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2012年2月11日 (土)

アルハンブラの思い出

KAN BAND LIVE TOUR 2012 ある意味・逆に・ある反面

会場:Zepp Nagoya 日時:2012年2月4日(土) 18:00~

Kan_live

KANちゃんのライブに行って来ました!前回行ったのが、2009年だったので、3年ぶり4回目のワンマンライブ。いつも、心の底から笑えて、楽しめるライブを見せてくれるだけに、この日も、非常に楽しみにして、会場に足をはこびました。結果は、想像通り、とても楽しいライブでした!!

(で、一応、以下、ネタばれありまくりということで)

ライブがスタートすると、メンバーそれぞれが1人ずつ、ステージ中央に設置されたピアノの上で、ポーズを取りながらの登場。その格好が・・・なんというか、80年代のハードロックと、グラムロックを足して2で割った感じの格好(笑)。そして、そのままライブがスタートします。

1曲目は「NO-NO-YESMAN」からスタート。序盤は、「こっぱ短い恋」や「死ぬまで君を離さない」など、懐かしいナンバーが並びつつも、全くMCが入らず、どんどん曲が進んでいきます。どうも、コンセプトは、「ロックバンドのライブ」みたいで、途中、中野さんのギターソロでは、わざわざピアノの上にのぼって、下からスタッフが扇風機で風をあてて、いかにもなパフォーマンスをしたり・・・。

その後は、個人的に聴きたかった「REGRETS」や、さらにご存知「愛は勝つ」は、最初、静かに弾き語りからスタートし、途中からバンド演奏に入るという、ダイナミックなアレンジで。懐かしい曲も入りつつ、わずか9曲、何もMCもなしに、メンバーが去り、本編が終わります(笑)。

・・・・・・で、アンコールはまばらなまま、再びメンバーがステージに。メンバー紹介になったのですが、最初は、またいかにもロックバンド然として、下の名前をニックネーム風にして紹介・・・していったのですが、さすがに中野さんまで続いたところで「もう、このコンセプト、飽きたからいいでしょ」と突っ込みが入り、終了。で、その後は、いつも通り(まあ、ここまでもある意味いつも通り)にライブが続いて行きました。

で、ここのMCでは、いままで披露した各曲の紹介。この日のライブは、2010年に、彼の過去のアルバムが、リマスターされ再発売されたのを記念して、各アルバムから、最低1曲は選曲しているとか。ただ、はじめて来た人にも、楽しめるように、あまりにマニアックにならないように、選曲に気を使ったそうで、それだけに、この日は、懐かしい曲からおなじみの曲、あまりライブで聴かない珍しい曲まで、様々なバリエーションが楽しめた曲になっていました。

で、次に披露したのは、「アルハンブラの思い出」。もともと、ギター独奏の曲なのですが、この日はわざわざメンバー5名で弾く、というコンセプト。おそらく、曲名は知らなくても、曲自体はよく知られているのではないかと。↓この曲です。

同一の音を小刻みに演奏する、いわゆるギターのトレモロ奏法で有名な曲。ただ、演奏自体は至って普通の演奏で、「いい曲だなぁ~」で聴きいるだけで、この段階では終わり。でも、これが後ほどの伏線に・・・・・・(^^;;

その後はギターの話に。彼のアコギは、マーチン製らしいのですが・・・

「マーチンって書いてあるのですが、その後、『CO』って続いているのに、なぜか誰も省略して読まないんですよ。だから、私は省略しないで、ちゃんと読むようにしているんです、マーチンコって」(ちなみにMartin&Coですね、書かれているのは(^^;;)
「このギター、スタレビの根本要さんからもらったギターなのですが、要さんはあげたわけじゃないと言っているんですが。だから、みなさん、ブログやツイッターに、『要さんにもらった』と書いておいてください。たくさんの人が書けば、要さんも、恥ずかしくて貸しただけと言えなくなるはず。『要さんにもらったマーチンコ見たよ』略して『要さんのチンコみたよ』って、書いておいてください」

・・・・・・だそうです(笑)。

その後は、「小羊」や、これもおなじみ「まゆみ」などと続きます。そして、「男子&女子」こと観客席とのコール&レスポンズ。この日は、ファミリーという掛け声で、家族連れにも手をあげさせていました。で、さらには、なぜか「瀬戸から来た人!」という呼びかけには、岡山から来た人が手をあげていました(KANちゃんは、ちょっと混乱していたけど、要するに、瀬戸内海ってことですよね)。ちなみに、なぜか瀬戸をあげたのは、以前、瀬戸でライブをやった時に、すごくかわいい子がいたかららしいです(笑)。

その後は「よければ一緒に」や、ここで最新曲「Listen To The Music」。さらに個人的にうれしかったのは、かなり懐かしい「丸いお尻が許せない」!軽快でユーモラスなナンバーで会場は盛り上がります。ここらから一気に「Sunshine of my heart」、そして「Oxanne~愛しのオクサーヌ~」で最高潮に達します。そしてラストはしんみり「紅のうた」で聴かせて締めくくり。今度こそ、本当に本編終了です。

もちろん盛大なアンコールと共にメンバーが再登場・・・で、メンバー5人のバイオリンによる五重奏で、The Beatlesの「Eleanor Rigby」。グタグタの演奏の、いわばネタですね。かなりひょろひょろとした演奏で、会場に笑いがおきました。

で、この演奏だけでメンバーは再び去り、再度アンコールへ。再度登場すると、「適齢期 LOVE STORY」へ。80年代のバンドサウンド全開のナンバーに、一気に盛り上がります。そして、待ってました!おなじみこの日のライブのダイジェスト!!この日のライブで演奏した曲を、ワンフレーズだけつないで再度演奏する企画。毎度、演っていない曲などを挟んだり、曲同士をおかしくつなぎあわせて、笑える企画なのですが、まず爆笑が起きたのが、途中、「アルハンブラの思い出」のトレモロ奏法を、

「レロレロレロレロレロレロ・・・・・・・・」

とヨッパライのようにフラフラしながら、口で再現したところ。あの演奏は、この前振りだったのか!さらには、途中、AKB48の「会いたかった」がなぜかはさまり、「丸いお尻が許せない」とごっちゃになって「会いたかった~会いたかった~会いかった~Yes!お尻~~」となり、最後は、平井堅の物まねで、「おしり~」(「瞳をとじて」の「それだけでいい」の最後の歌い方みたいな感じで)と締めくくり、また大爆笑となりました。

そして、最後は、バンドメンバーが全員、舞台から去り、KAN一人だけがステージ上に残り、ピアノ1本で弾き語り「今度君に会ったら」。毎回、聴かせる演奏で、爆笑続きだったライブを、ピシッと締めくくってくれるのですが、この日も、最後は直前までの空気と一変。実力派のミュージシャンとしての本領を発揮した、素晴らしい弾き語りを披露してくれました。

全編、3時間。相変わらずネタ満載のコントのようなステージで、とても楽しかったです!選曲も、KANちゃんの意図したとおり、マニアックなナンバーからおなじみのナンバーまでバランスよく、また、懐かしい曲を何曲も聴けて、とてもうれしい選曲でした。ネタは、ある意味、「お決まり」感はあるのですが、安定感があって、安心して楽しめる感じ。3時間という長丁場でしたが、その長さを全く感じさせない最高のエンターテイメントショーでした。

で、客出しアナウンスで流れる最後のツアータイトルは、「ある意味・逆に・レロレロレロレロレロレロ・・・・」って、「アルハンブラの思い出」が、このネタの前振りだったんですね、納得。

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