« 中2病的なバンド | トップページ | 2011年ベストアルバム(洋楽編) »

2012年2月 1日 (水)

アイドル系がまた席巻

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

先週は、久々にロックバンドが1位を獲得したシングルチャートですが、今週は、再びベスト3にアイドル系が並びました。

1位は、またAKB48がらみ。AKB48の姉妹ユニットSKE48「片思いFinally」がランクイン。初動49万5千枚は、前作「オキドキ」の38万2千枚から大幅にアップ。90年代J-POPを思い出すような、ちょっと古い雰囲気の打ち込みの、王道アイドルソングになっています。

2位には、こちらは韓流アイドル。アイドルグループSS501のメンバーキム・ヒョンジュンのソロデビューシングル「KISS KISS」がランクイン。爽やかなR&B風のポップナンバーは、こちらは今時のアイドルソングといった感じ。SS501は現在活動休止中なのですが、シングルとして最新作「LUCKY DAYS」は初動2万枚なので、本作の初動10万枚は、そこから大幅にアップした結果になっています。

3位は、なんだかんだいっても、まだまだこの位置に入ってくるのはモーニング娘。「ピョコピョコ ウルトラ」。タイトル通りの打ち込みのリズムが軽快なエレポップナンバー。初動売上3万1千枚は、前作「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」の4万9千枚より大幅ダウン。前々作「Only You」の3万3千枚からもダウンという、厳しい結果になっています。

アイドル系は、他にも7位に、韓国の女性アイドルグループAFTERSCHOOL「Rambling girls」がランクイン。今風のエレクトロダンスチューン。前作「Diva」は最高位12位で終わったので、2作ぶりのベスト10ヒットですが、初動売上1万2千枚は、前作の1万7千枚よりダウンです。

アイドルグループはもう1組。9位に、9nine「少女トラベラー」がランクインしています。名前と順位は偶然の一致ですね。こちらも川島海荷などが参加しているアイドルグループ。これが初のベスト10ヒットだそうです。初動売上1万枚は、前作「チクタク☆2NITE」の8千枚よりアップ。日テレ系アニメ「べるぜバブ」エンディングテーマ。タイアップ効果はそこそこといった感じか?

その他には・・・5位にDAIGO率いるBREAKERZ「Miss Mystery」が入ってきています。タイトルそのままなのですが、日テレ系アニメ「名探偵コナン」主題歌。初動売上1万6千枚は、前作「LAST † PRAY」の1万5千枚から若干アップ。おなじく「コナン」タイアップだった前々作「月夜の悪戯の魔法」の初動1万9千枚よりも、売上を落とす結果になってしまいました。

6位にはアニメ系。アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」の挿入歌で、登場キャラクターによるユニットツヴァイウィング「戦姫絶唱シンフォギア キャラクターソングシリーズ1(逆光のフリューゲル)」がランクイン。水樹奈々と高山みなみという、なかなか豪華なユニットなのですが、初動は1万3千枚。ちなみに、水樹奈々の前作「Synchrogazer」は初動5万1千枚なので、それに比べると、ちょっと苦戦といった感じ?

8位は、男性R&Bシンガー松下優也「キミへのラブソング~10年先も~」が入ってきました。タイトルだけで、内容の想像できちゃうラブバラード。初動売上1万枚は、前作「SUPER DRIVE」の8千枚よりアップで、2作ぶりのベスト10返り咲きとなっています。

そして最後、10位には竹内まりや「いのちの歌」がランクインです。NHK BSドラマ「開拓者たち」主題歌。2009年に茉奈 佳奈が歌い、この時は最高位18位だったのですが、竹内まりやバージョンは見事ベスト10入り。ちなみに作詞のMiyabiは彼女のことだそうで、作曲は山下達郎・・・ではなく、村松崇継が手がけています。

初動売上9千枚は、前作「ウイスキーが、お好きでしょ」の5千枚よりアップ。2008年にリリースした「幸せのものさし」以来、3作ぶりのベスト10ヒットになっています。伸びやかなボーカルで、しっかりと歌詞とメロディーを聴かせる大人のポップス。最近の曲はどうこうというのならば、まずは、こういう曲をきちんと聴かれるべきだと思います。

そんな訳で、今週のシングルチャートは以上。着うた&アルバムチャートは金曜日に~。

|

« 中2病的なバンド | トップページ | 2011年ベストアルバム(洋楽編) »

ヒットチャート2012年」カテゴリの記事

コメント

>最近の曲はどうこうというのならば、まずは、こういう曲をきちんと聴かれるべきだと思います。
 わかりますわぁ。AKB・ジャニーズばっかりなのも勘弁だけど、大した音楽的バックボーン(つまり、いろいろな音楽に触れてもいない)もないくせに「AKB・ジャニはとても聴けない」とかいう奴ら。「じゃあ、君らが認める音楽っていったい誰だい?」って聞いてみたい。
 でも、10年前の僕だったら、その彼らとおんなじようなことを書いてたんだろうなあと思うと、ちょっと痛い。

投稿: げどー | 2012年2月 2日 (木) 23時08分

>げどーさん
そうなんですよ。簡単に「最近の曲はつまらん」という人が多くて、確かに、ヒット曲につまんない曲が多いのは確かですが、でも、いろいろなタイプの曲が、きちんとリリースされているんですよね。AKBやジャニ系を批判するのも否定はしないけど、日本の曲はそれだけではない、ということを知ってほしいです!

投稿: ゆういち | 2012年2月 6日 (月) 01時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アイドル系がまた席巻:

« 中2病的なバンド | トップページ | 2011年ベストアルバム(洋楽編) »