2011年ベストアルバム(洋楽編)
恒例の私的年間ベスト2011年。まずは洋楽のベスト5から。
5位 TAKE CARE/DRAKE
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前作「Thank Me Later」も傑作でしたが、続く最新アルバムも、前作に負けずと劣らない傑作に仕上がっていました。特に特徴的なのは、そのサウンド。丸みのある暖かさもあるエレクトロサウンドは、昨年急逝した、レイハラカミの世界にも通じるような、歌心のあるトラック。普段のHIP HOPを聴かない方でも楽しめるような、そんなアルバムだったと思います。
4位 GOBLIN/TYLER,THE CREATOR
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今年初来日も果たし、大きな話題となったHIP HOP集団OFWGKTAのリーダーによるアルバム。奇抜なPVも話題となりましたが、内向きで、暗い、若者の日常を淡々と綴った歌詞も強い印象に。特に前半は、そのエッジの効いたトラックとあわせて、思わずゾクゾクとしてしまった傑作でした。ある意味、アメリカの今を象徴している・・・・・・のかなぁ??
3位 Bon Iver/Bon Iver
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2011年のグラミー賞にもノミネート。年末の各種雑誌の「ベストアルバム」にも軒並みランクインしているだけに、いまさら感もあるかもしれませんが・・・。間違いなく、2011年において、万人が納得する傑作アルバム。清涼感があるポップなアルバムでありながらも、凝ったサウンドが、何度聴いても飽きさせない奥深さも感じさせます。
2位 JAMES BLAKE/JAMES BLAKE
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こちらも、ベタな選択ですいません(^^;;でも、やはり2011年を代表する傑作なのは間違いありません。ダブステップのサウンドを用いながら、なにより魅力的なのは、しんみりと聴かせるメロディーライン。哀愁ある悲しげなメロディーは、日本人の琴線にも触れそう。シンプルがゆえに奥行きを感じるサウンドとあわせて、聴きほれてしまう1枚でした。
そして、2011年洋楽1位は・・・
1位 JONNY/JONNY
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上半期で1位だったアルバムが、年間ベストでも1位となりました。TEENAGE FANCLUBのフロントマン、ノーマン・ブレイクと、Gorky's Zygotic Mynciのフロントマン、ユーロス・チャイルズのユニット。その魅力は、美メロの一言。絶妙に展開される先の読めないメロディーラインは、何度聴いても飽きません。特に目新しさはないのかもしれないですが、シンプルだからゆえに、今年、最も愛聴したアルバムでした。
以上です。
他によかったのは・・・
TASSILI/TINARIWEN
THE WHOLE LOVE/WILCO
NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS/NOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS
あたりでしょうか?結果として、全体的にベタな結果ですいません(^^;;ベスト3に関しては上半期と同じになってしまいました。ただ、5枚選ぶのが大変だった昨年に比べると、今年は、5枚に絞るのが大変で、比較的、傑作は多かった1年ではなかったでしょうか?
ただ、最近、特にイギリスで、ギターロックバンドが奮わないということが話題になっていますが、確かに、2011年1年間聴いた感じでは、聴いていて「ゾクゾク」っと来るようなミュージシャンって、大抵HIP HOPだったり、クラブ系にカテゴライズされそうなミュージシャンだったりして、ギターロックバンドで、それだけの衝撃を感じるミュージシャンにほとんど出会わなくなっちゃいましたね・・・。2011年も、VIVA BROTHERやThe Vaccinesなど、粋のいい新人バンドはいたのですが、やはりベスト5に入ったようなミュージシャンたちと比べると、と思ってしまいます。そんな中でもJONNYみたいなギターポップバンドにはまってしまったわけですが。
あらためてベスト5をまとめると
1位 JONNY/JONNY
2位 James Blake/James Blake
3位 Bon Iver/Bon Iver
4位 GOBLIN/TYLER,THE CREATOR
5位 TAKE CARE/DRAKE
でした。土曜日から、続いては邦楽編で。
ちなみに過去の洋楽ベストアルバムは・・・
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