またもや例の・・・
今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/
まあ、今週の1位は、既にご存知かと思いますが・・・
今週1位は、AKB48の「真夏のSounds good!」。ご存知の通り、AKB48の選抜総選挙の投票券付で、その影響もあり、初動売上は161万6千枚。昨年のおなじ投票券付シングル「Everyday、カチューシャ」の133万3千枚を大きく上回り、前作の「GIVE ME FIVE!」の128万7千枚を上回っています。ここ最近、初動130万枚前後で頭打ちになり、徐々に下降傾向に転じていましたが、このタイミングをみはからい、人気No.1の前田敦子を卒業させ、東京ドーム公演を発表するなど、この機の見計らい方はさすがです。もっとも、何度も言うように、同じ消費者に、同じ商品を複数枚買いさせる商法は、音楽云々ではなく、ビジネスとしても「無し」だと思いますが。AKB48に限らず。
2位は、ジャニーズ系のアイドルグループNYCの「ハイナ!」がランクイン。ちょっとお祭り囃子テイストの、素朴なポップスといった感じ。通常の水曜日発売ではなく、金曜日発売という時点で、はなから勝負を捨てています(笑)。ただ、初動売上は9万1千枚と、前作「ワンダフル キューピット」の4万枚から大幅アップ。販売形態は、2種類から3種類と増加していますが、それを差し引いても、売上増となっています。
3位初登場が、GLAYのニューシングル「Bible」。GLAYらしいメロディアスなポップスロックナンバー。前作「My Private "Jelousy"」は1995年の「生きてく強さ」以来のベスト5落ちになりましたが、本作はベスト3に復帰。ただし、初動売上4万9千枚は、前作の4万8千枚からほぼ横バイになっています。
5位に入ってきたのが、ベスト盤もヒット中のゆずのニューシングル「with you」。日本生命のCMソングとして流れまくっている、ゆずらしい爽やかでスケール感あるナンバー。もちろん、先日のベスト盤には収録されていませんが、初動売上3万4千枚で、前作「翔」の3万9千枚からダウンしてしまいました。
6位には、先日の着うたチャートではAKB48を下して1位を獲得した西野カナ「私たち」がランクイン。今回は、恋愛ではなく、女性同士の友情を歌ったナンバー。映画「ガール」の主題歌。初動売上2万8千枚は、前作「SAKURA,I love you?」の3万3千枚よりダウン。前々作「たとえ どんなに・・・」とほぼ同水準に戻しています。
7位は後ろから這いより隊Gの「太陽曰く燃えよカオス」が初登場。秋元康っぽいけど、微妙に違う雰囲気のミュージシャン名ですが、テレビ東京系アニメ「這いよれ!ニャル子さん」の登場キャラクターによるオープニングテーマ曲。妙にユーモラスがあって、インパクトが非常に強いあたりが、いい意味で、アニソンらしい曲になっています。
最後2曲は、いずれもK-POP勢。9位には、女性アイドルグループT-ARAの「Lovey-Dovey」、10位には、男性アイドルグループ超新星の「Stupid Love」がそれぞれランクインしています。
T-ARAは、初動1万9千枚で、前作「Roly-Poly」の4万1千枚から大幅ダウン。前作は通常盤+初回盤2種だったのが、本作では通常盤と、それにDVDが付いただけの初回盤という販売形態が大幅減の理由でしょう。ただ、それを差し引いても、大きな下がり方です。超新星も1万6千枚は、前作「君だけは離さない」の初動3万5千枚から大幅ダウン。こちらも、前作は、4種類での発売だったのが、本作は、通常盤と、それにDVDが付いた初回盤のみという販売形態の影響か?
今週のシングルチャートは以上。アルバム&着うたチャートは金曜日に!
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