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2012年3月10日 (土)

「聖地」で録音された名曲の数々

Title:THE FAME STUDIOS STORY 1961-1973

アメリカはアラバマ州、マッスルショールズにあったレコーディングスタジオ「FAME」。数々の名曲を生み出して来た、サザン・ソウル好きにとっては、「聖地」のような存在、だそうです。今回紹介するアルバムは、そんなフェイム・スタジオで録音された曲をまとめた3枚組みのアルバム。数々のサザン・ソウルの名曲がおさめられています。

・・・とはいっても、私自身、ここ数年、ようやくソウル・ミュージックにはまってきたバリバリの初心者。正直言って、そんなに詳しい訳ではありません。ただ、そんな私でも当然知っているOTIS REDDINGやARETHA FRANKLIN、WILSON PICKETTのような、有名所から、名前も明らかになっていないようなシンガーの曲まで、このアルバムには、まさに彩り様々のミュージシャンたちが参加しています。

また、楽曲にしても、もちろんサザン・ソウルが中心ながらも、ファンク色の強い曲や、どちらかというと、ノーザン・ソウルっぽい曲、バリバリのブルースや、曲によっては、ブラックミュージックの色合いが薄いポップスなど、こちらも彩り様々な楽曲が並んでいます。

DISC1ももちろん聴かせる曲がたくさん入っているのですが、個人的には、DISC2以降、どんどんとはまっていきました。まずDISC2に入っているARETHA FRANKLIN「I NEVER LOVED A MAN(THE WAY I LOVE YOU)」。もう、圧巻の一言。その迫力といい表現力といい、強弱のインパクトのつけかたといい、名曲揃いのこのアルバムの中でも別格。さすが女王・・・といった感じでしょうか。ただ、女性ボーカリストといえば、「TELL MAMA」が収録されているETTA JAMESも負けていません。力強いボーカルが、強烈なインパクトを与えています。

他にもDISC2では、これでもか!というほどのあま~いボーカルを聴かせてくれるSPENCER WIGGINS「ONCE IN A WHILE(IS BETTER THAN NEVER AT ALL)」が魅力的。そのスウィートボイスに、男でもおもわず聴きほれてしまいそう。

続くDISC3も魅力的な曲がたくさん。まず、LOWELL FULSONのファンキーなブルースナンバー「LADY IN THE RAIN」に心ひかれ、続くWILSON PICKETTがソウルフルに歌い上げる「HEY JUDE」のカバーは、楽曲本来の新たな魅力を浮き上がらせている名カバー。CANDI STATION「I'M JUST A PRISONER(OF YOUR GOOD LOVIN')」では、ちょっとかすれた彼女の歌声にひきつけられます。

他にも、本当に、魅力的な名曲たくさん。フルボリュームの内容ながらも、最後まで飽きない、充実の内容になっています。ちなみに、ケースはハードカバーで、中にはカラー写真で、各楽曲の紹介が。さすがに英語版では読めないので、私は国内盤を購入すると、この英語のライナーツノートの和訳が載っています。国内盤だと、5,000円以上するので、なかなか手を出しづらいのですが・・・それでも十分お釣りのくる内容だと思います!ソウル好きには文句なしにお勧め!!

評価:★★★★★

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