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2012年6月19日 (火)

魅力満載のライブ盤

Title:3peace2
Musician:クラムボン

自前の音楽機材と楽器をつみこみ、全国を横断したライブツアー「ドコガイイデスカツアー」。そのライブからのベストアクトを選択して収録したライブアルバムです。タイトル通り、2006年にリリースされたライブアルバム「3peace」の第2弾ということでしょうか。

今回のアルバムでユニークなのは、1曲目「GOOD TIME MUSIC」で、いきなり会場が停電になってしまうハプニングがそのまま収録されている点。本来、ベストアクトを収録しているライブアルバムである以上、選ばれるはずのないアクトのはず。それをあえて収録し、なおかつ、1曲目に収録している点、ライブというのは、この手のハプニング性こそが最大の魅力であること、また、このライブが、それだけ手作りであることを、より主張しているように感じました。

「Re-アホイ」のような、サイケデリックで、幻想的なナンバーにトリップさせられそうになりつつ、アルバム全体としては、アコースティックなポップソングが大半を締めていました。アコースティックなポップソングがメインだからこそ、幻想的なナンバーがより映えるなぁ、ということを強く感じる一方で、やはりクラムボンの最大の魅力は、そのポップス性だよな、ということも強く認識しました。

ともかく、凝ったアレンジのポストロック志向という側面と、ポップバンドという側面という、クラムボンの2つの魅力を体験できるライブ盤。ファンにとっても、初心者に対しても、お勧めできるアルバムです。

評価:★★★★★

クラムボン 過去の作品
Re-clammbon2
JAPANESE MANNER ep
2010

ワーナーベスト
columbia best


ほかに聴いたアルバム

心ばかり/KOKIA

KOKIAがいままで発表したシングルのカップリングや、配信限定曲を収録した、いわばレアコレクションアルバム。KOKIAのシングル曲は、ともすれば「売れ線」狙いだったり、逆に、ファンタジックな部分があまりに強調されている曲が少なくないのですが、カップリング曲は、逆に、KOKIAのポップな側面と、ファンタジックな側面が、ほどよくバランスしており、むしろベスト盤以上に、KOKIAの魅力を感じることが出来るかも?ともすれば、ベスト盤より、こちらの方が、KOKIAの最初の1枚としてはお勧めできるかもしれません。

評価:★★★★★

KOKIA 過去の作品
The VOICE
KOKIA∞AKIKO~balance~
Coquillage~The Best Collection II~
REAL WORLD
Musique a la Carte
moment
pieces

日本人/氣志團

氣志團の新譜は、タイトル通り、例の震災を経て、「日本人」としての誇りと日本への愛情をテーマとしたアルバム。ここで「政治的」にどうこう言うのは、避けたいのですが、「日本」への愛情を語った歌詞に関して、ちょっと単純すぎるのでは?ちょっと前によく陳腐な歌詞として批判されていた「親を大切にしよう」「仲間を大切にしよう」的な歌詞の延長線上のように感じました。愛国心を語るにしても、ひとひねりやユニークな視点がほしかったなぁ。主張性が強すぎて、少々ポップスとしてはエンタテイメント性に欠ける印象が。

評価:★★★

氣志團 過去の作品
房総魂~Song For Route 127
木更津グラフィティ
蔑衆斗 呼麗苦衝音

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