暑い夏に清涼感あふれるコンピ
Title:kilk records sampler summer 2012
音楽サイトOTOTOYで、また恒例の、エレクトロ/ポストロック系のレーベルkilk recordsのサンプラーが無料ダウンロードでリリースされています。
収録曲とミュージシャンは以下の通り
Live Again/Aureole
The strange sun/cellzcellar
Sunshine State/Tie These Hands
サンダーソニア/nemlino
hello/bronbaba
Godfather/Manuok
cenotaph/Meme
Lemoncholic/Stripmall Architecture
Gabriel feat. Elísabet Eyþórsdóttir/Yagya
Parity bit/speaker gain teardrop
terra/虚弱。
Hope For November/Glaschelim
tring,opening/hydrant house purport rife on sleepy
Cellular Respiration/Lööf
Brave And Kind/Gamine
幻想的なサウンドに、クリアなボーカルのメロ、という、夏にピッタリな清涼感のあるいつも通りの王道パターンの曲も多かった反面、bronbabaの「hello」やManuokの「Godfather」のように、ギターサウンドを前に押し出してきたような曲も目立ちました。
ただ、以前のサンプラーと同じく、どの曲も一定水準以上のレベルの曲を楽しめる一方、アルバム単位で聴いてみたい、と思えるような大ヒットは見当たらず。その中では、美しいサウンドの中で、鼓動のようなリズムが、まるで母親の胎内を彷彿とさせるようなLoofの「Cellular Respiration」や、ピアノの音色をバックに、チャイルディッシュなボーカルが切ないメロディーを歌い上げるGamineの「Brave And Kind」がヒットでした。
現在も、無料ダウンロード中みたいなので、ポストロック/エレクトロニカ系が好きな方は是非。ダウンロードはこちらのサイトからになります。
評価:★★★★
Kilk Records Sampler 過去の作品
Kilk Sampler 2011 Spring
Kilk Record Sampler 2011 Summer
ほかに聴いたアルバム
ウクレレ栗コーダー2~UNIVERSAL 100th Anniversary~/栗コーダーカルテット
サブタイトル通り、ユニバーサル・ピクチャーズ100周年を記念して作成された企画盤。そんな訳で、ユニバーサルの映画音楽を、いつもの彼らどおり、リコーダーやウクレレなどで脱力カバーしています。あの壮大な映画音楽が、彼らの手により、一気に箱庭サイズに。「刑事コロンボ」のように、クスッと笑える脱力カバーもありますが、意外やこの箱庭サイズのカバーがマッチしていて、意外な魅力も発見できる、ほっこり暖かい気持になるカバーでした。
評価:★★★★★
栗コーダーカルテット 過去の作品
15周年ベスト
夏から秋へ渡る橋
渋栗(川口義之with栗コーダーカルテット&渋さ知らズオーケストラ)
遠くの友達
生渋栗(川口義之with栗コーダーカルテット&渋さ知らズオーケストラ)
羊どろぼう
DestroyingBeauty/killingBoy
ART-SCHOOLの木下理樹と、ストレイテナーなどで活躍する日向秀和により結成されたユニットの第2弾アルバム。前作同様、リズムに一工夫を入れて、どこかファンキーさを感じるサウンドが魅力的。特に今回は、ギターで参加した元SPARTA LOCALSの伊東真一が、いい味を出しています。って、まんまSPARTA LOCALSっぽいんですが。ここらへんのリズム隊のカッコよさに、木下理樹のボーカルがちょっと負けちゃっているような印象も受けたのですが、ここらへんは好き嫌いの問題か?
評価:★★★★★
killing Boy 過去の作品
killing Boy
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