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2012年8月 5日 (日)

モーサムの作品を下支えするのは・・・?

Title:
Musician:百々和宏

MO'SOME TONEBENDERのボーカリスト、百々和宏による、初のソロアルバム。

モーサムというと、爆音のガレージサウンドが特徴的なロックバンド。そのボーカリストのソロアルバムだから、当然、ガレージロックの・・・・・・と、想像するかもしれません。しかし、実際は、モーサムで奏でる音からは、ほど遠い音を聴かせるアルバムになっていました。

自叙伝的(?)な内容になっている「ロックンロールハート」こそ、ギターロックになっていますが、メロディーはあくまでもポップですし、続く「ポテトフォーピープル」は、完全に四畳半フォーク。「高架下の幽霊」はブルースですし、モーサムでは感じられなかったジャンルの音楽からの影響を強く感じます。特に、フォークからの影響は強く、他にも「ながいおわかれ」「Sad Vacation」など、フォーキーな作品が目立ちます。

他には、カバー曲も収録されているのですが、それがなんと、1曲は中島みゆきの「悪女」、もう1曲は「雨音はショパンの調べ」と、どちらも歌謡曲!どちらもヘヴィーなノイズギターを奏でる、原曲の雰囲気とはちょっと異なるカバーになっているものの、こちらもかなり意外なセレクトになっています。

そんな訳で、モーサムのイメージで聴くと、ちょっとビックリしてしまうソロアルバム。ま、モーサムで出来ることはモーサムでやっているわけで、そういう意味では、ソロアルバムらしいソロアルバムといえるかもしれません。

百々和宏が、いろいろなタイプの音楽から影響を受けていることがわかるアルバムで、そういう意味でも意義のある作品だったと思います。モーサムの作品は、意外とポップな作品も多いのですが、そこは、やはり彼の幅広い音楽からの影響が反映されている、ということでしょうか?

モーサムファンはもちろん、そうでない方も、フォーキーな作品はしんみりと聴かせてくれるし、それ以外の作品も、ノイジーなギターサウンドと、ポップなメロディーのバランスが妙な作品がならんでいて、バラエティー豊かな作風が楽しめるアルバムと思います。彼の幅広い音楽性を楽しむことが出来るアルバムでした。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

Keep on traveling/真心ブラザーズ

フルアルバムとしては3年半ぶり、ミニアルバム「タンデムダンディ 20」からも2年10ヶ月ぶりと、かなり久しぶりとなる真心ブラザーズの新作。19曲70分強の、かなりボリュームのある作品になっています・・・が、全体的に軽い感じのポップが多く、1曲1曲は決して悪くないのですが、核となる作品がなく、インパクトも薄いため、聴き通すと、ちょっと冗長になる部分も。1時間におさまる程度にまとめれば、悪い作品ではなかったと思うのですが・・・。

評価:★★★

真心ブラザーズ 過去の作品
DAZZLING SOUND
俺たちは真心だ!
タンデムダンデイ20
GOODDEST

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