ぶっといソウルサウンドが心地よい
Title:GOT TO GET BACK!
Musician:THE BO-KEYS
正月2日、新年一発目のアルバムレビューはTHE BO-KEYSです!・・・・・・といっても、彼らが一発目なのは、特に意味はありません(^^;;
スタックス・レコーズというレコードレーベルがあります。アメリカはメンフィス本拠にしているレーベルで、特に60年代から70年代にかけて、数々のソウルミュージシャンたちを世に送り出した、サザン・ソウルの代表的なレコードレーベルです。
そのスタックス・レコーズのミュージシャンたちのバック・バンドをつとめたのがバーケイズ。その残党が、21世紀にふたたび立ち上げたバンドが、彼ら、THE BO-KEYSだそうです。
最近は、例えば昨年、R.Kellyが発売した「Love Letter」もそうでしたし、今年、CDが大ヒットしたADELEといい、昔ながらもソウルミュージックの影響を感じさせるような楽曲が多くリリースされています。ソウルミュージックに関しては、リバイバル的な方向性を感じさせます。
ただ、彼らに関しては、リバイバルではなく、ある意味、本家本元。図太いホーンの音色も心地よい「Hi Roller」や、「ガッタガッタ」のボーカルが、ある意味壺をつく「Got To Get Back(To My Baby)」などの序盤から、期待通りの王道路線。
もっとも、王道路線といっても、一方では、ブルージーなギターを聴かせる「I'm Going Home」をはじめ、全体的にロックやファンクの要素も強く、いい意味で、ロックリスナーにとっても聴きやすい作品になっていたと思います。
ただ、聴きやすく、素直に楽しめる一方で、意外性みたいなものにちょっと欠けたような気もします。ある意味、ストレートすぎる感じで・・・。とはいえ、そのファンキーなサウンドを素直に楽しめるアルバムだったと思います。聴いていて、とにかく心地よい1枚でした。
評価:★★★★
ほかに聴いたアルバム
GREATEST HITS-THE ULTIMATE COLLECTION/BON JOVI
BON JOVIの2枚組ベストアルバム。「Livin' On A Prayer」からして、アルバムを聴いていて、思わず声を張り上げて歌ってしまうそうな、ポピュラリティーに関しては、文字通り、即効性抜群。ただ、さすがに、ベタベタに盛り上げる楽曲の連続は、途中からだれてくるのですが・・・。
評価:★★★★
BON JOVI 過去の作品
Lost Highway
THE CIRCLE
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