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2012年8月12日 (日)

2012年上半期 邦楽ベスト5

昨日の洋楽編に引き続き、遅くなってしまいましたが、邦楽編上半期ベスト5です。

5位 恋に似ている/THEラブ人間

聴いた当時の感想は、こちら

これがメジャーデビューアルバムとなる、今話題の新人バンド。決して派手さはないものの、耳を惹くのが、その歌詞。なにげない日常を、ドラマ仕立てで描く歌詞は、リアリティーのあり、心に染み入ります。じわじわと、侵食されて、気がついたらはまっている、そんなアルバムでした。

4位 MISOGI EP/GRAPEVINE

聴いた当時の感想は、こちら

デビューから15年が経過し、すっかりベテランバンドの仲間入りを果たした彼らですが、その勢いは止まる・・・どころか、ここ最近、ますます加速している感すらあります。独特のどす黒いグルーヴは相変わらずですが、マンネリさは感じられません。加えて、ここ最近の作品では、いい意味でのわかりやすさが加わった感じも。このアルバムは、6曲入りのミニアルバムながらも、今の彼らの勢いが、コンパクトにおさまった作品になっています。

3位 ULTRA/bonobos

聴いた当時の感想は、こちら

今、全体的に停滞感が漂う日本において、光り輝く1枚。もともと、彼らの音楽は、独特な浮遊感のあるポップソングでしたが、その浮遊感が、今回では、これでもかというほど輝き、幸福感あふれる作品になっています。ただし、よくあるヒット曲のような、単純な前向きソングではなく、現実を踏まえた上で、その向こうにある幸せを捜し求めるような作品。聴き終わった後、なんともいえない幸福な満足感を得られる作品です。

2位 B級映画のように2/田我流

聴いた当時の感想は、こちら

東日本大震災の後、様々なメッセージソングが生まれてきましたが、その中で、もっとも強烈だったのが、この作品。今の政治をバッサリ切り捨て、原発を推進する勢力も、ユーモアな視点を交えつつ、強烈な皮肉をあびせています。ただ、その一方では、明日へ続く希望も綴っています。このアルバムから感じられるのは、強いふるさとに対する愛情。この強いメッセージは、HIP HOPリスナー層にとどめておくのはもったいない。

そして・・・

1位 TOTAL/THA BLUE HERB

聴いた当時の感想は、こちら

3月11日以降の日本へのメッセージ、という意味では、2位の田我流と共通する点があるような感じのするTHA BLUE HERBの新作。強烈な政治批判は反原発も共通。また、ふるさとへの深い愛情という点でも共通しています。特に強烈だったのは、このアルバムのボーナスCDである「NUCLEAR,DOWN」で、原子力への思いを、これでもかというほどの強烈な言葉で綴っています。もちろん、そんなメッセージのみならず、O.N.O.の緊迫感あるトラックも耳を惹く作品。今作も、文句なしの傑作でした

以上5枚。洋楽も、上半期はちょっと不作気味でしたが、邦楽も、少々不作気味でした。他にベスト5候補だったのは・・・

うたびこ/青葉市子
STEREO WORXXX/capsule
この声/高橋優

あたりでしょうか。上半期ベスト5は、上位2位が、いずれもHIP HOPになりましたが、5位のTHEラブ人間といい、ベスト5には入れなかったものの、青葉市子や高橋優といい、強いメッセージを届けるミュージシャンのアルバムが、目立ったような印象を受けました。

あらためて、ベスト5を振り返ると

1位 TOTAL/THA BLUE HERB
2位 B級映画のように2/田我流
3位 ULTRA/bonobos
4位 MISOGI EP/GRAPEVINE
5位 恋に似ている/THEラブ人間

下期は、もっと、ベストを選ぶのに迷うような、傑作が多くリリースされることを期待しつつ。

ちなみに過去のベストは

2007年 年間1 
2008年 年間1  上半期
2009年 年間1  上半期
2010年 年間1  上半期
2011年 年間1  上半期

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