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2012年6月18日 (月)

SAKAE SP-RING 2012 その2

Sakaespring2012_2

昨日に引き続き、先日、参加してきた、名古屋栄地域全体のライブ・サーキット「SAKAE SP-RING2012」のライブレポです。

HAPPY BIRTHDAY@TIGHT ROPE

続いては、そのままTIGHT ROPEに残り、HAPPY BIRTHDAYという女の子2人組バンドのライブ。女の子の本音を赤裸々に綴った歌詞が「女版銀杏BOYZ」として、最近、雑誌などでよく目にするミュージシャンです。

ただ、一般的な認知度はまだ高くないみたいで、会場の入りはちょっと寂しい感じ。で、時間になったら、いきなりR&Bの歌姫バリに歌を歌う女の子と、その後ろで、奇妙な踊りを踊る女の子が登場。妙な登場シーンで、メンバー2人が登場して、ライブのスタートとなりました。

ちょっと微妙な空気の中(笑)ライブがスタートとなったのですが、ライブはボーカルとドラムスの2人だけのステージ。あとはカラオケという状況。なので、ステージとしては、ちょっと微妙な状況。ドラムも悪くはないけど、圧倒的な・・・といった感じではなかったし・・・。

最後に演奏した「あの子の彼氏」は、歌詞もなかなかよかったと思うのですが、それ以外はあまりピンと来ず。方向性としては、おもしろいバンドだと思うのですが、期待したよりは、いまひとつで残念。次は、やはりライブはフルバンドで聴きたい・・・。

住所不定無職@R.A.D

続いては、R.A.Dのお隣のライブハウスに移動して、住所不定無職のライブ。その名前に似つかわず、女の子3人組のギャルバン。今日は、なぜか女性ミュージシャンのステージが多い・・・。こちらも名前だけは知っていたのですが、評判は高いみたいで、R.A.Dは狭いライブハウスとはいえ、ほぼ満員の状況でした。

ステージは、迫力あるガレージロックでパンキッシュ。満員のため、ステージ自体はあまりよく見えなったのですが、女の子3人組とは思えないような力強いステージに、惹かれるものがありました。そんなステージとは反面、メロディーはいたってポップでバラエティーがありました。「キスキス」みたいに、アイドルポップみたいな、軽快なポップソングがあったり、「あの娘のaiko」みたいな、聴かせる曲があったり、曲名は不明ですが、昭和歌謡曲っぽい曲があったり。バラエティー豊かな作風が楽しめたライブでした。

予定変更で急遽みたステージだったのですが、なかなかよかったなぁ~。また、ライブを見てみたいです。

(M)otocompo@EDITS

続いては、EDITSに移動して(M)otocompo。こちらは、名前も音も初耳。事前にTwitterを見ていて、話題になっていたから、というのが至急会場に足を運んだ理由(笑)。そして、なんと会場は入場規制が・・・。もっとも、並んでいたのは数人だったので、すぐに入ることが出来ましたが。

もちろん会場は超満員。そんな中、ライブがスタートすると、最初は、メンバー3人が、ステージ上で横に並んでロボットみたいなパフォーマンスで登場したかと思えば、ボーカルは客席の後ろからいきなりの登場。最初から会場は大盛り上がりとなりました。

彼らの音楽は、テクノポップ。本人たち曰く「『スカ』と『エレクトロ』の融合、『スカ』と『エレク・・・』、略して『・・・』」だそうで(笑)、その通り、テクノポップに、スカ風のリズムを取り込んだ感じの曲は、ひとことで言えば、底抜けに楽しかった!MCでも、笑いをまぜながら、とてもユーモラスなステージになっていました。

選曲もユニークで、中盤には、「笑点のテーマ」をエレクトロ調にアレンジして披露したり、ラストでは、少女時代の「Gee」をカバーしたりと、誰もが知っているような曲のカバーでも盛り上がっていました。理屈抜きに楽しいステージで、会場も終始大盛り上がり。入場制限が出て、外で入れないファンもいたそうなのですが、これだけ楽しいステージなら、その人気も納得です。

Sakaespring2012_3

ちなみに、最後にアンケートに答えた方には、無料でCDを提供という太っ腹(?)なサービス(とはいっても、1曲入りでしたが)。もちろん、アンケートに答えて入手してきましたよ!(⇒)ただ・・・この曲は聴いたのですが、平凡なテクノポップという印象で、ライブほどは楽しめなかったかも(^^;;ライブバンドなんだなぁ、彼ら。でも、ライブは理屈抜きで最高だったので、また是非、参加したいです!

そして、この後は、夕食を食べ、最後の締めくくりにHOLIDAY NAGOYAへ。栄の東の端から西の端へ、ほぼ横断する大移動でした(^^;;

ハイスイノナサ@HOLIDAY NAGOYA

最後は、HOLIDAY NAGOYAのハイスイノナサというバンドへ。このバンドも、名前も音も初耳。ただ、クワトロのTHE BACK HORNやブルーノートの家入レオなど知った名前のミュージシャンは入場制限でとても入れず、他のミュージシャンは・・・と紹介文を読んで、「ポストロックバンド」ということで、良さげかな?と思い、HOLIDAY NAGOYAに向かいました。

開始10分くらい前に会場に到着。入場制限もなく、難なく会場に入れたものの、会場はほぼ満員。ただ、開始予定時間の21時になってもライブはスタートせず、予定時間を20分くらい押して、ようやくライブがスタート。正直、この段階で、少々テンションが下がってしまいました。

ただ、ライブ自体はなかなかよかったと思います。変拍子を多用し、シンセなどを取り入れ、女性ボーカリストの美しい声を入れることにより、幻想的で、かつポピュラリティーのある世界観を作り出していました。意外とポップで聴きやすく、楽しめました。途中、観客に手拍子を求める曲があったのですが、そのリズムが少々難しい感じで、合わせるのに苦労したのですが、その手拍子だけが鳴り響く瞬間が、曲の雰囲気にマッチしていて、会場とバンドが一体になったように感じました。20分遅れでテンションが下がったのですが(途中のMCで謝罪してくれましたが)、最後は楽しめて、満足して会場を後にすることが出来ました。

そんな訳で、クワトロのあまりの混みようで、当初の予定を大幅に変更してしまいました。が、その結果、bomiとか住所不定無職とか(M)otocompoとかハイスイノナサとか、完全に初耳のバンドの素晴らしいステージが見れたのはとてもよかったです。

ただ・・・クワトロでは入場に下手したら3時間くらいを要したらしく、正直、これはいただけません。有名どころがそろいすぎた、というスケジュールの配慮を指摘する声も大きかったみたいですが、ブルーノートも終日入場規制がかかっており、ともすれば、HOLIDAY NAGOYAやEDITSまで入場規制がかかっていた時もありました。単純に人気ミュージシャンがかたまったから、というよりも、純粋にチケットを売りすぎ(苦笑)。2日とも、ソールドアウトしていましたが、もっとチケット数を絞った方がよかったのでは?

いろいろ素晴らしいミュージシャンが見れて、とても楽しめた1日でしたが、これだけ入場規制の連続で、ミュージシャンの選択を絞られてしまうと、ちょっと来年以降の参加は考えちゃうなぁ・・・。人気が高まり盛り上がるのはいいのですが、開催者側は、もうちょっと現状の問題を考えてほしいなぁ、と思ったイベントでした。

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