« キリンジの意外な側面 | トップページ | 日常と非日常の間 »

2011年12月21日 (水)

去年よりはましか?

オリコンの年間チャートが発表されました。

とりあえずはシングルチャート。

上位5曲すべてAKB48ということで話題になりましたが、AKB48と嵐しかいなかった昨年のチャートに比べると、まだ8位に「マル・マル・モリ・モリ!」とヒット曲らしいヒット曲が並んでいるあたり、去年よりましでは。ただ、AKB48は2年連続年間5枚のリリースペースで、ちょっと異常な感じ。「今のうちに稼いでおかないと」という関係者の本音が、このリリースペースには見え隠れ・・・。

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

さて、今週のシングルチャート。初登場は6曲のみとちょっと少なめ・・・と思ってしまうのが恐ろしいのですが・・・。

1位は、これが2作目となるジャニーズ系のアイドルユニットKis-My-Ft2「We never give up!」。トランシーでダンサナブルなナンバー。初動売上24万5千枚は、デビュー作であった前作「Everybody Go」の31万6千枚からダウン。まあ、本格的な人気を確保するのか否かはこれからでしょう。

2位はロックバンドUVERworld「BABY BORN&GO」がランクイン。ラップを取り入れた、意外と(?)本格的なロックナンバー。サビの部分で一気にポップなメロディーに抜ける感じが、売れる要素でしょうか。初動売上5万3千枚は、前作「CORE PRIDE」の6万1千枚からダウン。前作は、アニメタイアップの効果もあり、初動売上が伸びたので、今回は元に戻った感じでしょうか?

3位はAKB48「上からマリコ」が2ランクダウンでベスト3をキープ。

4位以下初登場は・・・まず5位に、韓流の男性アイドルグループU-KISS「Tick Tack」がランクイン。ちょっとジャニーズ系を思いださせるようなJ-POP風のダンスチューン。初動売上は2万7千枚。シングルではこれが日本盤で初ですが、アルバムはリリース済みで、直近のアルバム「Bran New KISS」は、初動1万3千枚だったので、こちらからはアップしています。

6位は、最近、テレビに引っ張りだこの女優武井咲の、シンガーとしてのデビューシングル「恋スルキモチ」が初登場でランクイン。作詞作曲はGLAYのTAKUROで、楽曲的には、典型的な90年代J-POPといった感じで、歌詞の内容はともかく、曲的には、そのままGLAYで歌っても違和感ない感じ。サビの部分のボーカルの伸びのなさからすると、歌わない方が無難なような・・・多分、2、3作シングルを出して、女優に専念するんでしょうね・・・。

7位には、EXILEの弟分の男性ユニットDEEP「True Love」がランクイン。楽曲は、これからの季節に向けたウィンターバラード。EXILEとそう大差はない感じ・・・。初動売上1万2千枚は、前作「君じゃない誰かなんて~Tejina~」の1万6千枚からダウン。

最後、8位には、ヒロト&マーシー率いるパンクバンド、ザ・クロマニヨンズ「雷雨決行」がランクイン。タイトルも彼ららしいのですが、楽曲は、いい意味でいつも通りのパンクチューン。初動売上1万1千枚は、前作「ナンバーワン野郎!」の1万3千枚からダウン。前作はCMタイアップの影響で売上を伸ばしたので、本来の彼らの人気は、おそらくこの位といった感じでしょう。

今週のシングルチャートは以上。アルバム&着うたチャートは、また金曜日に~。

|

« キリンジの意外な側面 | トップページ | 日常と非日常の間 »

ヒットチャート2011年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 去年よりはましか?:

« キリンジの意外な側面 | トップページ | 日常と非日常の間 »