年末恒例!
ソウルフラワーユニオン 年末ソウルフラワー祭 2011
会場:名古屋CLUB QUATTRO 日時:2011年12月11日(日)19:00~
昨年に引き続き、今年も行って来ました!ソウルフラワーユニオンの、年末ソウルフラワー祭。昨年は、ちょっと客の入りが寂しい感じだったクワトロでしたが、今回は、名古屋でのライブが久しぶりということもあってか、7割程度の客の入り。ほどよいスペースで、ライブを楽しむことが出来ました。
まず、会場で目立ったのが、左の大きな旗。「THE NUCLEAR ERA IS OVER IF YOU WANT IT」と書かれていました。例の東日本大震災と、それに伴う福島第一原発の事故以来、彼らが主張し続ける反原発。この日、先行販売されたミニアルバム「キセキの渚」を購入するとついてくるステッカーにも「原発廃炉でエエジャナイカ」と書かれていました。
19時を5分ほど過ぎたところで、ライブがスタート。どしょっぱなから、「うたは自由をめざす!」ではじまり、会場のテンションが一気にあがります。その後、「月光ファンファーレ」「死ぬまで生きろ!」、この日、先行販売していたミニアルバム「キセキの渚」から、タイトル曲「キセキの渚」、さらには「エエジャナイカ」と一気にたたみかけるように続きます。序盤から定番曲の連続で、私のボルテージも一気に最高潮に。まだ、ライブがはじまったばかりなのに、これだけ盛り上がって大丈夫なの?なんて余計な心配をしながら、一気にライブがすすんでいきます。
その後も、どんどんテンションの高いまま、ライブは続いて行きます。この日の中川敬は、鼻かぜ気味で、ティッシュで鼻をかみながらのライブ(笑)(・・・というか、去年もそうじゃなかったっけ??)だったのですが、いつも以上にライブは盛り上がってたように感じます。中盤、三線を取り出して、おなじみ「満月の夕べ」を聴かせてくれましたが、この日は、比較的しんみりと聴かせる曲は少なめ。終始、みんなで踊りまくるステージでした。
中盤は、これもおなじみ「風の市」や、こちらも最新アルバムから「おいらの船は300トン」などを挟みつつ、この日の目玉は、ニューエストモデル時代の曲!・・・とはいえ、私自身、ソウルフラワー時代からのファンなので、詳しくは知らないのですが(^^;;それも、数曲披露してくれ、昔からのオールドファンにとっては、感涙ものだったのではないでしょうか。
また、この日、比較的目だったのが、ジャムセッションと、インストのナンバー。最新アルバムでも、インストの曲が何曲か収録されているのですが、まだアルバムを聴いていないので、どんな曲かわらかなかったのですが、その曲だったのでしょうか?しんみりした曲が少なかった代わりに、インストの曲が一種のクールダウン代わりになっていたような気がします。
そして印象に残ったMCが、今年解任された、中日の落合監督ネタ(笑)。Twitterでも、隠れ落合ファンを公言していた中川ですが、「これは、言おうかどうか迷ったんだけど・・・中京地区の人は、落合解任でいいの??」「落合の野球はつまんないというけど、野球をちゃんと見ている人にとって、あれほどおもしろい野球はない」「モリミチ・・・うーん、どうなん?」みたいな感じで、おもわず「その通り!」と声をかけたくなるようなMCでした(笑)。
また、東日本大震災での被災者支援ライブの話も、多くMCで語られました。ニューエストモデル時代のファンとあった話や、「キセキの渚」のもとになった、瓦礫の中からみつかったターンテーブルをめぐる出会いの話、そして現地の力強い人たちの話などなど、ユーモアを交えながらのMCでした。
中盤では、他に、地元岐阜の民謡である「郡上節」などを披露したあと、一気に後半へ。「ダンスは機会均等」「ホライズン・マーチ」「ラヴィエベル~人生は素晴らしい!」と、次々と飛び出るライブのキラーチューンの連続!!さらに「秋田音頭」でテンションがさらにアップしたあと、本編ラストは「海行かば 山行かば 踊るかばね」で、これほど盛り上がるのか、というほど、会場の空気の一体感の中、本編は終了しました。
もちろん、熱いアンコールの後、再度、メンバーが登場。アンコール1曲目は、再びニューエスト時代の曲へ。さらに「ソーラン節」へと続き、テンションが高い状態が続いて行きます。最後は「神頼みより安上がり」と、キラーチューンの連続で、ライブは終了しました。
もう、相変わらずの熱いライブで、最高!!の一言!でも、途中のMCでも触れていたのですが、とにかく長い・・・(^^;;全編あわせて、約3時間。みっちりのライブでした。
ただ、その3時間の長さを感じさせないライブ。特に、この日のライブは、上にも書いたとおり、踊らせる曲の連続で、終始、最高潮の空気が、会場を渦巻いていて、息を抜くひまもないほど(笑)。3時間もの間、このテンションを持たせることの出来る彼らのライブミュージシャンとしての実力を再認識しました。
ちなみに、会場に掲げた旗やらステッカーやらで、反原発を訴えている彼らですが、ライブの最中は、そんなアジテーションはほとんどありません。「エエジャナイカ」の曲の中で、「原発廃炉でええじゃないか」と曲に歌いこんだくらい。主張は主張で歌の中で訴えるものの、ライブはあくまでもみんなで楽しむ場・・・それが彼らのスタンスなのでしょうか?そういう意味でも、難しいこと抜きに、3時間、最高のライブ環境で楽しめた夜でした。
ソウルフラワーユニオンのライブ、何度行っても思うのですが、本当に最高ですよ~。是非一度、この熱い夜を体験してみてください!!!
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