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2012年5月21日 (月)

栄ミナミ音楽祭 '12 その2

昨日に引き続き、名古屋栄で行われたフリーライブイベント、栄ミナミ音楽祭'12のレポです。

Minami2

DEPAPEPE@矢場公園

この日、一番のお目当てはギターインストコンビの彼ら。以前、サマソニで一度ステージを見たのですが、爽やかなギター2本で奏でるステージがとても素晴らしく、また、見たい!とずっと思っていました。

天気がとても良かったこの日に、ビールを片手に、またマッタリしながら彼らのステージを楽しみます。この日は、まさにこんな日にふさわしい曲ということで「いい日だったね」や「START」、さらに最後には「ONE」などを披露。相変わらず2人で奏でる爽やかなギターインストがとても心地よいステージでした。

ただ・・・正直言ってしまうと、以前見た、サマソニのステージの方がよかったなぁ。幕張の海辺で、のんびりしながら見た環境もよかったのかもしれないのですが・・・2人のノリというか、MCなどもふくめたステージ上のキレが、以前の方があったような。以前見たステージは、もっとアグレッシブだったような記憶があるのですが、それと比べると、ちょっとおとなしいステージだったようにも感じました。この日ももちろんいいステージだとは思ったんですけどね・・・。

宮地佑紀生@矢場公園

で、続いては、名古屋人ならおそらく誰もが知っている地元タレント、宮地佑紀生が、なんとライブで登場(笑)。まあ、話のネタに、ちょっとライブを見てみようかなぁ、と思ったのですが・・・・・・うーん、なんか一言で言うと、場末の温泉街とか、地域の夏祭りとかで、名前も知らない演歌歌手が呼ばれて歌ったようなステージ(^^;;肝心の曲も、B級歌謡曲といった感じでいまひとつ。この人はつくづく、テレビの人なんですね。

IWAO@ナディアパーク アトリウム

そんな訳なので、早々に矢場公園を離れて、隣の、もうひとつのメインステージ、ナディアパークアトリウムのステージへ。ちょうどIWAOというウクレレ奏者のステージの最中でした。ウクレレ一本で軽快で爽やかなインストを聴かせるステージ。日本のウクレレ界の大御所、牧伸二と高木ブーが同じ年生まれという話をしたり、日本のウクレレと、ハワイのウクレレのリズムの違いを解説したり、軽快なMCを挟みながらの、なかなか楽しいステージ。しんみり聴かせるところは聴かせ、客を盛り上げるところでは盛り上げるパフォーマンスに、しばし見入ってしまいました。

その後も、いろいろなメンバーを入れ替えつつ、ナディアパーク アトリウムのステージは続いていったみたいなのですが、IWAOのウクレレでの単独ステージが終わった段階で、再び矢場公園へ。相変わらず宮地佑紀生のステージが続いていて、スガキヤのCMソングなんかを歌っていたりしたのですが・・・相変わらず場末の温泉宿みたいなステージ(^^;;

バンバンバザール@矢場公園

で、そのまま矢場公園でバンバンバザールのステージへ。この日は、メインメンバー2人に、ゲストも加えた、「バンバンバザールデラックス」でのステージだそうです。ニューオリンズの軽快なジャズを思い出すような、とても楽しくハッピーになれるようなライブ。夕方になり、ちょっと涼しくなり、日曜日の午後、ちょっと寂しい気分になりだした時間帯に、逆の意味でピッタリ来るような、とても気分が晴れやかになるライブでした。

バンバンバザールというバンド自体は、名前だけは知っていたのですが、ライブを見るのはこの日がはじめて。楽しそうなバンドだなぁ、と思っていたのですが、予想通り、とても楽しいステージでした。また、機会があればライブを見てみたいです。

鈴木聖美@矢場公園

そして、この、栄ミナミ音楽祭でオオトリを飾ったのが、鈴木聖美。実は彼女のステージも見るのはこれが2回目。以前は、2003年に行われた、エピックソニー25周年ライブイベントで見たので、9年ぶりということになります。

彼女に関しては、有名な「ロンリーチャップリン」とかを知っている程度で、正直、そんなに期待はしていなかったのですが・・・ステージを見て、驚きました。当たり前の話かもしれませんが、めちゃくちゃ歌が上手い!それも、こういっては何なのですが、ただ声量があるだけの、歌謡曲的な「上手さ」じゃなくて、感情たっぷりで、ソウルフルなボーカルなんですよね。

先日リリースしたカバーアルバムから「想い出ぽろぽろ」と「星空のふたり」、さらには、ギターを弾いていた旦那(!)とのデゥオで、「ロンリー・チャップリン」と「TAXI」と、ちゃんとヒット曲も披露。さらに最後はパワフルなボーカルで「Over The Rainbow」で締めくくってくれました。

最新アルバムでは、主に歌謡曲のカバーに挑戦したみたいなのですが、いやあ、これだけソウルフルなボーカルの持ち主なら、歌謡曲よりも、本格的なソウルミュージックをカバーしてほしいなぁ。そのパワフルで、表現力豊かなボーカルにすっかり魅了されてしまったステージでした。

そんな訳で、最後はフィナーレが行われたようなのですが、その前に会場を去りました。栄全体のいろいろなところでライブが行われており、有名無名、数多くのミュージシャンが参加したイベント。正直、玉石混合といった感じではあるのですが、そういう点も含めて、おもしろいイベントだったと思います。街を歩くだけで、ライブの演奏が聴こえてくるのって、何かいいですよね~。無料だし、来年も是非足を運びたいです。とても楽しかったです~♪

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