貫禄の1位&まさかの2位
今週の着うたチャート
やはり強いミスチル。圧巻の2週連続1位です。
そんなわけで、先週に引き続きMr.Children「祈り~涙の軌道」が2週連続の1位を獲得。相変わらず強いですね。2位には初登場、元NEWSの山下智久の「愛、テキサス」でした。シングルチャートではAKB48渡辺麻友を僅差でかわして1位となりましたが、着うたでは2位に留まっています。また、3位には西野カナ「SAKURA,I love you?」が先週の2位からワンランクダウンながらもベスト3に留まりました。
4位以下の初登場は、まず今週のシングルチャートにも登場した2枚がランクイン。4位に安室奈美恵「Go Round」、そして7位にKARA「スピードアップ」が入ってきています。先週のシングルチャートでは、KARAが2位、安室奈美恵が4位という結果でしたが、着うたチャートでは順位が逆になっています。
そして、先行配信組では、10位にナオト・インティライミ「愛してた」が入ってきています。28日に発売したシングルの先行配信。前作「君に逢いたかった」は着うたチャートで2週連続2位を獲得していますから、ちょっと不調な出足。シングルチャートではデイリー初登場6位発信で、こちらは2作連続のベスト10入りも狙える位置につけています。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
今週のアルバムチャートは、衝撃が走りました。
今週は、浜崎あゆみのニューアルバム「Party Queen」が発売される週。当然、こちらが1位を獲得するもの・・・と思っていたのですが、蓋を開ければ、なんとデイリー初日から、Janne Da Arcのyasuのソロプロジェクト、Acid Black Cherryの「『2012』」が1位を獲得。そのまま走り続け、なんと、浜崎あゆみを下し、週間チャートで1位を獲得してしまいました。
浜崎あゆみのオリジナルアルバムとしての前作「Love songs」は初動18万枚。昨年リリースしたミニアルバム「FIVE」が12万7千枚。対するAcid Black Cherryは、前作「Q.E.D.」は7万8千枚。当然、今回も浜崎が・・・と思いきや、「『2012』」が11万7千枚とアップさせたのに対して、「Party Queen」が9万7千枚と大幅にダウン。まさかのAcid Black Cherry首位獲得となりました。
浜崎あゆみは、以前「GUILTY」でもコブクロのアルバムに負け、2位に終わっていますが、あの時は、コブクロに勢いのあった全盛期。一方、Acid Black Cherryは人気はあるとはいえ、一部の固定ファンの支持に留まる印象が。それだけに、浜崎あゆみが負けたというのは、ひとつの時代の終わりを感じさせます・・・。
続く3位には、TEAM Hの「LoungeH ザ・ファースト・インプレッション」が入ってきています。一瞬、AKBがらみの派生ユニットか?と思いきや、日本でも人気の韓国人俳優チャン・グンソクが友人のDJ BIG BROTHERと組んだユニットによるミニアルバムだとか。ただ、初動は2万9千枚。チャン・グンソクのソロシングル「Let Me Cry」の初動11万9千枚からは大きく下回りました。
4位には、男女混合ダンスユニットAAAの「Another side of #AAABEST」がランクイン。タイトル通り、昨年リリースされたベスト盤「#AAABEST」に収録されなかった曲の中から、ファン投票で選ばれた曲を収録したアナザーベスト的なアルバム。初動2万9千枚は、その「#AAABEST」の6万6千枚から大幅ダウンですが、アルバムの性質から考えれば、こんなところでしょうか。
6位にランクインしてきたのが清水翔太の4枚目となるアルバム「Naturally」。前作「COLOR」の7位から順位こそあげましたが、初動売上は3万9千枚から1万8千枚と約半減。前々作「Journey」以来、急落傾向が続いており、厳しい状況になっています。
7位には、どちらかというと着うたチャートでおなじみの、沖縄出身の女性シンガーBENIによるカバーアルバム「COVERS:」が入ってきています。JUJUのカバーアルバムがヒットを飛ばしたので、そこにあやかりたいといった感じなのでしょうか?初動売上1万7千枚は、直近のアルバム「Fortune」の1万2千枚を上回りましたので、思惑通りといった感じでしょうか。ただ「ロビンソン」や「もう恋なんてしない」とか、26歳の彼女の選曲に、ちょっと思えない感じもするのですが・・・。
続く8位に入ってきたのがSCL Project(natsuP)feat.VanaN'Ice(神威がくぽ・KAITO・鏡音レン)名義のアルバム「LAST COLOR」。こちらは、動画サイトなどへの投稿で人気を得たnatsuPが、男性ボイスのボーカロイドを使い、架空のビジュアル系バンドを結成したという設定でリリースしたアルバムだそうです。
最後9位は、人気アニメ「マクロスF」の登場キャラクター、シェリル・ノームの歌を担当し、一躍ブレイクした女性シンガーMay'nの「HEAT」がランクイン。これで3作連続ベスト10入り。シンガーとしても一定の人気を確保してきましたが、初動売上は、前作「If you...」の1万8千枚から1万2千枚にダウンしてしまいました。
今週の着うた&アルバムチャートは以上!チャート評は、また来週の水曜日に~。
| 固定リンク
「ヒットチャート2012年」カテゴリの記事
- 今年最後のヒットチャート(2012.12.26)
- 男性グループが目立つチャート(2012.12.19)
- アニメとEXILEが目立つチャート(2012.12.12)
- 上位はドラマ主題歌&やはり強いミスチル(2012.12.05)
- たまには「大人」のヒット曲 その2(2012.11.29)
コメント