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2012年8月27日 (月)

前半は文句なしの傑作、だけど

Title:Streets In The Sky
Musician:The Enemy

「oasisの後継者的バンド」。そう言われて、デビュー当初、大きな注目を集めたThe Enemyも、これが3作目。一方では、ハイプ?という心配もされた彼らですが、人気の面では、さすがに1位を獲得したデビュー作ほどの人気は持続できなかったものの、最新アルバムもUKチャートでは4位に入っていて、一定の人気は確保している模様です。

さて、そんな彼ら、前作「Music For The People」では、メロディアスでパンキッシュというデビュー当初のスタイルから、叙情的なメロを前に押し出した感があり、個人的には、ちょっと狙いすぎという感じの凡作、という印象を受けました。

そんな2作目に比べると、メロディアスでパンキッシュという彼ら本来のスタイルが戻ってきた感がするのが、この3作目。特に1曲目「Gimme The Sign」から「1-2-3-4」への流れは、爽やかでアップテンポなメロがとても印象的で、気持ちも高揚するようなナンバーが並んでいて、彼らの魅力がよくあらわれた出だしになっている、そういう印象を受けました。

その後も、「2kids」みたいな、しんみりメロの曲も挟みつつ、全体的にはパンキッシュな作風の曲が多かった今回の作品。ただ、今回の作品、一本調子なパンキッシュな作風の曲が多く、最初はよかったのですが、後半は、ちょっと飽きも来てしまいました。前半に関しては申し分なく、もうちょっと曲数を絞ってくれれば、文句なしの傑作だったようにも思えるのですが・・・。(特に日本盤だと、ボーナストラック2曲がついていて・・・勢いのあるアルバムだっただけに、ちょっと余計だったような・・・)

そんな訳で、前作よりは良かったものの、ちょっと物足りなさも残ってしまった、そんなアルバムでした。前半はよかっただけに・・・惜しい感のする1枚でした。

評価:★★★★

The Enemy 過去の作品
We'll Live and Die in These Towns
Music For The People


ほかに聴いたアルバム

In The Key Of Disney/Brian Wilson

今年は、The Beach Boys再結成で大きな話題を呼んだBrian Wilsonのソロ作。前作では、ジョージ・ガーシュインのカバーを手がけましたが、今度は、ディズニーの名曲をカバー。誰でも知っている楽曲が多く、ブライアンのファンではなくても、聴きやすいアルバムでは?アレンジでは、原曲の良さをいかしつつ、彼らしい、絶妙のコーラスラインを聴かせてくれたりして、実に魅力的。原曲から大きく雰囲気の変った曲はなかったものの、彼らしい仕事ぶりがキラリと光る、さすがの1枚でした。

評価:★★★★★

Brian Wilson 過去の作品
That Lucky Old Sun
Reimagines Gershwin

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