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2012年3月26日 (月)

デビュー当初から一貫したスタンス

Title:BEST HIT AKG
Musician:ASIAN KUNG-FU GENERATION

かなりベタなタイトルも、ある種彼ららしい、アジカンことASIAN KUNG-FU GENARATIONの初のベスト盤。

アジカンといえば、言わずと知れた、日本を代表するパワーポップバンド。へヴィーでノイジーな、オルタナ系のギターサウンドに、ポップなメロディーラインというスタンスは、デビュー当初から現在に至るまで、基本的に一貫しています。

今回のアルバムは、デビューアルバム「崩壊アンプリファー」に収録されていた「遥か彼方」から、最新シングル「マーチングバンド」まで、シングル曲を中心に、発売順に収録されています。ただ、彼らのスタンスは、デビュー当初から決まっており、非常に安定感があります。また、デビュー時からそのスタイルを確立されており、デビュー当初、いきなり高い人気を評判を集めたのですが、その理由もあらためて納得できる内容でした。

ただ、とはいっても、あらためて聴くと、やはりデビュー直後の方が、勢いがあったなぁ、とあらためて感じてしまったのが今回のベスト盤。初のフルアルバム「君繋ファイブエム」の冒頭を聴いた時、思わず「ゾクゾク」と震えが来たのを今でも覚えているのですが、そのアルバムにも収録されている「アンダースタンド」「君という花」は、今聴いても、ゾクゾクっとくるような勢いが感じられます。

そこらへんの楽曲のダイナミックさは、残念ながら、ここ最近の楽曲では感じられません。悪い意味でも、安定してしまった感も否めないのですが・・・。とはいうものの、「新世紀のラヴソング」の歌詞は、非常に印象的で、名作だと思いますし、最近の曲は、シングルでもミディアムテンポで聴かせる曲も増え、単純に勢いだけではなく、バンドとして成長した彼らも感じることが出来ます。

野球に例えるならば、デビュー当初は若さにまかせてストレートとスピードだけで勝負していたものの、ここ最近は、スピードは出なくなってきたものの、徐々に技巧派に転換してきたような・・・そんな印象も受けたベスト盤。そういう意味では、これからの活躍も楽しみになってくる1枚でした。

評価:★★★★★

ASIAN KUNG-FU GENERATION 過去の作品
ワールドワールドワールド
未だ見ぬ明日に
サーフ ブンガク カマクラ
マジックディスク

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