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2012年9月10日 (月)

徐々に味が出てくる?

Title:CHEEKY FOR A REASON
Musician:THE VIEW

4枚目となるスコットランド出身の4人組ギターロックバンド。デビュー作で、いきなりイギリスのアルバムチャート1位を記録し、幸先良いデビューを飾りましたが、その後は右肩下がり気味。前作では14位までチャートを下げてきましたが、本作ではちょっと持ち直し、最高位9位と、再びベスト10入りしてきました。

もともと、デビュー以来、美メロを持ち味としてきた彼ら。今回の作品でも、基本的にポップなメロディーラインと、軽快なギターロックを前面に出した、いい意味で、聴きやすいギターロックを展開しています。

序盤「HOW LONG」「AB(WE NEED TREATMENT)」は、爽快なギターロックで、リスナーをつかみ、中盤「BULLET」「BUNKER(SOLID GROUND)」あたりは、メロディアスな展開に耳を惹かれ、さらに先行シングルとなった「THE CLOCK」は、哀愁あるメロが、いい意味で歌謡曲ぽさも感じられ、日本人の壺にもはまりそう。

今回の作品も、序盤や、後半の「HOLD IN THE BED」のような、パンキッシュな作品はあったものの、全体的には、メロディーを押し出したポップな作風がメイン。そういうこともあってか、少々勢いが弱く、おとなしい印象を受けました。前作も、確かに地味な印象を受け、物足りなさを感じたものの、2度3度聴くうちに、好きな作品になったのですが、今回は残念ながら、まだそこまではまれない感じが・・・・・・。ただ、本作も美メロは多く、またもっと何度か聴くうちに、徐々に味が出てくるのかもしれませんが・・・。

評価:★★★★

the view 過去の作品
Which Bitch?
BREAD AND CIRCUSES

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