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2012年8月21日 (火)

サザン・ソウルの名曲揃い

Title:Atlantic R&B 1947-1974

アトランティック・レコードは、1947年にアメリカで設立されたレーベル。50年代から60年代にかけては、サザン・ソウルを代表するレーベルとして、レイ・チャールズやオーティス・レディング、アレサ・フランクリンなど、錚々たるメンバーが、このレーベルからアルバムをリリースしています。

今回発売された、このボックスセットは、もともと、1985年にアナログでリリースされた全7巻からなるアルバム「アトランティック・リズム・アンド・ブルース 1947-1974」を再構成したもの。それにプラス、鈴木啓志氏選曲による、レア音源集の2枚組がプラスされています。

アトランティック・レコードの代表的なナンバーが勢ぞろいしているボックスセット。ただ、やはり1万5千円というお値段には、最初、ちょっと躊躇してしまったのですが・・・。それでも、ちょっと迷いつつ、思い切って購入。でもね、まあ、予想通りと言われれば予想通りなのですが、名曲揃いの大満足なボックスセットでした。

収録曲からして、サザン・ソウルを代表するミュージシャンたちの、代表する楽曲が並んでいる訳ですから、内容が悪いわけありません。なかなかうれしかったのは、同封されたブックレット。収録ミュージシャンたちの情報が詳しく記載されているのですが、ヒットチャートで最高位何位とか、そのミュージシャンにおける、その楽曲の位置づけとか、読んでいて、その曲の情報が簡潔に記されていて、初心者にもとてもうれしい内容。特に、アトランティックをやめた後の情報も記載されているのは、ありがたいですね~。

しかし、そのブックレットを読むと感じるのは、とにかくヒット曲の多さ。どの曲どの曲も、チャート上位に食い込んでいる曲ばかりで、その当時のアトランティックの勢いが、ブックレットを読むだけで感じられます。

さて、肝心な楽曲の内容の感想ですが、一番感じたのは、やはり高い評価を受けているレジェントたちというのは、ヒット曲ばかり並んでいるこのボックスセットの中でも、一段と輝いているなぁ、ということでした。

例えばレイ・チャールズの、ジャズやブルースからR&Bまで自由自在に歌いこなすスタイルに感心したり、オーティス・レディングやサム&デイヴの力強い歌声に圧倒されたり。その中でも、一段と光っていたのがアレサ・フランクリンで、ボーカルの迫力といい、表現力といい、やはり、これだけ大物が並んでいる中でも圧倒されてしまいます。彼女のボーカリストとしての凄みが、彼女のアルバムを聴く以上に明確に感じられました。

このアルバムで、はじめて聴いたミュージシャンたちの中で、個人的に一番良かったのがRUTH BROWN。名前だけは一応知っていたのですが、音源を聴くのは、今回がはじめて。迫力あるボーカルが、特にアトランティック初期の楽曲の中では、頭ひとつ出ているような感じで、強く印象に受けました。

ボックスセットなだけに、値段的に、簡単に入手できる感じではないのかもしれませんが、1万5千円という値段には、十分お釣りがくるほどのボックスセットだと思います。サザン・ソウル好きなら、文句なしに聴くべし!名曲の数々に、感涙です。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

The Road From Memphis/Booker T.Jones

そして、こちらは、上のアトランティック・レコードのボックスセットにも、楽曲が収録されている、Booker T. & the M.G.'sのフロントマンによる最新アルバム。最近、John LegendやBetty Wrightらとコラボを組み、ルーツ志向が強まっているHIP HOPバンド、THE ROOTSが全面的にバックバンドとして参加。結果、楽曲の雰囲気としては、往年のスタイルそのままな感じなのですが、一方で、サウンドは今風にアップデートしている感じが。かつての雰囲気そのままに、現代風の音と上手くバランスされており、今なお、現役感あふれるアルバムでした。

評価:★★★★★

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