、バーカウンターがもっとあればいいなと思います」と、アルコールが少なかったこの日の会場にちょっとダメだし(笑)

1曲目はZAZEN BOYSの「Waterfront」からスタート。続いては、早くもナンバガのナンバー「Frustration in my blood」。人力ダブとも言うべき、例えばボーカルで「フラストレーション ション ション ション・・・」みたいに、あたかもエフェクトをかけたような歌い方に、ちょっと笑いもおきました。

その後は、向井秀徳ソロ曲の「SAKANA」に「カラス」。どちらもはじめた聴いた曲なのですが、「カラス」は、しんみり聴かせる郷愁を誘うメロと歌詞が、とても印象に残るナンバーでした。

さらにここらからはナンバガ時代のナンバー。「SENTIMENTAL GIRL'S VIOLENT JOKE」「鉄風 鋭くなって」「TATOOあり」と、ちょっと懐かしいナンバーが。ここからはギターで轟音を鳴らし、会場からの歓声がわきました。そして最後はZAZEN BOYSの「The Days of Nekomachi」で締めくくり。最後はノイジーなギターをかき鳴らし、例のごとくビールを片手に乾杯に合図で、会場を去っていきました。

向井ソロの曲やZAZENの曲に関しては、やはり向井秀徳の色が濃いだけに、ソロでも楽しく聴かせてくれるました。ソウル風だったり、フォーキーだったり、空間を生かしたギターサウンドだったり、向井秀徳の実力を存分に感じました。ただ、ナンバガ時代の曲に関しては、どうも向井1人のギターだけだと、物足りなく感じてしまう・・・(^^;;聴きなれていたからかもしれませんが、頭の中に、常に他の3人の音も流れてきてしまうんですよね・・・。

「アコースティック&エレクトリック」名義ながらも、結局アコギは登場せず(笑)。でも、やはり向井秀徳のステージはいいわぁ。12月に行く予定のZAZEN BOYSのライブも楽しみになってきました!ただ一方、ナンバガ時代の曲を聴くと、やはりナンバガはよかったよなぁ、なんてノスタルジックな気持ちにもなってきたり。帰ってから、久しぶりにナンバガのアルバムを引っ張り出して聴いてみました。

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(右の写真はあじさいの舞台の全景。向こうに海も見える、気持ちのよいステージです)

toe@あじさいの舞台

最後を締めくくるのは、インストバンドtoeのステージ。この日、ライブもはじめてですし、音を聴くのもはじめて。ノイジーなギターに迫力で、複雑なドラムのリズムが印象的。ポストロックの影響も感じるインストバンドで、なによりも演奏に力を感じました。

ライブ自体はとても魅力的で、最後まで見ていたかったのですが・・・帰りのバスの混雑が心配になり、半分くらいみて退席。ちょっと後ろ髪をひかれつつ・・・会場を後にしました。

そんな訳で、今年はじめて足を運んだライブイベント森、道、市場。最初、あくまでも「市場」はメインで、ライブ会場は、その片隅でアコースティックのセット、というのを想像していたのですが、ちゃんとしたフルセットでのステージで、「フェス」感覚で楽しむことが出来ました~♪

ただ、一方で、文句を言いたくなる点も少なくなく。端的に言うと

トイレ少ない!!アルコール少ない!!メシ食うところ少ない!!

何箇所かあるトイレは、簡易トイレが4、5個しかなく、常に長蛇の列。アルコールも、ビールを扱っている店が少なく、あっても3時くらいには売り切れで、ビールを飲みながらのライブを楽しみに来た身にとってはかなり不満も。メシは、出店しているところはとてもおいしそうな店ばかりなのですが、なにぶん数が少なく、どの店も、こちらも長蛇の列が・・・。「おいしいご飯とアルコール片手にライブを楽しむ」というフェス独特の至福の時が味わえず、ちょっと不満に感じました。

ただ、(トイレや食事の行列は別として)客の入りはちょうどいい感じで、なにより、自然とちょっと不気味な廃墟と、そして景色が良いという、良く見つけたな、という最高のシチュエーション。ミュージシャンのセレクトも良く、その点、とても楽しめた1日でした。なんでも、昨年は、駐車場に入る車で大渋滞が起き、会場入りできない人が出てきて、チケットの払い戻しが生じたというトラブルがあったとか。その点、交通の面は特に問題はなかったし、徐々に改善の最中といった感じでしょうか。そういう意味では来年以降、今回感じた不満点が解消され、さらに気持ちのいいイベントになることを期待しています!いいライブにたくさん出会えた1日でした。

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