美メロの連続がたまりません!
Title:WRITE ME BACK
Musician:R.Kelly
前作「Love Letter」は、50年代から60年代のソウルマナーにそった名曲が揃っていて、大きな評判になったR.Kelly。続く新作も、またもや傑作!今回の作品は、もうちょっと時代が下がって、70年代や80年代風?ただ、ちょっと懐かしさを感じられつつ、ソウルミュージックが持っている心地よさやパワフルさを、全面に感じられる作品だったと思います。
アルバムは、軽快で爽やかな「LOVE IS」からスタート。続く「FEELIN' SINGLE」は、どこか80年代っぽい雰囲気?バラードナンバー「WHEN A MAN LIES」の美メロなどもたまりませんし、続く「CLIPPED WINGS」のコーラスにも、ゾクゾクするものがあります。
後半にも、「ALL ROUNDS ON ME」のような、ロックンロール風のダンスナンバーやら、タイトルそのまま「PARTY JUMPIN'」みたいな曲もあったり。ただ、どの曲も一環して、美しいメロディーラインが光る曲ばかり。美メロの連続に、聴いているだけでワクワクしてきます。
この作品、ポップで爽やかな曲が並んでいたのですが、アルバム全体として感じられるのが、悪い意味での気負いがない、という点。決して、ド派手なポップソングも、これでもかといった感じに盛り上げるバラードもありませんが、逆に、メロディーを生かしたシングルな構成で、本来の曲の良さが、より表に出ていたと思います。
また、そんな曲を歌うR.Kelly自身が、とても楽しそうなんですよね~。本当に、純粋に「歌」を歌うのが好きなんでしょうね、彼は。そんな彼の気持ちが、こちらまで伝わってきて、楽しくなってくるようなアルバムでした。
評価:★★★★★
R.Kelly 過去の作品
Double Up
Untitled
Love Letter
EPIC
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