森へ行ってきました。
森、道、市場 2012
会場:三ヶ根山ロープウェイ山麓駅跡周辺 日時:2012年10月20日(土)
「森、道、市場」というイベントに参加してきました。このイベント、今年2度目となるのですが、おしゃれな雑貨屋やカフェ、レストランなどが出店を並べるイベントと、並行して会場にステージを設置し、一種「フェス」のような感じで、多くのミュージシャンがライブを行うイベント。わずか1,000円というチケット代に対して、かなり豪華なミュージシャンがライブを行うということで、出かけてきました。
場所は、蒲郡の形原温泉という、正直寂れた温泉街のさらに奥。かつて、三ヶ根山ロープウェイというロープウェイの山麓駅があり、ちょっとした観光地になっていたらしい一体。静かな山のふもとの、とても雰囲気の良い場所でした。
こんな感じの山里。向こうに見えるのが、事実上のメインステージであるあじさいの舞台。
この日は、ライブ以外のお店もメインだっただけに、会場を散策しようと、ライブがはじまる前、12時半くらいには会場に入りました。まず、秘境ステージというエリアに行ってみたのですが、これが完全に森の中。所々に、かつてロープウェイがあったころに建てられたと思われる廃墟などがあって、奇妙な雰囲気の散歩道(?)になっていました。突き進んだところに、謎の建物があったり(↓)
階段ステージには、かつてのお土産屋が、廃墟になって残っていて、そこでは当日、ラーメン屋が開店していました。こちらでラーメンを食べましたが、なかなかおいしかったです。
ちなみに、お店が並んでいる場所の風景。こちらは「市場の森」の風景です。
こんな感じで、おしゃれな雑貨屋やカフェがたくさん並んでいました。でもって、下の写真が、空のステージから一望できる三河湾の風景。
こんないい雰囲気のところで、観光地跡の廃墟なんかもいい雰囲気を出していて(って、人がいない時に来たら、ちょっと怖そうですが(^^;;)、よくこんないい場所見つけたなぁ~と思うような、最高のシチュエーションでした。(もっとも、「観光地跡」といっても、一部はお店になって営業していたり、一番奥にはジンギスカンの店があり営業しているみたいですが)
ジョンのサン@うたたね広場
まず最初は、うたたね広場というステージで、ジョンのサンという名古屋で活動するバンド。雰囲気としては、キセルmeetsたまといった感じの脱力バンドなのですが・・・正直、あまりに脱力しすぎて、ちょっとつかみどころがない・・・(^^;;音の空間があまりにも多い作風は、味なんだとは思うんですが、いまひとつピンと来ませんでした。
OGRE YOU ASSHOLE@あじさいの舞台
そして、続いては、この日のお目当てのひとつ、OGRE YOU ASSHOLE。以前から注目していたバンドで、特に「homely」は、個人的に相当はまった傑作。この段階で、最新作「100年後」はまだ聴けていなかったのですが、はじめて見る彼らのステージにとても楽しみにしていました。
事前に情報として入れていたのですが、この日のステージで驚いたのは、曲の雰囲気が「homely」以前の作風とはかなり異なっていたこと。ミディアムテンポな楽曲がメインだったのですが、リバーブのエフェクトをかけたダビーな雰囲気に、サイケ風の轟音ギターが曲の空間を埋め尽くすようなステージ。アルバムの時のように、メロと歌詞を聴かせるというよりも、バンドサウンドを前に押し出したような曲調で、迫力ある音の世界に圧倒されるステージでした。
途中のMCは簡単な自己紹介と、ライブ告知のみで、まさに切れまない爆音の中、ライブが進んでいく感じ。そして一番すごかったのが、ラストの「ロープ」。原曲とは全く違うサイケなアレンジで、特にドラムスのヘヴィーなリズムが腹に響きまくり、ギターノイズに圧巻されたステージ。ロングバージョンということで、序盤、延々にそのバンドサウンドをしっかり聴かせた上で、ちょびっと歌がある感じに仕上げていました。
はじめてのOGRE YOU ASSHOLEで、個人的には、もうちょっと空間を聴かせるタイプのステージになるのかな、と思っていただけに、サイケなアレンジというのは、ちょっと意外。ただ、圧倒的な音の迫力に、魅せられてしまったライブでした。また、是非ライブを見てみたいです!
その2に続く
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