予想以上の混雑ぶり・・・。
SAKAE SP-RING 2012
会場:OZON、HOLIDAY NAGOYA 他 日時:2012年6月2日(土)
すっかり初夏のイベントとして定着した感のある、名古屋の栄エリア一帯で開催されるライブ・サーキットイベント、SAKAE SP-RING。私も2年ぶりに参加してきました。これが3回目の参加。今回は、チケットもソールドアウトしたみたいで、入場規制が頻発するのではないか、とちょっと心配になりながら会場に向かいました。
で、チケット引き換え所のラシックの段階で、既に行列が・・・。こちらの行列は、比較的スムーズに流れ、チケットと、ステージパスの交換はスマートに進んだのですが・・・。まず、昼飯を取り、最初に見ようと思った、オワリカラのステージのため、OZONに向かいました。
オワリカラ@OZON
オワリカラというバンドは、以前、TOKYO NEW WAVE 2010というコンピで聴いたことがあったバンド。その時、なかなかよかった印象があったので、この日のライブを見ることにしました。会場は、ほぼ満員。注目を集めているバンドということがわかります。
で、これが予想以上に良いステージでした。ジャンルはシンプルなガレージロックだったのですが、シンセがちょうどよい隠し味みたいになって、音に厚みを加えています。演奏も、決して派手ではないものの、迫力があり、惹き付けられるものがありました。
メロもポップで聴きやすいため、その演奏と共に、グイグイとひきつけられるようなステージ。途中では、ガレージロックのみならず、ディスコ調の作品もあったりして、それなりのバリエーションも感じられます。30分程度の短いステージでしたが、予想以上に楽しめたステージでした。
Qomolangma Tomato@HOLIDAY NAGOYA
続いては、HOLIDAY NAGOYAに移動して、Qomolangma Tomatoのステージに。裏のブルーノートののあのわと迷ったのですが、次の日本マドンナも見てみたかったので、HOLIDAY NAGOYAに向かいました。
Qomolangma Tomatoは、アルバムも聴いたことあって、個人的に注目しているバンドの一組なのですが、ライブを見るのはこれがはじめて。結構期待してステージにのぞんだのですが・・・ステージとしては、迫力もあり、カッコいいステージだったと思います。途中、ボーカルも客を煽ったり、ギターが観客スペースにまで降りてきたりして、盛り上がったステージだったと思います。
ただ・・・CDで聴いた時に比べると、物足りない・・・というよりも、CDに比べて、ライブならではのプラスアルファがなかったように感じました。いや、ライブパフォーマンス自体は決して悪くはないと思いますし、それなりに楽しめたステージだったのですが、CDを聴いた時の期待値に比べると、といった感じの感想。あと、CDだと個性的に感じたボーカルが、ちょっと弱かったかなぁ。もっとも、なかなか良いステージだとは思ったので、機会があれば、また見てみたいです。
日本マドンナ@HOLIDAY NAGOYA
で、会場にそのまま残って、日本マドンナのステージへ。日本マドンナについては、ライブはもちろん音源も聴いたことないものの、かわいいルックスとは裏腹の、過激な歌詞が話題のパンクバンド。実はこの日、もっともお目当てのバンドの一組だったりします。
ステージがはじまる前に、サウンドチェックということで、メンバーが軽く演奏していたのですが(HOLIDAY NAGOYAはステージの前に幕がかかっているため、セットチェンジ中の模様はわからないのですが)、このサウンドチェックの音が、すごくエッジが効いていてカッコいい!否応無く、期待してしまいました。
そしてステージがはじまったのですが、最初からしていきなり「幸せカップルファック&シット」(笑)という、もう、そのまんまの過激な歌詞。その次には、これは一応知っていたのですが「バンドやめろ」という曲が続きます。その後も、村上春樹を批判(?)したり、アイドルについて歌ったり、過激な内容のパンクロックが続きました。
そんな過激な歌詞を歌う彼女たちのルックスは、意外とかわいらしいお嬢さんたち。それだけに、この過激な歌詞が話題を呼んでいるみたいなのですが、ただ、この日、歌詞以上に印象に残ったのが、バンドとしてのパフォーマンス。いや、めちゃくちゃ上手いんですけど。3人の息がピッタリあっていて、そのため、非常に迫力があります。上手いバンドだと、ギターとベースとドラムの音が、きれいに重なっているため、爆音でもあまり不快にならないんですよね。彼女たちの演奏はまさにそれ。爆音なのに、聴いていてほとんど不快になりません。また、若いバンドらしく、演奏には緊張感があり、その演奏だけでひきつけられました。
過激な歌詞が大きな話題となるバンドですが、実はロックバンドとしての実力も高いんだ、ということに気がついたステージ。いや、このバンド、めちゃくちゃおもしろいかも。今後が楽しみです。
で、次は、avengers in sci-fiからねごとまで、QUATTROに行こうかなぁ・・・と思っていたのですが、Twitterの情報では、QUATTROでは入場規制がかかっていて、なおかつ、入場待ちの列が8階のQUATTROの入り口の階段から、1階まで伸び、さらに折り返しているという、恐ろしい状況とか(^^;;さすがにあきらめて、他に誰かいいミュージシャンは、と探しているところ、一応名前だけ知っているミュージシャンがいたので、TIGHT ROPEに向かいます。
bomi@TIGHT ROPE
で、やってきたのはbomiという女性シンガーのステージ。一応、名前だけは雑誌で見たことがある、程度の認識だったのですが、その後のTIGHT ROPEのHAPPY BIRTHDAYと、R.A.D.の住所不定無職のステージを見たいなぁ、と思い、つなぎ感覚で来てみました。
ルックスは、たむらぱんと安藤裕子を足して2で割った感じのかわいらしい女の子といった感じで、アイドルっぽいかなぁ・・・と思いつつ、ライブを見てみたのですが・・・これが、期待以上に楽しいステージでした!
楽曲は、ストレートで、非常にポップなギターロック。タイプ的には、木村カエラの系統といった感じでしょうか?とてもキュートで耳なじみのいい曲なだけに、一度聴いただけで、すぐ楽しめちゃうようなポップなナンバーばかり。全く初耳の曲ばかりなのに、いつのまにか一緒にのっていました。
予想外に楽しいステージで、これはもうけモノといった感じ。この手のイベントは、こういう出会いがあるからやめられないんですよね~。HOLIDAY NAGOYAから徒歩15分以上。かなり歩いてようやくたどりついた会場なのですが、長く歩いたかいがありました!ポップでキュートで、とても楽しいステージでした。
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