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2012年10月26日 (金)

4年ぶりの復帰作

Title:FOUR
Musician:BLOC PARTY

2005年のデビューアルバム「Silent Alarm」がメディアなどでも絶賛され、同時に大ヒットを記録し、その後、アルバムは3作連続、全英チャートではベスト10入りを記録したイギリスのロックバンド、BLOC PARTY。2008年に事実上活動を停止したのですが、このたび、4年ぶりとなるニューアルバムがリリースされました。

そのニューアルバムは、活動休止前最後となる「Intimacy」の全英8位を上回る3位を記録し、ファンにとっては待望の新作ということが良くわかります。

そんな待ちに待った新作ですが、いままでの彼らの路線からすると、微妙に変化していました。前作「Intimacy」では、テンポのよいエレクトロパンクのような路線が目立ったのですが、今回の作品は、もっとヘヴィーなギターを前面に出した、ギターロック路線になっていました。

メタルっぽさすら感じる「3×3」や、完全にヘヴィーロックな「Kettling」、ブルージーな出だしから、サビで一気にヘヴィーに展開する「Coliseum」あたりが典型的でしょうか?ただ、正直言って、ここらへんのヘヴィー路線の楽曲については、どれも平凡でいまひとつ。どこかで聴いたような感じは否めず、なぜBLOC PARTYが?という印象は否めませんでした。

逆に、いままでのBLOC PARTYっぽい、「Octopus」や、ダンスナンバーの「V.A.L.I.S.」あたりの出来が良く、それならば、いままでの路線を突っ走ったほうが良かったのでは?なんてことも思ったりして。もっとも、彼らとしては、いままでと同じマンネリ路線を安全に突き進むよりも、あらたな路線を模索したいのでしょうが・・・うーん・・・。

そんな訳で、随所で彼ららしさを感じる部分もあり、決して悪いアルバムではありません。ただ、新規路線は必ずしも成功しておらず、今後に関して、ちょっと不安の残るアルバムだったように思います。次回作はいかに、といった感じになるのでしょうが・・・。

評価:★★★

BLOC PARTY 過去の作品
Intimacy


WIRE 11 COMPILATION

おなじみ電気グルーヴ石野卓球オーガナイズによる、国内最大級の屋内レイヴイベント、WIREのコンピレーションアルバム。毎年、気持ちのよいテクノナンバーの連続に、圧倒的な安定感を覚えます。今回に関しては、石野卓球の「Five Fingers」は相変わらず鉄板だよなぁ、と思いつつ、他にはDopの「Ikarus」が、柔らかい音ながらもエッジが利いた感じがとても良く、印象に残りました。

評価:★★★★★

WIRE COMPILATION 過去の作品
WIRE 06 COMPILATION
WIRE 08 COMPILATION
WIRE 09 COMPILATION
WIRE 10 COMPILATION

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