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2012年6月20日 (水)

オーバー70にして、この迫力!

Title:Locked Down
Musician:Dr.John

Dr.Johnは、アメリカはニューオーリンズ出身の男性ミュージシャン。ニューオーリンズといえば、ジャズ発祥の地として知られ、アメリカの音楽の都とも言われる街。彼は、R&Bやブルースなど、ニューオーリンズの音楽を積極的に取り入れ、1972年に発表された「Gumbo」は、ロック史に残る傑作として、高い評価を集めています。

今回のアルバムは、昨年のグラミー賞で、3部門を受賞した、今、話題のロックバンドThe Black KeysのギタリストDan Auerbachがプロデューサーとして参加しています。御年72歳となるDr.Johnと、いわば「現在」のロックバンドとの融合が、どう作用するか・・・注目させる組み合わせとなりました。

そして、その結果として、この両者の組み合わせは大成功ではないでしょうか。ルーツミュージックの要素を取り込みつつ、ぶっといホーンセッションがファンキーに鳴り響くこのアルバム。オールドスタイルの要素を組み込みつつも、決して古びた感じがしないのは、やはりDan Auerbachのプロデュースによるところが大きいのでしょうか?Dr.Johnの魅力を、しっかりと今の時代にマッチさせることに成功しています。

それに負けずとも劣らず、非常に魅力的だったのは、やはりDr.Johnその人なのは言うまでもないでしょう。なによりも、上でも書いたとおり、現在、72歳。一般的にいえばすっかり「おじいちゃん」な訳ですが、今回のボーカルからは、まったく力の衰えを感じさせません。パワフルでファンキーで、声量はもちろん安定していて、かつ、その表現力には、やはりすごみを感じさせます。いやはや、すごいなぁ・・・。

アルバム全体としては、比較的シンプルな、ルーツオリエンテッドなロックなのですが、そんなルーツ志向の魅力を感じつつも、ノスタルジック志向な古びた感じがしないアルバム。派手さはないものの、気が付いたら、そのリズムとサウンドとボーカルに、グイグイ惹きつけられる作品です。「Gumbo」を聴いたことある方はもちろん、ロック好きやソウル好きにもお勧めしたい1枚です。

評価:★★★★★

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