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2012年10月29日 (月)

最後にもう1枚

Title:深夜枠
Musician:東京事変

今年2月、約8年半(・・・ってそんなにやっていたんだ・・・)の活動に幕を降ろした東京事変の、シングルのカップリング曲を網羅した企画盤。「深夜枠」というタイトルから想像できるように、アニメをモチーフとしたジャケットが印象的。ちなみに、この女の子の名前は「むてきちゃん」らしいです(笑)。

東京事変の活動を振り返ると、名曲も多くリリースされ、特に後期の作品については、徐々にバンドとしての形がなりたってきたアルバムは、十分傑作というにふさわしい内容だったと思います。ただ、正直なところ、椎名林檎がソロで発売した「無罪モラトリアム」から「加爾基 精液 栗ノ花」の3枚のアルバムは、残念ながら超えられなかった感じがします。

なんでこのアルバムの感想で、わざわざそんなことを書くか、といわれると、このアルバムの収録曲も、1曲1曲はいい曲なのは間違いないのですが、アルバム全体を通して聴くと、いまひとつインパクトが薄く感じられるから。それがどうも、東京事変の活動全体と重なってしまうんですよ・・・。

とにかくバラエティー豊富で、「BB.QUEEN」のような、ヘヴィーなギターサウンドを聴かせたり、「体」のようなフィリーなソウル風ポップスを聴かせてくれたり、「落日」のようなピアノバラードを聴かせたり、様々な作風の曲を聴かせてくれます。

1曲1曲については文句ない出来の曲ばかり。まあ、全体的にまとまりはないのは、カップリング集というアルバムの性質上、仕方ないのでしょうが、突き抜けたような、例えるならばリスナーを驚かせるような作品はありません。

まあ、椎名林檎はデビュー作以降が衝撃的でしたから、どうしても・・・なんて、いまさら過去にあまりにも拘る私もどうかとはおもうのですが・・・。また、いまだに椎名林檎を主軸に語る部分、東京事変のファンからは批判を浴びそうですが・・・。ただ、このカップリング集を聴いて、あらためて東京事変に感じる煮え切らなさを思いだしてしまった、そんな1枚でした。

評価:★★★★

東京事変 過去の作品
娯楽
スポーツ
大発見
color bars
東京コレクション


ほかに聴いた作品

WIRE TRAX 1999-2012/石野卓球

WIREといえば、石野卓球がオーガナイズする国内最大級の屋内レイヴ。また、毎年、WIRE参加者の楽曲を集めたコンピレーションアルバムもリリースされます。このアルバムは、石野卓球が、WIREのコンピレーションアルバムに提供した曲を網羅。かつ、WIREの広告で流れる曲や、配信限定でリリースした曲など、WIREに関連する曲を一堂に集めたアルバムです。

WIREのコンピレーションアルバムは、ほぼ毎年聴いているのですが、毎回、石野卓球の曲は、コンピの中でもお気に入りの1曲になります。それは、彼の楽曲は、メロディーがポップで耳なじみやすいから。また、音の使い方がどことなくユニークで、耳を惹かれます。ここらへんのポピュラリティーセンスとユーモアセンスは、彼独特のもの。また、その個性があるからこそ、テクノシーンで、世界的に注目されるようなミュージシャンになったのでしょう。そんな彼の実力をあらためて実感したアルバムでした。

評価:★★★★★

石野卓球 過去の作品
CRUISE

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